カンボジアで初等教育支援をしているNGOのプノンペン事務所のスタッフから、近況報告メールが届いた。
「1月7日はポル・ポトからの解放日で、お休みです。1979年1月7日に隣国ベトナム兵がポル・ポトから解放させた記念日…なのですが、この日からベトナムによる支配が始まったということで、若い人の中には『ベトナムに占領された日』としてあまり祝いたがらない人もいるそうです。」
1979年にポルポトがプノンペンから逃げ出したとは言っても、その後1991年にパリの和平会議での「カンボジア和平協定調印」後、92年にUNTAC(国連カンボジア暫定行政機構)が明石代表を中心に民主化の支援をするまで、カンボジアの人達は混乱状態のままにあったようなものだ。
あの時が、日本の自衛隊が初めて海外に派遣されて論議をかもしたけれど、カンボジアについては国連中心で支援していたはずだ。
つい「イラク派遣」に考えが及んでしまうけれど、現在カンボジアの人達が日本人に対して尊敬や親愛感を抱いてくれると同様に、イラクの人達は日本に好感を抱いてくれるのだろうか。
カンボジアでのUNTACの成功の影には、日本も水面下で随分根回しをしていたとも聞いた。
現在、イラクに対して同様の水面下の努力がされていると信じたいが・・・。
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最終更新日
2017年04月18日 09時27分19秒
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