テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:留学-生活編
このブログをはじめてから、留学生の皆さんのサイトやブログをたくさん拝見させていただいてますが。
いいなあ、留学先から情報発信なんて。 私の留学時代は、CS(コンピューター・サイエンス)専攻の友達が、「こんなのできるんだよー」って、自分の写真入りサイトをラボで見せてくれたのを覚えている(何が面白いんだ、と思ったもんだ)ように、ごく一部の人がHTMLをひたすら打ち込んで作るようなものだった。 それでも、平和学で一緒だったちょっとオタクっぽい子が「あんなもの、独学で作れるようになるもんだよ」といって、みんなのためにPACSのサイトを作ってくれた。 (一回卒業後検索で探し当てたんだけど、もう作ったこの名前を思い出せない。汗) その時は、へえ~、みたいな感じだったけど。 それから私がHTMLを独学で覚えて初めて自分のサイトを作ったのは2000年になってから。すでにメキシコにいたので、サイト(子供の肖像画なんかを載せたもの。今は更新休業状態→こちら)の主な目的はこっちの様子を、遠く離れた両親に伝えることができる、というものだった。 はっきり言って、すごく便利。ハイテク反対、の自分が、ハマってしまった。そのあと、ブログ(当時はサイト日記といってた)なんかも出来て、ちょっとしたニュースなんかはそっちに書いて、ちょっとした落書きを載せて、友達などにも見てねーってアドレス教えるだけで、わざわざ全員にメール書かなくても近況が知らせられた。逆にそういうのを見て日本にいるみんなの情報収集も出来た。 海外に留学している人たち、そして彼らのご両親にとって、こんなに頼もしい通信手段はないだろう、というのが、感想。私の時代にこれだけ進んだものがあったら、留学のストレスも半減しただろう。 でも、実際、これだけ至れりつくせりになって、ネットに留学生活をだめにされてる留学生、なんていうのはいないだろうか。 自分の例でなんだけど。私、今こっちでスペイン語の新聞読んでない。 留学中はMUSTだった新聞とTIMEだが、今じゃ、ネットで日本のニュースサイトチェックして終わり。そのほうが効率いいんだもん。 当然、スペイン語は読むのにいまだに拒絶間がある。メキシコの政治事情なんかも、恐ろしく疎い。この国に対する自分の意見なんて、当然ない。留学時代、日本語でニュースが読めてたら、英語やアメリカに対する態度もこんな感じだったかもね。 あと、大学時代はカリフォルニア州だったので、「日本人に接しない」努力、というのが必要だった。 今思うと、むきになってんと違う??と思われるくらい、日本人を避けてた(話しかけられたら、わかんない振りまでしてた)。でも、その努力(?)のかいあって、アメリカの生活に溶け込めたと思うし、日本人以外の友人に恵まれたと思っている。 ネットがあったら、これらの友達と付き合ってた時間の半分は、家に閉じこもって今やってるみたいに他の留学生のサイト見たり、掲示板で愚痴こぼしていたんじゃないかなー。それって、「外国にいるのに日本人としかつるまない留学生」の新しい種になると思う。 ネット環境って、いろいろな利点がある。だけど、さびしい時、へこみそうになった時、誰かと話したいときにEasy solutionを提供してくれる、という、利点か欠点か分からないものも持ってるよね。 要は、ネットに振り回されずに、自分の意思をしっかり持ってこれらのテクノロジーを利用する、できる人が、留学なんかでも成功を収めるんだと思うけど。 (ネットあったって、新聞は現地のを購読するって決めればそれでいいこと。自分の努力不足です。汗。) 私も、ネットと留学を結びつけた「ビジネス」をしてみたいな、と思って、このブログをはじめたわけだけど、例えば安易に「カウンセリング」的なサイトを立ち上げちゃうのってどうかなー、と思ったりして。 昔から、「海外でトラブルにあったとき、日本語で対応します」みたいなの、留学生にオファーするのって、よくないよなー、と思ってた。トラブルに合って、現地の人と現地の言葉で対応出来ないで何ぼや!と。 だから、このサイトも、もっとひねったサイトにしたい。「困った時はここで泣き言を言ってね」って言うんじゃなくて、もっと、留学生が自立するのをお手伝いするような。 というわけで、今はいろいろ検討中。間違っても「あなたの課題を代わりにやります」なんてサービスはないのであしからず。(あ、でも、これって売れそう。笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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