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2004年02月05日
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カテゴリ:読書
雑誌はあまり購入しないほうなのだが、
「世界」二月号は『私たちは若い世代を育てているか』という特集を自分なりに検討したくて購入した。
私は子どもに関係する複数の活動に参加し、その延長線上で「○○委員」などの末席にも加わっているため、
今回の特集の記事を参考にしたかったのだ。
特集の中では、尾木直樹氏の「子どもを育てられぬ大人たち」に書かれていることに、とても納得した。
現代日本の子どもを取り巻く状況の分析と、大人たちが今しなくてはならないことの提言には、
「やっぱり、それしかないよね」という気持ちである。
もっとも、今までも尾木直樹氏のホームページhttp://www2.odn.ne.jp/~oginaoki/  や新聞・雑誌記事などを読んで影響されている私だから、あらためて感心しているわけでもないのだが。
もう一つ、矢幡洋氏の「ネオ・マゾヒズムに走る若者たち」には、つくづくと考えさせられた。

この雑誌には、もう一つの特集と言うべき記事が並んでいる。
言うまでもなく、現在進行形のイラク問題に関係する記事である。
これらの記事はまだ全部読んではいないのだけれど、
その中に天木直人氏(前レバノン大使)の、「自衛隊イラク派遣は取り返しのつかない誤りだ」があった。
天木氏は外務省に忠誠を尽くすタイプの外交官ではなかったようで、外務省をクビになり、その後「さらば外務省!」という本を書いた人だ。
私はその本を読んではいない。
読みたい気持ちもあったが、「組織の中で信念を曲げずに頑張ることができなかった人の恨み節」を読むのは嫌だな、という気持ちがあったことは否めない。
しかし、この記事を読む限り、私にはとてもまっとうな主張だと感じた。
そして、この人の言っている事が事実だとしたら、外務省って何なのだ!
イラクに派遣された自衛隊員たちの安全が、ますます心配になってくる。





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最終更新日  2005年01月06日 11時05分35秒
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