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カテゴリ:2007年鑑賞映画
PAN'S LABYRINTH だから少女は幻想の国で、 永遠の幸せを探した。 上映時間 119分 製作国 メキシコ/スペイン/アメリカ 公開情報 劇場公開(CKエンタテインメント) 初公開年月 2007/10/06 ジャンル ファンタジー/ドラマ/ホラー 映倫 PG-12 【解説】 「ブレイド2」「ヘルボーイ」のギレルモ・デル・トロ監督が 「デビルズ・バックボーン」に続いて再びスペイン内戦を背景に 描く哀切のダーク・ファンタジー。 再婚した母に連れられ、山中でレジスタンス掃討の指揮をとる 冷酷な義父のもとへとやって来た空想好きの少女は、やがて 残酷な現実世界から逃避し森の中の不思議な迷宮へと迷い込んでいくが…。 イマジネーションあふれるヴィジュアルと深いテーマ性が高く評価され、 いわゆるジャンル映画でありながら数々の映画賞を席巻する活躍で 大きな注目を集めた話題作。 【ストーリー】 1944年のスペイン。内戦終結後もフランコ政権の圧政に 反発する人々がゲリラ闘争を繰り広げる山間部。 内戦で父を亡くした少女オフェリアは、臨月の母カルメンと 共にこの山奥へとやって来る。この地でゲリラの鎮圧に あたるビダル将軍と母が再婚したのだった。 冷酷で残忍な義父に恐怖と憎しみを募らせるオフェリア。 その夜、彼女は昆虫の姿をした不思議な妖精に導かれ、 謎めいた迷宮へと足を踏み入れる。そこでオフェリアを 出迎えたパン<牧神>は、彼女が地底の魔法の国の プリンセスの生まれ変わりで、満月の夜までに3つの試練を 乗り越えれば、魔法の国に帰ることが出来ると告げる。 オフェリアはその言葉を信じて、与えられた3つの試練に 立ち向かう決意を固めるのだったが…。 【感想】 () 実はこの日は2本鑑賞で午後からの2本目の鑑賞・・・ しかも頭が痛くて、バッファリンを飲んでの鑑賞(^^;) そんな状態の私でしたが、バッファリン飲んでも 睡魔に襲われることなく鑑賞できた作品でした(笑) ダークがついていてもファンタジーとついていたので ちょっと軽い気持ちで観に行ったのですが、いやあ(^_^;) ヘビーな映画でした。。。 ファンタジーよりダークに重点を置いて 観に行かれたほうがいいと思います ストーリーに書いてあるように1944年、スペイン内戦終結後も ゲリラ活動がある不安定な時代が舞台なので、ファンタジーと 言うより戦争もの(麦の穂を揺らす風を思い出しました)を 観ているような気がしました もちろんファンタジーの場面もあるのですが、その部分は 私が思っていたよりも少なくて、現実の場面も悲惨で残酷なら ファンタジー部分もダークで(だからダークファンタジー なのでしょうが・(^^;))おどろおどろしく・・・これはファンタジーと 言っても子どもには見せるのは難しいんじゃあないかなあ・・・ 大人向けの映画だと思います 戦時下と言う事ではナルニア国物語が浮かびますが 全然違いますので、本当に心して(と言うのも変ですが) 観に行って下さい(^^;) 現実の部分では、本当に、目をそむけたくなる、 顔をそむけたくなる場面(グロい、痛い)がいっぱいありましたから・・・ 以下ネタバレになるので・・・(反転して観て下さいね) ファンタジー部分がヒロインの作り出したもの なのかどうかがあいまいになっているような気がするので、 観る人によって受け取り方が違うと思います。 ラストはオープニングから考えるとある程度の 想像はできましたが(と言いながらも、結末は どうなるのかと観てもいたのですが・(^^ゞ)、 悲しく、つらく、苦いラストでした・・・ このラストをどう観るか、思うかでこの映画に対する 評価も違ってくると思います。 私としてはあのラストなら、ファンタジー部分は オフェリアの幻想(彼女が作り出した世界)ではなく 彼女は本当に王女様でやっと本当の幸せを見つけた と思いたいかな。。。 現実に起こっているスペイン内戦の悲惨さとオフェリアが 乗り越えなければならない試練のファンタジー部分と 両方とも重苦しいながらも、映画自体には惹きつけられて 頭痛もふっとんで(笑)見入っていました。 いつも泣く私ですが、この映画では泣きませんでした。 と言うか驚きのほうが強くて泣けなかったのかもしれません。。。 号泣と言うより絶句と言う感じの作品でしょうか・・・ 見応えがあって、私は観て良かったと思う 作品ですが(想像していたものと 違いましたが・軽い気持ちで何回も観たい とは思いませんが) 万人向きの作品ではないかもしれません・・・ これが2本目に観た作品で良かった・・・ 1本目に観たら、次の映画が観れなかったかも(^_^;) <↑この時の衣装が不思議の国のアリスっぽくて、ダーク版 不思議の国のアリスだと思いました。オフェリア役のイバナ・バケロちゃんは 黒目がちで不思議な雰囲気のある子役さんでした。良かったです> <↑パンーPan 牧神。ギリシャ神話の神のひとり。羊飼いと 羊の群れを監視する山羊のような角と獣のような下半身を持つ 半獣神。混乱と恐怖をもたらすとしてパニックの語源と なっている> <↑ペイルマンーPale Man 子供を食べるお化け。子供を おびき寄せる為豪華な食事をテーブルに用意し、子供が欲に 眩んだときに不意をつく。目が手のひらにある。恐ろしさと 不気味さと無慈悲さは天下一品> <↑ご存知?(笑)シルバーサーファー> このパン役とペイルマン役の二役をこなして いるのが先日観たファンタスティック4のシルバーサーファー役の ダグ・ジョーンズでした。いつもお顔見えない役なのね(T.T) 美しさとエモーショナルな残忍性に完全に魅了 された。この風変わりな大人のおとぎ話は、 『オズの魔法使い』以来のベストファンタジーだ。 ースティーブンキング/作家 <↑パンフレットより引用> <パンフレット¥800クリックで公式サイトへ> パンフレット800円は高いと思いましたが、 中身はなかなか濃い?です おまけ 実は、映画館に行っていて初めての 出来事が!!!! あっ!私がまた怒られたとかではないですよ(笑) 時間になって上映館が暗くなって、予告編の前の CM(お店などの)が始まって・・・ 映像ぼやけていて、なんかピントあってないなあと 思っていたら、CMの終わりにピントがあってきて・・・ で予告編が流れ・・・しばらくしたら、いきなりぶつっと 切れたようにスクリーンが真っ黒になって・・・ そのうちシアターの明かりがついて・・・ しばらくしたら、スタッフの女性が説明とお詫びを したのですが、上のほうにいる私は聞こえず・・・ その次に上司らしきスタッフの男性が 映写機に不具合が生じたとの説明があって 予告編の途中から(切れた続きから)映像が出ると言うことと お詫びの言葉がありました。 その間、5,6分くらいだったのかな・・・ 本編でなくてよかった。。。 終わった後、シアターを出る時もスタッフが 立っていて出てくるお客さんにお詫びしていました。 みなさんの中にこういう経験のあるかたって いらっしゃるのかなあ。。。。 本編で切れたら文句出ると思いますが、予告編の 部分で良かったです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.10.09 01:48:41
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