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カテゴリ:地球を歩くコツ
アフガニスタンの首都カーブルからアジアハイウエイを南へカンダハールへ向かって進みます。砂漠の中を走りますが、時々オアシスがありほっとします。バスがオアシスで停まると、子供たちが声を出してバスに寄って来て水を売ります。時々、パシュトゥン人の遊牧民がラクダに乗って移動しています。家財道具一切を積んでいます。駱駝の上には真っ赤な衣装を身に着けた女性が乗っていて、真っ青な空と、砂漠の薄茶色とのコントラストが美しい。テントを張っている遊牧民も見かけます。 カーブルから490km走ってカンダハールに到着です。町はずれにある岩壁上の砦に行きます。ムガール帝国創立者バーブルが作ったとのことです。重要な軍事施設で写真撮影禁止との事。警備中の兵士に、その人の写真を撮って良いか聞くと快い承諾。景色を背景に兵士の写真を撮らせてもらいました。 カンダハールは、パキスタンのペシャーワルと並ぶパシュトゥン人が居住する主要都市です。アフガニスタンの支配部族ドゥッラニ族の本拠であり、パシュトゥン人は、数百年の間、首都カーブルに君臨する王朝をつくってきました。1994年、ターリバーン政権が樹立され、カンダハールに国家元首ムハンマド・オマルが常住しました。カーブルに政府機関はありましたが、カンダハールがアフガニスタン・イスラム首長国の事実上の首都となっていました。 ここは、丘陵の岩壁にギリシア語とアラム語で刻まれたアショーカ王(在位紀元前268〜前232年)の法勅碑文があることでも有名です。 写真は、1977年に撮ったもので、遊牧民のテント、道端の野菜売り、岩壁上の砦の兵士、ホテルの守衛たち、パン屋さんです。 【Bon appétit !】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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