2021年のトルコにおける販売トップ自動車ブランド、2021年のEUへの自動車輸出、平和裏の政権譲渡実現のためのエルドーアン大統領への恩赦に関する議論(続)とカザフスタンにおける民衆蜂起との関係
今日(6日)も、経済面では自動車産業に関する記事が2つ出ていました。1つは2021年の販売トップブランドで、もう1つは自動車産業の2021年の輸出先に関する記事です。今日はこれらの記事を紹介します。 今日の「(AAでは)記事ならない情報」としては、昨日紹介しました「エルドーアン大統領に対する恩赦と引き換えに、平和裏に政権交代を実現させる案」に関する議論が続いていました。昨日も少し言及しましたが、「カザフスタンにおける民衆蜂起」の影響についても議論されています。カザフスタン指導部は結局「ロシアの力を借りて民衆を弾圧すること」を選択しましたが、トルコは、シリアではほんの一部の民衆蜂起を早速支持してバッシャール・アダド政権と対峙することをすぐに選択しましたが、カザフスタンでは大規模な抗議を民衆ではなく、指導部とロシアを支持しています。そして、これは最初のことではなく、ベラルーシでは20%しか支持のなかったルカシェンコ大統領が、選挙妨害の結果で勝ち取った大統領選挙の勝利を祝福した唯一の(自称)民主主義国となったとの分析が紹介されていました。今回のシナリオ?を書いた人がアメリカを始め、少なくとも欧米では影響力のある人であるため、トルコでもいろいろと議論されています。昨日紹介した、いつもの解説者も、昨日、管理者が紹介した「許す側でも、『誰をどの範囲で許すか』などについて意見が割れることが当然想定されるため、許される側にとっても許す側にとっても、まさに『パンドラの箱を開ける』結果になることは目に見えています。(中略)『(エルドーアン大統領とその家族の)安全保証問題』で、選挙を行う前や、政権交代を行う前に、『完全な合意』ができることはまずない」という意見に近いことを言っていました。特に論文における「トルコ軍を“保証者”とする」という提案に関しては、(今のアカル国家防衛大臣が参謀総長であったときに形成された)今の指導部の下ではこの案は機能するかもしれないが、新政権後に(アカル元参謀総長を中心とする)AKP政権の下で苦しめられた(旧アタテュルク主義者などの)派閥が主要な職に復帰した場合は、態度を変える可能性は十分ある(( )内は、管理者の追加説明)とのことでした。この点は管理者も賛成で、先日、「エルドーアン大統領がカリフ制の復活(カリフ就任)を宣言する」という可能性を指摘していた解説者は、以前、「アカル国家防衛大臣が現時点でもトルコ軍を完全に掌握できているわけではなく、強力な反対勢力がトルコ軍内部に存在している」という指摘をしていました。トルコ軍内には、アカル国家防衛大臣を中心とするFETO、AKPに近いグループと、主張がよくわかりませんが、ユーラシア・グループという反エルドーアンかつ反アメリカ?のグループと、親アメリカのグループの、最低でも3つのグループが存在しているとのことでした。いずれにしても、「トルコ軍を“保証者”とする」という提案は、トルコの現実からは実現が困難という見方が存在しています。最後に管理者の意見を加えれば、「アメリカでこのような論文が発表になった」ということの意味を十分考える必要があります。アルメニア問題でトルコに対する制裁の可能性が高まっているために、トルコは慌ててアルメニアとの関係正常化にかじを切ったことが明らかになっていますが、この論文の発表にも「アメリカの思惑」が反映されていると考える必要がありそうです。 なお、今日は詳しく紹介できませんが、“トルコの経団連”であるTUSIAD(トルコ産業家企業家協会)の会長が、「トルコは国際的に認められた経済政策に復帰することが必要。もしも現在の政策が正しいのであれば、なぜインフレ率の高騰が続いているのか。」とエルドーアン大統領を真正面から批判したというニュースもありました。最後にトルコ中央銀行(TCMB)の外貨残高に関して紹介します。先週は「記事の紹介がなかった」と紹介しましたが、AAの記事が出ていた昔の記事と合わせた、純外貨準備(金(Gold)準備を除く準備高)は次のとおりです。AAの記事では12月17日がいくらだったかは出ていません(中銀の統計は当然存在しています)が、10日から24日の間に約116億ドル減少したことは明らかです。12月3日 850億800万ドル12月10日 841億5,300万ドル12月24日 725億5,500万ドル12月31日 725億6,400万ドル 励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村 Eyup Sabri Tuncer ナチュラルオリーブオイル ハンド&ボディクリーム 250ml トルコ産 エユプサブリトゥンジェル価格:1100円(税込、送料別) (2020/10/11時点) アルコール70% Eyup Sabri Tuncer クラシックレモンコロンヤ 200ml オーデコロン トルコ製 トルコ産 エユプサブリトゥンジェル価格:1210円(税込、送料別) (2020/10/11時点)MB イスタンブール500ml(甘いもの天国トルコの伝統的なお菓子「ロクム」をイメージしたバニラとオレンジの香ばしい甘さが溶け合った香り)(ランプベルジェ)価格:2233円(税込、送料別) (2020/10/11時点) 1月6日(最初の患者確認から667日目)付けの新型コロナウイルス(KOVID-19)の感染状況を紹介します。今日の検査件数: 41万8,823件今日の感染者数: 6万8,413人今日の死者数: 156人今日の完治者数: 2万5,502人 今日、アナトリア通信(AA)には次の記事が出ていました。今日は1と2の記事を紹介します。1 2021年に最も多く販売されたブランドが明らかになった2 トルコ自動車産業はEU加盟国に190億ドルの輸出を行った3 中央銀行の外貨準備は1,111億ドルとなった4 銀行業界の預金残高が増加した5 銀行業界の貸出残高は、先週4兆9,000億リラとなった6 国外居住者は、2億3,120万ドル分の株式を純売却した 今日、最初に最紹介するAAの記事の見出しは「2021年に最も多く販売されたブランドが明らかになった」です。今日(6日)付の記事です。抜粋して紹介します。 AA記者がODD(自動車販売業者協会)の報告書から導き出した情報によれば、昨年、乗用車及び小型商用車の販売台数で、フィアットは12万1,254台で、トルコで1位となりました。ルノーは8万1,280台で2位、フォルクスワーゲンは6万8,186台で3位、フォードは6万7,269台で4位、トヨタは5万2,588台で5位でした。 乗用車の販売のみを見た場合には、7万5,561台のルノーが1位となりました。フィアットは7万3,081台で2位、フォルクスワーゲンは5万3,523台で3位、トヨタは4万5,899台で4位、ヒュンダイは3万6,935台で5位でした。 今日、2つ目に紹介するAAの記事の見出しは「トルコ自動車産業はEU加盟国に190億ドルの輸出を行った」です。こちらも今日付の記事で、こちらも抜粋して紹介します。 AA記者がウルダー自動車産業輸出業者協会(OIB)及びトルコ輸出業者会議(TIM)の統計から導き出した情報によれば、昨年、200近い国家と自由貿易圏への輸出を行ったトルコ自動車産業は、前年と比べて15%増加して293億4,280万ドルの輸出を行いました。国家グループで見た場合、2021年にEU加盟国に対してはトルコからの輸出の64.6%が行われ、1位となりました。EU加盟国への輸出は2020年と比べて11%増加して、189億6,619万ドルとなりました。 イギリスはEUから離脱したため「その他のヨーロッパ諸国」に分類され、2020年と比べて32%増加して35億8,120万ドルとなりました。トルコにとっての中心市場であるドイツに対する輸出は、2020年と比べて17%増加して41億6,767万ドルとなり、最も多くの輸出が行われた国となりました。 トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。社債投資まとめ いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。株初心者向けIPO初値予想 今日はトルコのガラス製品を紹介します。 トルコのガラスは産業向け製品、大量生産品もそれなりの品質です。今日はトルコ・コーヒーも紹介します。ここからはブレスレッドです。