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カテゴリ:カワセミ
★参考文献★
野鳥観察で人気のある雑誌、文一総合出版発行の別冊 BIRDERSPECIAL「華麗なる水辺のハンター・カワセミ」よりアレンジした。 今回は一連の繁殖行動を簡単に紹介しようと思う。 まず春の訪れとともに雌雄が出逢い、求愛給餌の行動が始まる。 それから、いま用水路のカワセミたちがしている巣穴掘りだが、これはまず♂が数個の疑似穴を掘る。 その中から♀に選択してもらい気に入った穴を本命穴として雌雄交代で掘り進めていく。 一番奥の産室が出来れば完成となる。 巣穴の大きさは直径6~9cm程で、深さは50cm~1mと場所に応じて幅がある。 奥に行くに従い少しずつ高くなっている。 そして一番奥に少し大きめのドーム型産室を作る。 これで完成。 その後抱卵期が19日間程で、夜は♀が温め昼は♂の割合が多くなる。 一日6交代制で、夜担当の♀が朝の5時ころに♂と交代する。 そして夕方6時頃、日中割の多かった♂が♀と交代する。 稀に日中♀がすっぽかすことが有ると云う。 その場合♂は♀を探して連れてきて交代すると云う珍しい事もあったらしい。 それから育雛は23日間でほぼ誤差はないようだ。 はじめの一週間は雌雄交代で雛を温めつつ給餌をするが、その後は雛に餌を与えるのが両親の仕事となる。 小さな餌から徐々に大きくして行き、尚且つ回数も増やして行く。 最後の3日間ほどは少なめにして身体を軽くするとともに巣立ちを促す様だ。 調査終了後の集計によると、給餌合計が雛6羽で1,364匹、1羽換算が227匹と云う事だった。 抱卵19日間育雛期23日間で合計42日間、巣穴に入って1ケ月と12日、いよいよ念願の巣立ちとなる訳である。 用水路のカワセミたちはトラブルなしでこの工程を全うして欲しいものだが・・ まだまだ今日も巣穴掘りに勤しんでいた。 用水路のツツジも満開となり、一段と彩を増す。 巣穴掘りのフィールド近くに群生していた。 セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)。 金鳳花(きんぽうげ)科・ デルフィニウム属(つぼみの形がイルカ に似ているところから ) 中国原産で明治時代に渡来 水色の小さな花 が4月頃に開花。 名前は、葉が芹(せり)の葉のように 細かく切れ込んでおり(ギザギザ)、燕(つばめ)が飛んでるような 形の花であるところから。 セリバヒエンソウ posted by (C)黒鯛ちゃん 今日もひたすら巣穴掘りを進めるカワセミカップル。 仲良く巣穴掘り(証拠写真) posted by (C)黒鯛ちゃん カワセミ♀ posted by (C)黒鯛ちゃん カワセミ♂ posted by (C)黒鯛ちゃん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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