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2021年01月28日
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テーマ:読書(8230)
カテゴリ:読書
「家族じまい」桜木紫乃
【内容情報】
【第15回中央公論文芸賞受賞作】
「ママがね、ぼけちゃったみたいなんだよ」。
突然かかってきた、妹からの電話。
両親の老いに直面して戸惑う姉妹と、それぞれの家族。
認知症の母と、かつて横暴だった父……。
別れの手前にある、かすかな光を描く長編小説。

【著者略歴】
桜木紫乃(さくらぎ・しの)
1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で「オール讀物」新人賞を受賞。07年に同作を収録した単行本『氷平線』を刊行。13年『ラブレス』で島清恋愛文学賞を受賞。同年、『ホテルローヤル』で第149回直木賞を受賞し、ベストセラーとなる。他の著書に『起終点駅 ターミナル』『無垢の領域』『蛇行する月』『裸の華』『緋の河』など。


桜木紫乃さんの作品は、読みやすいし湿っぽくないので好きだ。
以前にこの作品について彼女が語っているのを聞いて、図書館に予約しておいた本。

ラジオ深夜便でもこの作品について語っていたようだ。
家族を畳んで、しまう 直木賞作家・桜木紫乃の「家族じまい」(前編)
家族を畳んで、しまう 直木賞作家・桜木紫乃の「家族じまい」(後編)

まず読みながら感じたのは、桜木さんの人間模様や情景の描写力は、ますます磨きがかかってきたようだということ。
どうしてこのような表現ができるのだろうと、自分の表現力の乏しさと比べてホントに感動してしまう。
この作品は、その題名通り、ある家族の「家族じまい」の物語だから、人によって共感できたり反発したり、あるいは息苦しくなってしまうことがあるかもしれないが、そうなってしまうのも彼女の文章が読みやすく目の前にその光景が浮かび上がってくるからだろう。
比喩や隠喩が満載で、普段使いではない言葉が並ぶ作品は、理解して共感するまでに時間がかかってしまうのだが、彼女の作品はそんな心配はない。
いわゆる「大衆文学」ということになるのだろうか。

というわけで、ザクザク読みながらやはり自分のことと重ね合わせながら考えてもしまった。
結局は、その人の生き方がその人の終い方につながるのだろう。
私自身はこの作品の中の家族とは対極的な生き方をしているような気がするが、登場人物それぞれの思いには共感することは多かった。
共感し、そのように生きてみたいと思っても私にはできないということだ。
ただ、現代はこれに似たような家族が多いのだろうとは思ったし、誰でも一年ごとに年を重ねやがて老いてゆくのだから、このような作品を読みながらわが身を考えるのも良いのかもしれない。





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最終更新日  2021年01月28日 14時46分33秒
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