「加賀乙彦 自伝」
小説家・精神科医の二つの人生を生きた、著者初の語り下ろし自伝
2・26事件の記憶、陸軍幼年学校時代の思い出から大河小説『永遠の都』『雲の都』の完結まで、80余年に及ぶ自らの人生を知られざる様々なエピソードも交えて生き生きと描く、語り下ろし自伝。
加賀乙彦の小説は「湿原」しか読んでいないのだが、自伝があると知り借りてきた。
陸軍幼年学校で学び、終戦後に新制高校→東大医学部へと、家庭環境からも彼には必然の学歴コースだったのだろうが、とても興味深い歩みだ。
この自伝を読み、『フランドルの冬』『帰らざる夏』『宣告』なども読んでみたいとは思うが、いつ読めるかどうか。
実は、現在「キングダム」の60巻を息子から借りて読んでいるので、こちらの方も気になる。