|
テーマ:ケーキ大好き!(850)
カテゴリ:男の料理
泡立て器とケーキ回転台をネットで買ったのは、回転台が「T商店」より安くてまとめ買いメリットを活かせたからだが、配達が明日なので今日は何も出来ない。結局のところ、ホワイトデーなんかとっくに過ぎてしまうことになった。
ちなみに、嫁さんがホワイトデーでクッキーとかチョコとかいろいろもらってきて、そのチョコの中にアラザンが入ってた!渡りに船とはこのことだ。数えたら10粒だけだったが、これは飾りに使えると考えた。 とりあえず今日は他の道具を揃えるなど準備をした。パレットナイフにホイップするための袋を100円ショップで。嫁さんはスーパー行ったついでに市販のスポンジケーキ台とバニラエッセンスを調達。 買い物も終わって時間も余りに余ったので、近所の図書館で時間を潰す。料理のコーナーへ行くのも忘れて、足は自然と「鉄道」のコーナーへ向かう。今日は何を読んだかというと、「将軍様の鉄道事情」という少し年季の入った本。将軍様とは何処の誰某か、特に説明は要らんだろう。 モスクワくんだりまで行くために、わざわざ将軍様特別列車を編成したとのことで、その編成表を見ながら苦笑していた訳だが、次第に読書集中力が乱れて来た。その理由はというと、すぐ近くの貸出カウンターで高齢者男性が女性職員に苦情めいたことを言っているのだ。女性職員はただ平謝りの様子であるが、そもそも何が理由なのかよく分からない。こっちは只今読書中で、大将軍様が飛行機を嫌って鉄道旅行にこだわる理由を推測しながら、さらに苦笑しなければならない所なので、苦情の理由なんかどうでもいいと思いたいのだけど、読書集中力は削がれるばかりだ。 次第に腹が立つと同時に気持ち悪くなってきた。何があったか知らんが、そんなに読みたい本があれば自分で買えよ!それだけではない。拙者はこのような光景を高い頻度で目撃していて、その度に「落ち着かないからやーめた」と退出すること数回に及ぶ。中には、若い女性職員にしつこく会話を続けている高齢男性も目撃した。もっともっと衝撃的だったのは、掲示板に「当館職員に対する付きまとい行為について」という、警告とお願いを兼ねたような張り紙を目にしたことだ。 今日はこれにて退出した。別に、将軍様の鉄道事情などと拙者にとってどうでもいい話で、株主として阪急や阪神の鉄道事情の方が遥かに重要なのだ。それに同僚の姫君から猫ピッチャーを借りたので早く読まなければならない。 この図書館は古いけど決して悪くない。だってこの前なんか、「交響曲HIROSHIMA」とか置いてたんだぜ(笑)。 定年後の人生について拙者はこれまで、俗世を離れて自分自身の人生を振り返り、自分自身を見つめ直しつつ静かな余生を送る、という楽観的なイメージを勝手に描いていた。 わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり (喜撰法師) という感じに。 男の末期とはあんなに哀れなものなのか。自分も定年になって仕事つながりも無くなって、あの高齢者達のように誰からも相手にされないような存在になる訳だが、あーはなりたくない。ではそのために何をすべきか?将軍様の鉄道事情なんか読んでる場合じゃねーよ、と思いつつ何すりゃいーか知恵が湧かない。 そうだねぇ、作ったケーキを食べてくれる人(嫁さん)がいる、そのこと自体に感謝の気持ちを持たねばならん。そう思いながら製作に励むとするか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.03.17 22:50:20
[男の料理] カテゴリの最新記事
|