以下の文章は、私が関わっている不登校関係の会のために書いたものなのですが、自分の覚書として載せておきます。
広木克行先生の著書
「子どもは育ちなおしの名人! 見えますか子どものシグナル」という著書を紹介されて、読んでみました。
そして、「育ちなおし」という言葉を知りました。。
著書の「あとがき」に、その意味が書かれているので、ここに転載させていただきます。
ここに言う「育ちなおし」とは、単に元の自分に戻ることや、以前と同じ発達を繰り返すことではありません。
育ちなおしとは、自己否定や自責などの苦悩によってパニックに陥ったり立ち止まらざるを得なかった子どもが、その苦しみの中で今までの自分を見つめなおし自分の気持ちを整理して、新しい自分を見つけ出し、新しい歩みを始めることです。
そういうことならば、育ちなおしは大人にも当てはまることだし、前向きに生きるために必要なことだと納得しました。
わが子が不登校やひきこもりの状態に陥った時、ほとんどの親は「自分の育て方が悪かったのか」「わが子の気持ちがわからない」と苦悩し、時にはパニックに陥ります。
そこから少し冷静になった時、自分やわが子を見つめなおすことは、次のステップのためにとても大切なことです。
そのために「親の会」はあるようなものですから、私はこの本を読んで改めてその重要性を理解することが出来ました。
ぜひ多くの方たちに読んでいただきたいと思い、ご紹介します。
とても平易な言葉で書かれていて、子どもたちへは勿論のこと、保護者や周辺の人たちへの温かいまなざしが伝わってきて、きっと心が穏やかになってくるでしょう。
広木先生の講演会は、14年前に聞いたことがありました。
もう、そんな年月が経ってしまったのかと驚きます。
こんな時、ブログって便利だなと思います。