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カテゴリ:地球を歩くコツ
黙々と菜種を刈り取る小作人たちを横目に、菜の花畑の後にある小高い岩山に登ります。西に傾きかけた太陽から来る光が、周りの山々の凹凸を際立たせます。赤茶けた山肌と緑の畑の豊かな景色が眼下に広がります。地平線地下にある太陽の光が、2か月後に収穫を待つ小麦の上に輝きます。どこからか虫の鳴き声も聞こえてきます。気温が下がってきて、日本の秋かと錯覚してしまいます。 夕方、家路に帰る子供たちが、後ろから付いてきます。皆、頭に草を載せて運んでいます。自分も、子供から荷物を借りて頭に載せてみます。子供が頭に乗せるには相当堪えるような重さです。彼らは、毎日こうして草を運んでいるようです。 外に椅子やベッドを出して夕涼みしました。子供たちがビー玉で遊んでいます。見ていると、ビー玉をあてたり、ビー玉を投げて地面につくった穴にいれたりしています。時々パシュトゥン語で私をからかいます。何かわかりませんが、こちらも一緒に大笑いします。(続く) (この記事は1977年当時のことを書いています。) 写真は、頭に草を載せている子供たち、ビー玉で遊ぶ子供たち、村人たち、畑の景色。 【Bon appétit !】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.23 00:00:12
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