|
カテゴリ:つぶやき、人間関係
私は、14年ほど前から不登校やひきこもりなどの
「親の会のようなもの」の世話人をしている。 「ようなもの」と書いたのは、私もそうだけれど、当事者や親ではないので、 参加者も親限定にしているわけではないから。 一応、会のホームページもあるので、メールでの問い合わせなどは今までもあった。 しかしこのところ、会の参加者からとのメールのやりとりが増えている。 今までは、例会(夜と昼、月に各一回)で一杯話したら、 その次の例会まで、よほどのことが無い限り 電話もメールも来ることはほとんどなかった。 私自身も、多少気になる人がいても、私の方からご様子うかがいをすることはない。 「なんとか、親も子供もそれぞれ頑張って!」と願いつつ、 次に会う時にその後の話を聞くようにしている。 しかし、メールや電話を「よほどのことが無い限りしないでほしい」なんて、 勿論言ってはいない。 「何かあったら、話を聞くことくらいはできるから、遠慮なく電話もメールもしてね」 と、例会などでは、時々言ってきた。 それなのに、今まではあまりなかったし、 「例会に来ることを励みにしてきました」なんて言う人すらいた。 時々、FAXなどでご自分の気持ちを吐き出すように書いて送ってくれる人もいたが、 遠慮がちに「返信などは不要です。例会に行けなかったし、聞いてほしかっただけ」なんて、 いじらしい親がほとんどだった。 だから私もあえて返信はせず、会報を送る時(月一回) 簡単に「先日はありがとう、その後いかがお過ごしですか」程度のメモを同封するくらいだった。 それが、最近の新しい参加者の中に、会報にメルアドを入れているので、 メールを気軽に送ってくれる人が増えた。 受け取ったら、FAXなどとは違い、私も基本的に返信する。 するとまたメールが届く、というように、メールのやり取りが増えている。 14年たつと、お母さん達もそれだけ若返るし、 携帯メールのやり取りが当然の日常生活になっている人たちに変化しているのだろう。 実際に、最初は携帯からのメールが多い。 私は携帯でのメール打ちが苦手でもあるし、PCからの返信に限っている。 パソコンであれば返信が多少遅れても、 相手も返信が遅いとイライラはしないだろうし。 そして、こちらも返事の仕方を考える余裕もできるし、 相手も冷静さを取り戻す時間になるだろうとも思うから。 そういえば、最近の新しい参加者のお子さんの不登校に 「いわゆる優秀な子の不登校」が増えている気がする。 今までは、「いい子の不登校」ではあっても、 「周囲があっと驚く」というよりは、 親から見たら「おとなしい、友達づきあいが苦手、優しすぎる」などと、 小さい頃から「ちょっと気になるけど…」というタイプがほとんどだったような気がする。 中学校までは、勉強も部活も頑張り、リーダー的と思われていた子が、 「高校進学を機に変化したと、親が思っている子」が何人かいる。 私から見ればこれはとてもわかりやすくて、 「周囲の期待に応えることに頑張ってきて疲れ、それを機に自分と向き合うことになり少し混乱している」と思えるのだが、 せっかく頑張って希望の高校に進学できたのに、なぜこうなるのだと、 親としてはなかなか納得はできない気持ちが続くようだ。 田舎だったこの地域も、都市型不登校(ってものがあるならだけど)が増えてきたのかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年05月18日 10時29分36秒
コメント(0) | コメントを書く
[つぶやき、人間関係] カテゴリの最新記事
|
|