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テーマ:試写会で観た映画の感想(685)
カテゴリ:2007年鑑賞映画
![]() ニューヨークのストリートアーティスト ジミー・ミリキタニ 80年の数奇な反骨人生ー 【解説】 ニューヨークのソーホーで暮らす80歳の日系人 路上アーティスト、ジミー・ミリキタニを追ったドキュメンタリー。 作の監督であるリンダ・ハッテンドーフが路上生活をしていた 彼を自分のアパートに招き、ルームシェアをしながら 彼のルーツを探る様子を映し出す。 カリフォルニアで生まれ、広島で教育を受け、帰国したアメリカ で第二次世界大戦中に日系人強制収容所に送られたために、 市民権を捨てることになった男の反骨の半生が観る者の胸を打つ。 【ストーリー】 2001年、リンダ・ハッテンドーフはソーホーでジミー・ミリキタニから 絵を買う。その後、彼の路上生活を撮影し始めるが、9.11のテロが起きる。 濃い煙の中で咳(せき)をしながら絵を描き続けるミリキタニを見かねた 彼女は、彼を自分のアパートに連れて行く。 その日から画家と監督と彼女の飼い猫の不思議な 共同生活が始まる。 ↑(シネマトゥデイより) カリフォルニア、シアトル、ヒロシマ、ニューヨークーー 国境を越えて貫く不屈の精神は決して折れることはない! 2001年9月11日、世界貿易センターが瓦解する 緊張状態のニューヨークの路上騒然とした周囲を よそに、いつもと同じように平然と絵筆を動かしている 男がいた彼の名はジミー・ミリキタニ、80歳 カリフォルニアで生まれたが、第二次世界大戦中、 日系人強制収容所に送られアメリカに抵抗して 自ら市民権を捨てたその時から彼の反骨の 人生が始まった 戦後は、モダンアートのカリスマ、ジャクソン・ポロックに 寿司や天麩羅を料理したと語るが、彼の80年間には 何があったのか・・・ そして彼の描く猫の絵に込められているものとは・・・ ↑(チラシより) 製作国 アメリカ 公開情報 劇場公開(パンドラ) 初公開年月 2007/09/08 ジャンル ドキュメンタリー 【感想】 (ドキュメンタリーなので ![]() ![]() ドキュメンタリーは苦手な私 ![]() 観なければならないとは思うのですが なかなか観れません)なのですが お友達に試写会に誘って頂き、実は映画よりも 友達とお話がしたくて(久しぶりでしたので) 映画も観る事にしました(笑) ドキュメンタリー=つらい・・・みたいなイメージが あったのですが、この映画は、 誇りと反骨精神を持って生きてきた、 自らをアーチストと言うミリキタリ画伯(?)の 頑固でだけど憎めなくてというキャラクターからか、 クスッと言う感じで笑いもありで ドキュメンタリー苦手な私も興味深く 観る事ができました ![]() また上映時間も1時間14分と言う長さだったのも 飽きることがなかったことに つながるかもしれません。 彼の人生には私には測り知れない過酷な 人生があったのですが ![]() 彼の絵や古い写真や彼の言葉(収容所の話や 広島原爆の話など)でもわかるのですが、 終わった後、さわやかな気持ち(救われた気持ち?) になれたのは、彼のユニークなキャラクターと リンダ・ハッテンドーフ監督がこのドキュメンタリーを 希望の持てるものにしているからだと感じました ![]() ミリキタニ氏もすごい人ですが、どこの馬の骨とも わからない(笑)ホームレスの老人を、9.11で ホコリ舞うソーホーの公園に置いてはおけなくて 「うちにくる?」と言って、自分の家に連れて行った 監督ってすごい人だなあって思いました ![]() ![]() <リンダ・ハッテンドーフ監督とミリキタニ氏> またこの二人の共同生活が、まったくの赤の他人なのに 父と娘・・・いえ祖父と孫かな?(笑)のような会話になって 行くのも面白かったです ![]() 彼女の家で、絵を描いて暮らすミリキタニ氏が 能天気(笑)とも思える感じで口ずさむ 日本語の歌「あのふるさとにかえろかな~~ ![]() かえろうかな~~ ![]() と思った私は、「こんな歌知ってる私も年寄り だなあ・・・」とふっと感じてしおかしくなってしまいました ![]() (なんの歌かわからなかったのですが、後で 千 昌夫の「ふるさと」とか言う曲では なかったかなと思ったのですが) 『日本人はあたたかい、やさしい』と言っていた 彼の言葉が印象に残りました・・・ 今の日本人って果たして本当にそうなのかなあ ![]() この映画東京でも渋谷のユーロスペースのみみたいですので (今のところは)、全国的にも上映館は 非常に少ないみたいです ![]() DVDで十分に堪能できる内容だと思いますので 興味があるかたはDVDになってからご覧に なって観て下さいね ![]() ![]() < ![]() 監督とミリキタニ氏が来日しての舞台挨拶つきの試写会が あったようなのですが、できればそれに行ってミリキタニ氏の 実物観て見たかったです ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.10.07 00:47:13
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