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山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

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小野寺秀也

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2015.12.11
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テーマ:街歩き(613)
カテゴリ:街歩き

 先週の金曜日に続いて、今日の金曜日も雨の日である。朝からずっと降り続き、仙台市東部には暴風警報も出て、時々強く降るのだった。幸い、夕方には風も雨も弱まったが、降りやむわけではない。それでも、先週の雨はとても寒かったが、今日はさほどでもない。この時期としては暖かい方だろう。

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元鍛冶丁公園、野音ステージで集会。(2015/12/11 18:14、16)

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脱原発ソング(替え歌)の練習とフリー・トーク。(2015/12/11 18:13~21)

 元鍛冶丁公園に着くと、雨を避けて野外音楽堂のステージで集会の準備が進められていた。2週続けての雨のデモで、参加者は多くならないと踏んだのだろう。
 はじめに、脱原発ソング(「赤鼻のトナカイ」の替え歌)の練習があって、それからフリー・トークが始まった。

 まず、「原発を考える3・11メモリアルアクション」の呼びかけがあった。2011年3月11日午後2時46分の東日本大震災の発生、それに続く東電福島第一原発の爆発事故と放射能汚染。被害にあわれた人たちへの思いと原発の廃止を願う思いを込めて、次のような一斉行動の提案がされている。

 3月11日夜午後8時から9時までの1時間、各家庭で一斉にキャンドルナイトをする。出来る人はブレーカーを落とす。そしてろうそくを囲んで、大地震や原発事故の犠牲者を悼み、原発と電気のことを考える。天気がよければ、星空を眺める。

 次いで、仙台の金デモに欠かさず参加されていて、1年ほど前に浦和に転居された方の挨拶があった。浦和での金曜日は、デモではなくスタンディングで脱原発の意思表示をしているとのことだった。手作りの脱原発グッズを土産にいただいた。さっそくザックにぶら下げた。

 

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 司会者が、福島第一原発の新しい放射能汚染のニュースを報告された。東京新聞によれば、つぎのような高濃度汚染のニュースである。

 東京電力は九日、福島第一原発4号機の南側地下を通るダクトにたまった汚染水を調べた結果、放射性セシウムの濃度が昨年十二月の約四千倍になるなど、放射性物質濃度が急上昇したと発表した。東電は、周辺の地下水の放射性物質濃度に変化がないことなどから「外部に流出していることはない」としているが、原因は分かっていない。
 東電によると、今月三日に採取した汚染水で、放射性セシウムが一リットル当たり四八万二〇〇〇ベクレル(昨年十二月は一二一ベクレル)、ベータ線を出す放射性物質が五〇万ベクレル(同一二〇ベクレル)、放射性トリチウムが六七〇〇ベクレル(同三一〇ベクレル)計測された。

 このような高濃度汚染が新たに発生する原因となる最悪の事態は、どこかコントロールできない(場所が把握できない)場所で核分裂が起きていて、新たな核分裂生成物を生み出していることである。
 汚染水に含まれる様々な半減期の放射線核種の組成を調べれば、2011年のメルトダウン由来の放射能か現在も続く核分裂由来のものか判断できると思うのだが、相変わらず原因はわからないと東電は発表している。これまでのことを考えれば、わからないのか隠ぺいしているのか、私たちは判断できないのである。
 原発事故から4年も経ったいまでも関東のどこかで短半減期(8日)のヨウ素131が計測されるという情報がときどき流れてくる。この情報が本当なら、現在も相当量の核分裂が起きていて、核分裂生成物が大気中に放出されていることになる。
 メルトダウンした核燃料がどうなっているかまったくわからない(と東電は言っている)状態では結論を出すのは難しいが、不明な時には最悪の事態を想定して対策を講ずるべきだが、日本の政治家や原子力関係の人たちはあえて最良の事態しか想定しないようだ。典型的な人命軽視の思考方法なのである。


 最後に、12月9日に生涯学習支援センターで開催された≪後藤政志さんを囲んでの学習会≫に参加された方の報告があった。元原子炉技術者だった後藤さんは、福島原発事故で明らかになった格納容器の設計上の問題が原子力規制委員会の新規制基準に全く反映されていない事実を指摘されたという。
 原子炉格納容器は4気圧の内圧に耐えられるように設計されていて、それを超えると弁が自動的に開いて圧を逃がす。福島事故では格納容器の圧力は8気圧まで上昇したにもかかわらず、圧力弁が作動しなかったという。にもかかわらず、新規制基準は4気圧の耐圧設計を容認したままである。つまり、これまでの原子炉の設計基準を踏襲したままに過ぎず、まったく同じ事故が起きることを容認しているに等しいのである。

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元鍛冶丁公園を出発。(2015/12/11 18:35)

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傘デモが行く一番町。(2015/12/11 18:38~47)

 集会の最後にもう1度替え歌の練習をして集会は終わった。2週続けての雨デモなのに、先週より多い35人が元鍛冶丁公園からデモに出発した。
 12月の集会場所はすべて元鍛冶丁公園なのだが、これは定禅寺通りで「光のページェント」が開かれているためである。勾当台公園や錦丁公園から出発するデモは、定禅寺通りの1部を通るのだが、「光のページェント」の期間中は人と車の両方でごった返すので、そこを抜けてのデモはほぼ不可能に近いのである。
 
 一番町を傘の列がデモっていく。こんなふうに雨の日のデモが続くなら、傘もデモアイテムにするのもいいな、と思ったりする。透明なビニール傘にアピールを張ったのは前からあったが、レインボーカラーの傘が並ぶのも悪くはない。
 みんなが同じ傘ではファッショの匂いがして嫌だが、思い思いの傘でレインボーカラーに見えればいいのだが、結構な資金力が必要だろう。まあ、形より気持ちということにしておく方がいいのかもしれないが……。

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まもなく青葉通り。 (2015/12/11 18:48)

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青葉通り、東二番丁通りを越えて。 (2015/12/11 17:04、05)

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デモの終わり。 (2015/12/11 17:06、07)

 ブランドーム一番町のアーケードを出ると、雨はだいぶ小降りになっていて、傘を開かないまま青葉通りを歩きだす人も結構いる。私も、カメラは上着の下に入れて歩くが傘は差さないままである。
 濡れた路面に街灯やビルの明かりや車のヘッドライトの光が反射して、カメラ的にはキラキラと賑やかでいいのだが、やはり雨はうっとうしい。「金デモは雨に降られない」というジンクスはどこへ行ったのだろう。

 

 

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かわたれどきの頁繰り(小野寺秀也)






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Last updated  2015.12.13 11:07:33
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