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テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:テレビ・映画・ビデオ・観劇
昨日は、友人とサッポロファクトリーで「この世界の片隅に」を観てきた。
実は彼女は、もう半年近くも「うつ病」で入院中で、 現在もご主人の付き添いがなければ外出も外泊もできない。 彼女は広島出身なので、以前に話をした時にこの映画が観たいと言っていたので、 Sさん御夫婦と一緒に映画を観て、ランチをしていろいろ話をしてきた。 Sさんは私より少し若いのだが、本当に切ない体験を繰り返してきた。 辛抱強くやさしい性格で、繊細だが天然なところもある人だ。 映画の主人公のすずさんを見ていて、彼女と重なり合うところがあった。 映画は期待通りというか、ある意味では期待以上だったかもしれない。 自分の住む地域、社会、国の変化にかかわらず、 ご飯を食べて洗濯して、家族に気を配ることを続けながら、 与えられた環境の中で自分の居場所や役割を大切に紡ぐ生活。 どんな過酷な環境や運命の中であっても、人は生きてゆく。 生きてゆかなくてはならない。 そんなことが、ほのぼのとした画面やエピソードの中から立ち上ってくる。 この映画が大ヒットしているということは、どういうことだろうとも思った。 映画が始ままる前に、色々な映画の「予告編」があるが、 その中にはこれ以上は無理とも感じるような刺激的な映像も多い。 ひょっとすると、そんな刺激的・絶望的なものに対しての揺り戻しかもしれないな。 映画についての細々とした感想は別にして、 Sさん御夫婦と食事をしながらゆっくり話せたことはとてもよかった。 彼女も、映画から色々なことを思い出したり、今までのことや入院仲間の話など、 色々と話をしてくれた。 うつ病というものは再発を繰り返すことが多いのだが、 彼女もまた、重症化するきっかけとなった時期になるとフラッシュバックで不安定になる。 そんな妻を支えているご主人の心身面のことも、私には気がかりである。 何とかもう少し元気になって欲しい。 そして、何とか寿命を生ききって欲しい。 それが彼女にとっては、生きるよりも苦しい時があったとしても、何とかしのぎながら生きて欲しい。 それが私の切なる願いだ。 日頃は食欲がわかず、時には食事が喉を通らないというのだが、 いつも私や親しい人と会うときには、会話をしながらよく食べることができる。 そんなわけで、一緒におしゃべりやランチ、映画や絵画鑑賞などの機会を持ち、 月に一度でも楽しい時間をと思っているのだが…。 今回は少し入院が長引いていて、体力が随分低下してしまったという。 早く春になって、外を散歩できるようになるといいけれど…。 蛇足だが、多分大通り・すすきの周辺は雪祭りで混雑しているのだろうが、 サッポロファクトリーはガラガラだった。 そんなこともあり、映画もランチものびのびゆっくりできました。 行きも帰りも、地下鉄やJRは混雑してたけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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私も家内と見に行きました。
ほのぼのとしたなかで、戦争の恐ろしさを感じさせる映画でした。 多くの人が見て戦争や平和について考えてほしいと思いました。 戦時中の庶民の生活を描いた映画では、妹尾河童さんの「少年H」も、面白かったです。 (2017年02月10日 21時42分09秒)
maki5417さん、おはようございます。
>私も家内と見に行きました。 >ほのぼのとしたなかで、戦争の恐ろしさを感じさせる映画でした。 >多くの人が見て戦争や平和について考えてほしいと思いました。 世代や性別、住む地域や職業によって、感じ方が違うかもしれませんが、それぞれが自分のこととして想像力を働かせることが大切かもしれませんね。 >戦時中の庶民の生活を描いた映画では、妹尾河童さんの「少年H」も、面白かったです。 「少年H」は本では読んだと思いますが、映画は見ていないような気がします。 児童向けの作品でしたが、感動したというか大人も子どもも読んで欲しいと思った記憶があります。 (2017年02月11日 09時22分14秒) |
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