台湾旅行・・星影のワルツ
旅行でのエピソードってあるよね~。関空で、帽子をなくしたので、台湾で買うことにした。ちょうど台北駅の前でばあちゃんが帽子を売っていたので、これ下さい。と近くにいたじいちゃんに言ったら、わしじゃないと首を振り、「お~いばあさん」と呼んだと思う。ばあちゃんは鏡をくれて「まあ観て見なさい」と言ったと思う。でも気に入って、友達もOKといってくれたキャップがあったので、鏡を見る振りしてとっとと買った。その間中じいちゃんは、尺八より長いたて笛で、メロディを奏でてた。「この曲を知ってるか?」といったと思う。そしてじいちゃんは、「星影のワルツ」をふきだし、「知ってるだろう。歌いなさい」といった・・と思う。楽しそうにじいちゃんが誘うので、友達と歌った。じいちゃんは満足げに笛を吹きながら、微笑んでいた。(器用だ)「2番も吹くから歌いなさい」といって、吹きながら歌ってた。(器用だ)しかし私たちは2番は知らなかった。困った顔をしていたら、ばあちゃんが、「いつもこんなんなのさ。気にせずお帰りなさい」と手招きしてくれた。じいちゃんごめん。2番は知らんねん。じゃあね。またね。と帰った。それより、じいちゃんは楽しげに手を振りながら続きを吹いていた。じいちゃんはすっごい器用だった。駅前で「星影のワルツ」を歌うなんてね。 つづく