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カテゴリ:2006年鑑賞映画
![]() メディア 映画 上映時間 109分 製作国 アメリカ/イギリス 公開情報 劇場公開 (東宝東和) 初公開年月 2006/11/18 ジャンル SF/サスペンス 【解説】 “ダルグリッシュ警視シリーズ”などで知られる英国を代表する 女流ミステリ作家P・D・ジェイムズの『人類の子供たち』を 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のアルフォンソ・キュアロン監督が 映画化した近未来SFサスペンス。子供が誕生しなくなった近未来の 地球を舞台に、人類の未来を左右する一人の少女を巡る攻防に巻き込まれた 主人公の運命をスリリングに描く。 クライマックスの戦闘シーンでの長回しをはじめ技巧を駆使した 臨場感あふれる映像表現が高く評価され、ヴェネチア国際映画祭では オゼッラ賞(技術貢献賞)を獲得した。 西暦2027年、人類はすでに18年間も子供が誕生していなかった。 原因は分からず、人類滅亡の時が刻一刻と迫っていた。 希望を失った世界には暴力と無秩序が拡まっていた。 こうした中、英国政府は国境を封鎖し不法入国者の徹底した取締りで 辛うじて治安を維持していた。そんなある日、エネルギー省の官僚セオは、 彼の元妻ジュリアン率いる反政府組織“FISH”に拉致される。 ジュリアンの目的は、ある移民の少女を“ヒューマン・プロジェクト” という組織に引き渡すために必要な“通行証”を手に入れることだった。 最初は拒否したものの、結局はジュリアンに協力するセオだったが…。 【感想】< ![]() ( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() あまり期待をせずに観に行ったのが良かったのでしょうか・・・ 私的には面白かったです。面白かったという表現も変かな・・・ スクリーンで観て良かったです。そしてこんな未来は来てほしくないと こんな世界にはなって欲しくないとつくづく感じました。 ストーリー的には、フィッシュという反政府組織はどういうものか、 ヒューマンプロジェクトとはなんなのかなどなどが明かされない ままなので、そういうことを考えるとこの映画はつまらなくなって しまうかもしれませんしれません。。。 私は主人公セオがテロ、暴動に巻き込まれて、元妻のジュリアン (今ではフィッシュのリーダー)から託された人類の希望と言える 妊婦キーを、そして出産後、キーの赤ちゃんをもひたすら守り、 逃げ回って行く彼の姿とそのまわりの人々の姿を追っていたので、 どきどきはらはらしながら観ていました。 最初に爆弾テロが起きるのですが、そこでは自分もビクッと するほどの迫力で(音響もすごいのかな)そこから緊迫感の ようなものを感じて結構引き込まれていきました。 車に乗ってる時の襲撃シーンも、ラストの戦闘シーンも 迫力があり映像、音響ともにすごいと思います。 シーンではキーの出産シーン、あそこは女性は、特に出産した ことのある女性はみんな涙するのではないでしょうか ![]() やはり出産は神秘 ![]() こういうシーンも最初に悲惨は銃撃、爆撃、殺戮シーンなどを 見ているので余計に感動するのかもしれません。 そしてラスト、テロリスト、軍隊の壮絶な戦闘殺戮の中、ビルから出て行く 赤ちゃんに兵士たちの銃撃が止み、戦いを止めて、あかちゃんを観る目、 様子に、時が止まってしまったかのようなシーンにも感動しました。 設定は近未来であと20年後くらいなのですが、冷静に考えると あと20年であそこまで退廃的 ![]() きっと監督は設定を近い将来にして、私たちに危機感を与えて、 今現在を見つめることを、しっかり生きることを、明るい未来のためには 今現在が大事なんだと提示したのではないかと勝手に思いました。 大きな海原にトゥモロー号が現れるラストに、少しは未来にも 希望が持てるのかなとも感じました ![]() ラストの映像が消えてエンドロールになる時に、子供たちの 笑い声や楽しそうな声が聞こえてくるのですが、なんでだか わからないのですが(笑)、そこで涙が出てきてしまいました ![]() 音楽もとても効果的で、特に私的にはストーンズの「ルビーチューズデイ」が 流れたのが嬉しいです。(ビートルズのカバーなのでビートルズの歌声 ではありませんでしたが) マイケルケインは、相変わらずいいですね~~。今回はヒッピー世代を 思い出させるような風貌なのですが、ひょうひょうとしていて、でも温かい感じが して良かったです。ロン毛のケインは私は始めて見たかな・・・ ジュリアン・ムーアは、まさかあれだけとは!って感じでした。 クライブ・オーエンは、顔は好みではないのですが(こればっかり・笑)、 シンシティ、インサイドマン、そして今回と中々いい演技で (監督か!と突っ込まれそう)役者さんとしては好きな俳優さんです。 私的には動物が大好きなので、わんちゃん ![]() ![]() ![]() パンフレットを読むと、この映画は原作と人物の設定がかなり違うので、 時間があったら原作も読みたいなと思います。 (ただまだカポーティも読み終えていないのでいつになるやら ![]() < ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.11.30 22:06:37
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