カテゴリ:中学受験・授業前のちょっとお話
■授業前にしたお話シリーズ~「ラスト5分が勝負の鍵。見直しの達人になれ!」 テストのとき、「できたら見直し」。 耳にタコができるぐらい言われているけれど、その見直しで本当に自分のまちがいを見つけることができている子は少ないよ。なんかテキトーに時間過ごしてしまっている。ひどい人だと机につっぷして休憩しているよね。 同じぐらいの学力の生徒が、みんなその中学に入りたいという強い気持ちを持って、同じぐらい過去の問題も練習して、同じ問題のテストを受ける。 ほとんどどの子も「実力を出し切れば、合格できるよ」と励まされていることだろう。 本当に、全員が実力を出し切っても、合格とされる人数は決まっています。 不合格となる子は当然出てくる。(定員割れしている場合は別。) それは、あくまで学校側の「定員」という数字的な理由でしかないのだけど、 せめぎあう中、その定員の数の中に入り込みたいと思うのなら、見直しを本気でするべきだ。 同じ学力ぐらいの子が集まるのだから、君が簡単だと思う問題は、ほぼみんなが解けている。 その問題は、正解が当然で、合否には関係ないと言ってもいい。 正解は全員できる力があるから、それをもしミスしたら自分は最下位になるよ。 あと、時間の感覚も大事だよ。 簡単な問題は、勝負は時間差。 速く正解させて、難問を解く時間をどれだけ確保できるかどうか。 スピードは当日急には上がらない。 毎日の真剣に練習して少しずつ上がっていくものだよ。 入試というのはまちがう人がいる問題をきちんと正解させることで、ぐっとチャンスが広がる。当然のことなんだけど。 いつもの自分ならまちがうかもしれないし、正解できるかもしれない、という曖昧なラインにある問題を本気で見直しし、自分のミスに気がついて、正解に書き換えることができたときに、一歩リードすることができる。 テストが始まった瞬間は、全員がまだ0点。 そこから、数点ずつ積み上げて、あと10分というぐらいにはだいたい横並び。 ラスト5分が本当の勝負! 改めて言うよ。 見直しをなめちゃいけない。 今までのテストで、必ず「この問題は、正解できたはず~」というのが一つや二つあったでしょう。 そんなとき、「僕は本当はもっといい点なんだ」と楽観視する子が多いけれど、全く逆だ。 それだけの点数を捨ててしまって、自分のチャンスをつぶしているのです。 入試当日までの日々は、 「自分がいちばん理解が遅い。 自分がいちばん合格ラインから遠い。 自分がいちばん緊張に弱い。 だから、合格ラインよりずっとずっと上にいなくちゃあぶない。」 そう思って勉強しよう。 そして、そういう気持ちで重ねた学習時間の事実を根拠に、 入試当日は、 「自分がいちばんこの学校に合格したい。 自分がいちばん真剣に取り組んできた。 自分がいちばん緊張に勝つために練習してきた。 自分がいちばん合格にふさわしい。」 そう思って入試問題に取り組んでいこう。
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最終更新日
2017年11月08日 20時40分21秒
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