カテゴリ:俳句&本紹介
立冬や奥歯二本を抜きてなほ ★ ★ ★ 『誰もしらないラファエッロ』 ・石鍋真澄 ・堀江敏幸 ・とんぼの本 ~表紙裏惹句「煌めく才能のみならず、要望や人柄にも恵まれていた画家ラファエッロは、 ダ・ヴィンチやミケランジェロとならぶルネッサンス三大巨匠のひとり。甘やかな聖母子像 から代壁画、建築装飾までを手がけ、構図・色彩・人物描写、すべてにおいて非の打ちどこ ろがない彼の作品は、長く西洋美術史における鑑とされてきました。しかし、早すぎる死を (1483~1520)迎えたこの画家の到達点は、実は自信が完成した、"理想美"を、なお突き抜 けたところにあったのかもしれません。(中略) 企業家としてのセンスや、版画など当時の ニューメディアを積極的に取り入れる姿勢」などを通し、「新しいラファエッロ像を描きます」 石鍋氏~わずか37歳で点に目されたのは神に愛され過ぎたせいかもしれない。 堀江氏~私が見ているのはつねに「部分」であって、その「部分」は隣接する別の「部分」と 順次接合していきながら世界を外へ膨張させていく。 「コラム~七つの質問」~・ミケランジェロとはライバルだった? ・女たらしだったとか? ・経営者 としてのセンスもあったのですか? などに石鍋氏が応えていて「ラファエッロを囲む人々」の関係 絵図まである! 、、、同時代の他の画家たちとの比較しながら見る、全体・部分の精緻さ・ 質感とともに、描かれた人物たちの呼吸が今でも聴こえてくるようだ・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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