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カテゴリ:仕事・ステップアップ
12日の産経新聞にこんな記事が載っていました。
「ドラマと出会う天職」と題されたこの記事が、とても面白かったのですよ。 写真の美しい女性は、山形新幹線の社内販売員 茂木久美子さん。 「コーヒーはいかがでしょうか?」と列車の中でワゴンを押して歩く、 みなさんおなじみのお仕事ですね。 この茂木さんが他の販売員と違うのは、山形弁で接客されるという点です。 「ミルクはつけっぺか?砂糖は何本いんべ?」 酒におぼれる乗客には 「これで最後にすっぴゃ」 と諭すこともあるそうです。 最初は方言を恥ずかしいと思って隠したりしてたそうですが、 ある時、ぽろりと出てしまった方言をきっかけに お客様から山形の名所を尋ねられ、以降どんどんお客様とのふれあいが増えていったそうです。 そしてもうひとつ、彼女が人と違う点、 それは、ワゴンを押して歩くのではなく 後ろ向きに引いて歩く、バック販売。 背中だと通り過ぎたあとは声をかけづらいけれど、バックだと、顔がこちらを向いてるから 目でコンタクトを取りやすい。 車内全体が見渡せて、お客様の状態や、欲しいだろう商品も把握しやすいのだとか。 ほぉ~~~。なるほど…。 方言もバック販売も、マニュアルで禁止されてないも~ん、ということで実行された彼女。 マニュアルにないところに、大きなものが隠れていたんですね。 東日本管内には1300人の車内販売員がいるそうですが、 人と違う事に勇気を持ってトライしてみた彼女、魅力ありますね。 人と同じである必要はない。 また人と比べる必要もない。 そんなことを思いました。 母親としては、ついついエムコを同級生と比べてしまい、 あ~、◯子ちゃんはもう志望校の推薦が決まりそうだって!とか あそこの夏期講習にみんな行くらしい、とか そんなことに振り回されて、心が乱れますが… それにしても、「車内販売が天職」、と言い切る彼女。 何か心惹かれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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