さんにんぐらし。

[結婚式＆新婚旅行] カテゴリの記事

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  ウェルカムボードの今

  ひさびさに結婚式ネタを。結婚式で使ったウェルカムボード。似顔絵だったり、ミラーだったり、色々あるけど、その後はどうしてる人が多いんだろう。私たち（というより、私）は、結婚式1回だけ使って終わり。みたいなウェルカムボードは嫌だったので、挙式後も使えることを念頭に選んだのです。結婚式後、どこに飾っているかというと。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　寝室のヘッドボードの上です。結構大きなボードなので、存在感は十分。毎日寝る前にこのボードを見て初心に帰るかというと、そんなことは無いのですが（笑）。けれど、幸せな気分になるのです　　　　　　　　

  2009.12.04

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  日本へ帰国

  新婚旅行記も、いよいよ帰国を残すのみ。最終日はブダの王宮に行った後、ヴァーツィ通りでランチ。ハンガリーフォリントをできれば残したくないので、空港までのタクシー代を残し後はランチ代に使いました。ホテルで空港行きのタクシーに乗り、約３０分程度。ブダペスト・フェリヘジ空港に到着。この空港はハンガリー唯一の空港です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　エールフランスとのコードシェア便である、マレブ・ハンガリー航空のカウンターでチェックイン。ここで成田まで荷物を乗せてもらうことを確認。パリ経由なので、出国審査はありませんでした。セキュリティチェックだけ受けて、待合室へ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　午後７時３０分頃出発だったので、かなり時間が余る…。もっと手続きに時間がかかるかな～と思っていたら、意外にスムーズに進んでしまったので。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　プラハと同じく、広い平原の中にある空港でした。見渡す限り、周りに何もなくて。１９時２５分にパリに向けて定刻通り出発。約２時間２０分のフライトで、２１時５０分ごろ、シャルル・ドゴール空港に到着。もう既にドゴールの中は閑散としていました。やっぱり遅い時間だからかな。広い空港なので歩く歩くあまり人の姿を見かけないと、何だか不安になります。。。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　免税店も閉まりかけか、既に閉まっていました最後のお土産はブダペストの空港で買ってはいたけど、色々覗いてみたいな～と思ってたのに。残念２３時３０分過ぎ、パリを出発。帰りはやっぱり疲れていたのか、ひたすら睡眠翌日からシンガポールに出張の予定だったので、ここである程度寝ておかねば！とフライト時間のほとんどを寝てました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１８時。無事日本に到着しました～。夏のヨーロッパは１８時と言ってもまだまだ明るいけど、日本の１８時は既に夕方。最後の荷物受け取りで、なかなかスーツケースが出てこなくてドキドキしました。悪名高い（？）シャルル・ドゴールを経由しているので、ロストしたのかと思った。ちょっと焦りましたしかも、出てきたリモワになんか変な汚れが…。何だろうと思って？触ってみると、チョコと生クリームでした。なぜ？？最後のチョコはちょっと（かなり）謎だけど、旅行は楽しかった！前回一緒にオランダに行った時も思いましたが、２人でその瞬間を共有できるっていいですね。傍にいて、同じものを見て、空気を感じて、語り合えるのは最高次は（国内・海外含めて）どこに行こうか楽しみながら考え中です。　　　　　　　

  2009.10.23

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  ジェルボー

  作曲家リスト、皇妃エリザベート（シシィ）が愛したカフェが、ジェルボー。東京にも青山に初の海外店がオープンしております。こちらはブダペストの本店。　　　　　　　　　　　　　　　　　　滞在中に一度は行きたいと思っておりました。私も彼も甘いもの好きだし。豪華なカフェでゆっくりお茶するなんて、いいじゃないですか。ジェルボーがあるヴェレシュマルティ広場はホテルのすぐ裏。中央市場から帰ってきた後、出かけてきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カフェは天井が高く、豪華なシャンデリアがキラキラ奥にも部屋があって、かなり席数は多そうです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　おじいちゃんおばあちゃんカップルが美味しそうにケーキを食べてる姿。いいなぁ～　　　　　　　　　　　　　　　　　　手前のケーキが私が頼んだもの。奥のチョコレートケーキは彼のオーダーです。彼はチョコ好き。アイス好き。頼んだケーキもチョコた～っぷりです。私のオーダーしたケーキは、実はシシィのお気に入りだったとか（『世界不思議発見』で見た）知らんかった…。砂糖の甘味ぎっしり。甘かった～。ザッハトルテよりも。。。　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼のオーダーしたチョコレートケーキは、中からチョコがトロ～リ一口いただきましたが、美味しかった！私としては、こちらがお勧めかも。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スイーツとカフェの雰囲気を堪能していると、外は晴天だった空が一転掻き曇り雨が！気温も一気に下がったらしく、外を歩く人が駆け足で通り過ぎて行きます。私たちも雨が止むまではカフェでまったり。甘い物好きな彼で良かった　　　　　　　　

  2009.10.22

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  ブダペストの乗り物

  市内の移動は公共交通機関で。案内はハンガリー語。英語での案内はなかったような気がする。まずは地下鉄。　　　　　　　　　　　　　　　　　　プラハ、ウィーンとの大きな違い。写真の向こうに駅員さんが２人立っているのが写ってますが、入口に駅員がいて、切符をチェックされます以前からこの形式だったのか、昨年秋の金融危機でハンガリーフォリントも暴落しましたが収入を上げる確実な策として、検札を設けたのか。理由は分かりませんが、これだと無賃乗車はできません。当たり前だけど。地下鉄とトラムは１日券や３日券などがあって、窓口で購入すると係の人が時間を書き込んでくれます。今すぐ使うなら、今の時間。今すぐでないなら、いつから使うのかを伝えればその時間を書き込んでくれて。検札は自動改札ではなく、切符の購入も１日券などは窓口で購入するのでその人件費を考えると、結構な金額になるのでは…と思うのですが。　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホテルの最寄まで来ている地下鉄は、ブダペストで一番早く開通した路線。東京だと銀座線のようなもの。だから、他の路線と比べてホームが短く、車両も「これだけ？」と思うほど短いです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中もレトロ。やっぱりつり革が高い…。続いてトラム。　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホテルの前をドナウ河に沿ってトラムが走っているので、中央市場に行く時やゲッレールトの丘に行く時によく乗りました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１日券では検札の必要がないので、改札機（時刻を刻印するもの）があったかどうか覚えてないな～。けど、他の都市と同じだとすれば、きっとあったのでしょう。ただ、地下鉄のように切符のチェックはされなかったです。バスにはゲッレールトの丘への往復と王宮の丘から戻ってくる時に乗りました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　青い車体のレトロなバス。路線が表示されているので、それで確かめ、さらに運転手さんに確かめてから乗りました。停留所の案内はアナウンスの他に車内表示があります。「バス停を間違えないようにしないと！」と気を張っていたけど、意外と（？）分かりやすいアナウンスと表示だったので、それ程心配することはありませんでした。チケットはトラム、地下鉄と共通の１日券でＯＫ。１日券、とても便利です　　　　　　　　

  2009.10.20

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  ブダペスト散策（その２）

  ブダペストの一番の見所、ブダの王宮とくさり橋へ出かけたのは帰国当日の朝。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　連日天気が良くて暑い日が続いていたのだけど前日夕方（ちょうどカフェ巡りをしている最中）に「急に雲行きが怪しくなったな」と思っていたら、いきなり雨！この雨を境に、一気に気温が下がりました。長袖の羽織るものを持ってきていて良かった。雨が降るといきなり寒くなるので、要注意です。前日の雨のために、この日の朝は曇り空。気温も低くて肌寒い。ドナウ河を吹き抜ける風も冷たかったけれど、ホテルからくさり橋へ歩いて行きました。マリオットから近いのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　くさり橋はブダ地区とペスト地区を最初に結んだ橋。普段は車が往来し、歩行者は歩道を歩くようだけど、日曜日だったので歩行者天国になっていました。両側には観光客目当ての小さなお土産物屋さんが沢山。　　　　　　　　　　　　　　　　　くさり橋のシンボル、ライオン。舌が無いのが特徴らしいのだけど、なぜ舌が無いのだろう。くさり橋を渡ると、すぐ目の前に王宮があります。小高い丘の上にあるので、歩いて登るか、ケーブルカーに乗るか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ケーブルカーに乗れば、すぐに丘の上まで行けるのだけどせっかくだから坂道を歩いて登りつつ、ペスト地区を眺めよう！という訳でゆっくり歩いて登ることにしました。歩いて登るといっても、そんな大した距離ではないですが。　　　　　　　　　　　　　　　　　登りつつ、写真をパチリパチリゲッレールトの丘とはまた違った景色です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　王宮は現在博物館、美術館として利用されています。訪れたこの時も、ちょうど企画展が開催されていたので観て行ってもいいかな～と思ったけど、他にもマーチャーシュ教会や漁夫の砦王宮の丘での最後の買い物など、あんまりのんびりもできそうになかったため入口部分をちょっと覘いただけでした。入口のホール部分は普通の美術館のようだった。現在の王宮は１９０３年に新築されたものだから、内装は当時と異なるのかも。　　　　　　　　　　　　　　　　　買いたい物があったので、お店を覘きつつ、漁夫の砦へ。砦は回廊形式になっています。登るには入場料が必要なのだけど、まず私の目に留まったのはカフェ　　　　　　　　　　　　　　　　　回廊１階部分がカフェになっているのです。しかも、ドナウ河を挟んでペスト地区を一望できる絶好のビューポイント！これは行かない訳にはいかないでしょう。当然窓際の席は争奪戦。ちょうどタイミングよく空いた席に着くことができました。のんびりできる時間がない…と言っていたにもかかわらず、カフェで休憩（笑）とても素敵な見晴らしだったのだもの。多少予定が違っても、こちらを優先です。１時間近く、カフェオレ１杯で眼下に広がる街並みを堪能していたでしょうか。ようやく重い腰を上げ、漁夫の砦に登りました。　　　　　　　　　　　　　　　　　漁夫の砦に登ったあたりで、雲が切れて晴れ間が覗いてきました。肌寒かった朝と比べ、一転して気温が上昇漁夫の砦からの眺めは、カフェからの眺めと変わらず。当たり前ですが…。回廊は長く続いているので、端まで歩いていけるのかと思いきや「えっ、ここまで？」という中途半端な場所で降りなければならず、ちょっと残念。この距離しか歩けないのだったら、わざわざ登らなくても良かったかも…。道理で登っている観光客が少ない訳です。続いてマーチャーシュ教会へ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　石の尖塔は現在修復作業中で、その姿を見ることはできず。教会の屋根はカラフルなモザイク屋根です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　厳かな雰囲気の祭壇。イシュトヴァーン大聖堂と違って、マーチャーシュ教会内部は全体的に薄暗かったのですが目を惹いたのはフレスコ画（入口近く）と柱の模様。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こんなエキゾチックな模様が施された教会の柱を見たのは初めて。この教会は一度トルコ軍に接収され、モスクに改築された歴史があるそうだけどそれと関係するのだろうか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　王宮の丘中心にある三位一体広場の三位一体の像。王宮の丘には幾つか通りが走っていて、見所も盛り沢山。全てを見ようと思ったら、１日ぐらいは必要かも。私たちは帰る時間が迫っていたので、全てを見て回ることはできませんでしたが。　　　　　　　　　　　　　　　　　　こんな通りが幾つもあるのです。行きは歩いてくさり橋を渡り、王宮まで登ってきたけれど帰りは路線バスと地下鉄を使ってホテルまで戻ることにしました。歩いて全てを周ることはできなかったけど、バスの車窓からだけでもベーチ門などの見所を見ることができたので、満足です。カフェからの景色。　　　　　　　　

  2009.10.19

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  ブダペスト散策（その１）

  ブダペスト散策。到着初日に聖イシュトヴァーン大聖堂に行ったのだけど既に開館時間は終わってしまっていて、中に入れませんでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな訳で、翌日に再訪問。やっぱりブダペストで最大規模を誇る大聖堂ですから。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大聖堂の中は装飾と色彩に溢れ、豪華な感じ。完成は１９０５年とのことですが、もっと最近完成したようにも見える。ピカピカしているからなのかしら。ステンドグラスを通して大聖堂に入り込む光が黄金色で内部の装飾も元々黄色や金色が多いために、より一層煌びやかで壮麗です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大聖堂の特徴はこの大きなドーム。ドームの真下には主祭壇があって、大聖堂の名前にもなっている聖イシュトヴァーンの像が照らし出されてました。このドームの周囲には塔が立っていて、展望台になってます。　　　　　　　　　　　　　　　　　日本とは違って、首都と言えども高いビルがほとんどないので、市内がよく見渡せる。高い所は怖いくせに、全体を俯瞰して見るのが好き。プラハの赤い屋根が続く街並みとは違って、印象としてはもう少し雑多な感じ。　　　　　　　　　　　　　　　　　王宮やゲッレールトの丘とドナウ河を挟んで反対側は、ほとんど起伏のない平らな大地が地平線まで続いています。遥か地平線を眺めていると、多くの民族が侵入したのも分かるような。どこまでも続く平野に大陸であることを強く感じますね。　　　　　　　　　　　　　　　　　市内散策で気に入ったのが中央市場。彼の持ってきたガイドブックには紹介もされていなかったけど実際行ってみたら、かなり楽しい場所でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　建物の中はそれ程広くないけど、１階と２階に分かれてます。１階は地元の人が買い物に来る普通の市場。生鮮食品や肉、ワインなどが売られてました。２階は観光客向けのお店がずらり。ガラスの工芸品や刺繍を施した布類、他にも色々とお土産が沢山。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハンガリーはフォアグラが有名なんですね。知らなかった。市場には何軒かフォアグラを扱うお店があって、値段もリーズナブルなものから値の張るものまで色々。缶詰になったものを幾つかお土産に購入。購入したお店は英語の通じないお店だったので、筆談で（笑）その他にも、トカイワインのお店に行って沢山試飲させてもらい数本購入。ホテルで沢山飲んでるのだけど、やっぱり飲んで確かめたい（単に飲みたいだけ）のです。　　　　　　　　　　　　　　　　　市場の２階にフードコートがあって、観光客や地元の人たちが入り混じり美味しそうに食べているのを見て、この日のランチは中央市場で食べることに。このランチがとても美味しかったのですフードコートなのでセルフ式だけど、指差しでＯＫだし何より気取ってなくて安くて美味しい。沢山の人で賑わっていたのも分かる。ランチでは、この旅行で彼一番のお気に入りの場所です。他に歩いていて楽しかったのが、ブダペストの目抜き通り、ヴァーツィ通り。道の両側にはヘレンドのショップからリーズナブルなお土産屋さんまで色々なお店やレストラン、カフェが並んでいます。通りは歩行者天国になっていて、端から端まで歩けないほど長い訳ではない。ちょうど中央市場の前から、マリオットホテルの裏側まで続いているのでお店をひやかしつつ歩いて戻りました。　　　　　　　　　　　　　

  2009.10.15

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  ブダペストの夕暮れ

  “ドナウの真珠”と呼ばれるハンガリーの首都、ブダペスト。その美しさを実感したのは、街を散策している時というよりゲッレールトの丘から夕闇に沈む街の様子を眺めている時でした。ホテルでシャンパンを飲み、ひと休みしてから出かけようかと腰を上げたのが７時頃。太陽の出ている時間が長いヨーロッパの夏では、７時と言ってもまだまだ明るいのです。ホテルでタクシーを呼んでもらって行けば早いのだけど急ぎの旅行でもないし、できるだけ地元の人が使うトラムやバスで移動したいというのが彼の希望。トラムやバスの路線図を眺めて、どの行き方が最適なのか調べるのも好きなのです。ホテルの前からトラムに乗って中央市場まで行き、そこで自由橋を渡るトラムに乗り換え。モーリツ・ジグモンド広場でさらにバスに乗り換えて、ツィタデラで降ります。トラムまでは順調だったのだけど、バスに乗り換えるのに手間取ってしまった。バスターミナルで沢山のバス停があるにもかかわらず、その案内図がなくてツィタデラを通るバスの停留所を探すのに時間がかかったのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゲッレールトの丘、ツィタデラから見たブダペスト市内。街の真ん中をドナウ河がゆったりと流れています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブダペストはドナウ河を挟んで、ブダ地区とペスト地区に分かれますがこちらはペスト地区側。約２時間以上、ツィタデラの塀の上に座り、日が暮れていく様子を眺めていました。その様子を少し大きめサイズの写真でご紹介します。空が薄紫に染まり始め、街が少しずつ闇に沈んでいく手前の時間。まだ灯りはそれ程灯っていなかったのが次第に灯りが灯り始め、王宮やくさり橋がライトアップされる様子はとても幻想的で美しかったです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　王宮や橋がちょっとライトアップされ過ぎ？という感じもしますが。カメラの露光時間を長くしたら実際より明るく映ってしまったけれど本当は大分暗くなってます。薄暮の時間に、ぽつぽつと人家に灯りが灯り始める様子がとても好き。人が灯りの下で生活しているという温かみを感じられるから。ゲッレールトの丘は是非夕暮れに訪れるべき。日暮れから完全に沈むまでの数時間、ただ眺めているだけで飽きません。ワインとグラスを持って、私と同じように塀の上に座って飲みながら夕暮れの景色を楽しんでいるカップルもいました。　　　　　　　　

  2009.10.10

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  ウィーンからブダペストへ

  旅行７日目はウィーンからブダペストに移動する日今回も列車で国境を越えます。朝、ドナウ河を見に行ったあとホテルに戻り、朝食。チェックアウトを済ませて、ウィーン西駅へと地下鉄で向かいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　お昼近くに出発する列車だったのですが、早めに駅に到着。お互いの両親に宛てた葉書をウィーンで出したい…と思っていたので駅構内に郵便局がないかな～と思っていたら、ありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そのあとは駅近くのカフェで早めのランチ。今度の列車はどんな車両なのだろうかとか、ブダペストに着いたあとどこに行くかを相談していたら、ちょうど良い時間に。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブダペスト行きと書いてあります。今は国境を越える時にパスポートコントロールはないけれど国際列車に乗る時はわくわくしますね。どんな街を通るのだろうとか、考えるだけで楽しい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　車両はコンパートメントになっていました。６人で１つのコンパートメント。既にバックパッカーの男性旅行者と、地元の人風な女性という２人の先客が。さらに後からシスターともう１人女性が乗ってきてコンパートメントは一杯に。この列車、冷房はあるのですが、効きが悪い私と彼は窓際だったので、まだマシだったと思うけど（冷房の吹き出し口は窓際にありました）入口近くに座っていた人は暑かったと思う。冷房のすぐ隣に座っている私たちでさえ、暑かったから。天気が良く、日差しも強かったので、コンパートメントの中は温室のようだったのです。しかも列車が駅に停車するたびに冷房が切れるし…（苦笑）列車はプラハ～ウィーン間とは違い、川のそばや山際を走り外を見ていて飽きませんでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハンガリーとオーストリアの国境近く。ハンガリー側。チェコとオーストリアの時と同じく、どこが国境とは書いてないけど窓の外に見える建物の様子などが明らかに変わるので分かります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　外を眺めるのは楽しい。ハンガリーに入ると、乗客の人たちがポツポツと下車していき１人入替りに赤いほっぺをした男性が乗ってきましたが、彼も途中で下車。最後は私たちとバックパッカーの男性（彼は「暑い」と言って食堂車に避難していた）とシスターだけになっていました。１４時５０分にブダペスト東駅に到着。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　駅は高いファサードが特徴的。ホームには沢山の人の姿が。座り込んでいる人も沢山。彼は座り込んだ人たちのこちらを見る目つきが鋭かったと言い「荷物に気をつけてね」と、周りを気にしていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　列車のホームや時刻を案内する電光掲示板はこんな感じ。改札は無くていきなりホーム。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブダペストもいい天気ホテルへは地下鉄で。地下鉄と駅は近いけど接続していないのでスーツケースを持っての移動は少し大変でした。階段を重いスーツケースを持って上り下りするのが大変なので荷物運び屋さんがいました。　　　　　　　　　　　　　

  2009.10.06

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  ドナウを渡る

  旅の目的の一つでもあったドナウ河。ウィーンに着いた初日、ヴェルヴェデール宮殿に行った後「じゃあ、ドナウ河を見に行く？」とシュテファン大聖堂に向かうことに。この先、しばらく歩いた所に流れているのです。ドナウ河…じゃなくて、ドナウ運河が。「ドナウ河」といっても、ウィーンにはドナウ河、新ドナウ河、ドナウ運河の３つが流れていてややこしい。いつも行動が先に立つ私たちは、地図でこの３つの河がウィーン市街地から見てどの順番で流れているのかをよく確認せず、「ドナウ河じゃなくて新ドナウ河でもいいや」と出かけた訳です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シュテファン大聖堂から歩くことしばし。川が見えてきました…これが新ドナウ河？小さいな～。そこで初めて、地図をちゃんと見ると"Donau Canal"って書いてあるし…。ドナウ河じゃなくて、ドナウ運河じゃないですか。気を取り直して、翌日もドナウ河を見るため、コンサートに行く前の時間を使って出かけたのですが、トラムを降りる場所を間違えてしまい、延々と歩く羽目に。もう歩き疲れたよ…と断念したのですが、実はもう河の一歩手前まで来ていたのです。しかし、そんなこととは知らず。夕食を食べてコンサートに行かなければいけないので、反対側のトラムに乗って市街地に戻りました。夜にはトラムの路線を再確認。早く降りすぎてしまったことを反省し（実は終点まで乗っていれば良かったのに）２番のトラムに乗って、終点で３１番のトラムに乗ることを確認して寝ました翌日の朝。この日はウィーンからブダペストに向けて移動する日です。２日続けての快晴朝食を食べる前に出発！地下鉄を降りて、トラム２番線に乗り換えます。あとは終点まで。２番線の終点はドナウ河の手前。ここでドナウ河を越える３１番線に乗り換えです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３１番線のトラムに乗ると、すぐにドナウ河が見えてきましたやっぱり運河に比べると大きいな～。ドナウ河の向こうに新ドナウ河が流れています。私たちはドナウ河を渡りきった所でトラムを降り、歩いてドナウ河を渡って戻ることにしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　橋には歩道、自転車道、トラム、自動車用道路があって自転車や車を気にせずのんびり歩いて渡れるのがいいですね。天気も良くて楽しい。ドイツの源流からオーストリア、この後行く予定のハンガリーを流れ、他にも多くの国を通り最後は黒海に注ぎ込む水の流れを覗き込んでいると、その流域の生活ってどんなだろ？と気になる。どれくらいの人が、この河の流域で生活を営んでいるんだろうと考えるだけで楽しい。今私たちが眺めている水の流れは、何日経ったらブダペストまで流れ着くんだろうとか。そんなことを話しているうちに、渡り終えてしまいました。　　　　　　　　

  2009.10.04

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  コンサートへ行く

  ウィーンではコンサートやオペラに行く予定はありませんでした。日本でチケットを予約したり、代理店にお願いしたりもしなかったし。けれど、“音楽の都”ウィーンに来たのにもったいない。「せっかくだから、どこか聞きに行こうよ」と彼が提案。ウィーンでは毎日のようにどこかで音楽会が開かれているらしくオペラとか著名なオーケストラのコンサートでなければ、チケットを購入するのは簡単です。まずはどんなコンサートがあるのか、オペラ座の所へ。ここにはモーツアルトのような格好をしたチケット売りのお兄さんたちが沢山います。しばし相談。チケットもそれ程高くなく、盛装する必要もなく、地元の人も気軽に行ってるというお兄さんお勧めのウィーン・ホーフブルク・オーケストラの演奏を聞きに行くことにしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コンサートが始まるのは夜の８時３０分から。食事をして軽くお酒を飲んだら、ホーフブルク宮殿に出かけます。こちらの建物は宝物館。コンサートは宮殿の一室で行なわれるのですが、入口がわからない…。あっちかな～こっちかな～とかなり王宮や宝物館一帯を入口を探して歩き回りました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　歩き回る中で通った広場に誰かの像が。誰だろう？無事、時間ギリギリに到着。ロビーにはオーケストラの人たちの姿が。出番を待っているようです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホールは大ホールではなく、小さなホール。オーケストラの演奏だけがメインという訳ではなく、バリトンとテノールの男声ソリスト２人アルトとソプラノの女声ソリスト２人が、それぞれモーツァルトの歌劇を歌うコンサートでした。テノールの男声ソリストが日本人の方でビックリ。とても上手で、拍手が一番多かったかも。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　他にもシュトラウスの作品は、馴染みのあるものが多く、楽しめました。あと、観客を楽しませる演出が素晴らしいですね。「観光列車」「かじ屋のポルカ」の演奏では、シンバルの演奏者が駅員の格好に変身。彼が汽笛を鳴らしたり、鍛冶を打つリズムを担当していたのですが、それがずれて指揮者に怒られるという演出（笑）その他にも、火縄銃（？）のようなものを鳴らしたり、銃口を指揮者に向けてまたまた指揮者に怒られたり…あちこちから、拍手や笑いが起きてました。日本のクラッシックコンサートだと、どうしても真面目に物音１つ立てないように気をつけながら聴かないといけないような雰囲気があるけど、ここではすごくリラックスしていて。いいな、こういうの。日本でもクラッシックのコンサートを聴きに行こうねと彼と約束。コンサートが終わったのが１０時半頃。シュテファンプラッツ（シュテファン大聖堂近くの地下鉄の駅）までぷらぷら歩きましたがまだまだオープンカフェで食事やお酒を楽しんでいる人も多く、レストランやバーカフェ以外のお店は全て閉まっているものの、人通りも多くて賑やかでした。　　　　　　　　

  2009.10.03

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  ザッハトルテ★

  ウィーンに来たらやりたかった事の内の１つ、ザッハトルテを食べること。日本でも食べたことはあるけど、やはりホテルザッハーで本物を食べたいシェーンブルン宮殿からトラムを一度乗り換え、街の中心部へ。　　　　　　　　　　　　　　　　　車窓からはオペラ座が。この辺りは美術史美術館や新王宮などもあり、見所盛り沢山エリアです。ホテル近くでトラムを降りて、てくてく歩くと…ありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　ホテルザッハー。小ぢんまりした入口ですが、高級感漂う素敵な感じ。いいな～。一度泊まってみたい。実はカフェの入口が最初わからなくて、ロビーから入るのかとホテル入口から入ってみたのですが。なかは本当に素敵！常連の個人のお客様が多いのでしょうね～。キラキラ光るシャンデリアにマホガニーのインテリア、ファブリックも素敵で。「カフェはあちらですよ」とベルガールのお姉さんに教えてもらい外へ。オープンテラスのカフェと、インサイドのカフェがあります。迷わずインサイドを選択。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なかはそれ程広い訳ではないけれど、高い天井、鏡張りの室内、大きな窓で開放感あり。賑わっておりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こちらはメニュー。ザッハトルテ誕生秘話など書かれております。注文したのは当然ザッハトルテ。これを食べに来たんだもの。他にも色々メニューがありました。意外とリーズナブルなお値段でちょっと驚き。　　　　　　　チョコレートとクリームたっぷり。甘そう。だけど美味しそうケーキはチョコレートだけじゃなくて、アプリコットジャムが入ってました。だから、チョコレートの甘味だけじゃなくてジャムの甘味と酸味も加わって想像したほど甘い！という風には思わなかったです。けど、やっぱり甘かった（一体どれ程甘いと想像していたのか）あとチョコレートの厚みがすごい。何センチあるんですか？と思うほどの厚み。隣に添えてあるクリームと一緒に食べると、甘味がクリームによってまろやかになる感じ。クリームでワンクッションあってから、チョコの甘さが伝わるというか。クリーム自身はまろやかさとコクはあるものの、甘くはなかったです。ウィーンでのつかの間の休息のひと時。チェスキークルムロフでは休息ばかりだったけど、ウィーンは行きたい場所も沢山あってあちこち動いてばかり。のんびりカフェでお茶を飲みながら、手紙を書く時間が取れて良かった。お互いの実家に送る葉書を書きました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カフェでトイレを借りたのですが、トイレも素敵だった。クラッシックが流れてました。トルテを食べて、この後は近くの美術史美術館へブリューゲルの絵を観に行き。私のウィーンでの目的は全て達成。あとは彼の目的であるドナウ河を見に行くことです。　　　　　　　

  2009.10.02

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  ウィーンの乗り物

  ブログを始めて今日で１０００日目！こんなに書き続けられるなんて、正直自分でも思ってなかったです。書きたいことってそんなにあるのかな？と思ったり。けど、日々何かしら言葉にして残しておきたいと思うことはあるのですね。さて。今日はお休みを取ったので、ウィーン滞在記を書き進めていこうと思います。今回の旅行では、どこの街でも移動の手段として地下鉄＆トラムが大活躍。街の規模もそれほど大きくないし、トラムの路線が発達していてとても便利。ウィーンでもやっぱり地下鉄とトラムばかり乗ってました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　こちらは地下鉄の駅。プラハと同じく、改札なしでチケットに時刻を打刻する方式。１日券はトラム共通チケットなので、１日券を買う方が便利ですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　地下鉄の駅といっても、時々こうして地上に駅があることも。シェーンブルンの駅はこの形式。　　　　　　　　　　　　　　　　　　地下鉄の車両は自動ドアではなく、手動でレバーを引いて開けます。結構扉が重いので、勢いをつけて開けないとあんまり開きません。オーストリア人は背の高い人が多いんでしょうね。つり革が高い所にあって（昨日の日記の彼がつり革を掴んでいる写真を見てもらえば分かると思います）彼と「これが標準なんて、随分背が高いんだね～」と感心。地下鉄に比べて、トラムはやっぱり楽しい外の風景を楽しみながら乗れるので、シェーンブルン宮殿からリンクに戻る途中乗り換えたり、ドナウ河を見るために郊外に向かうトラム路線を探したりするのも全然苦じゃなく楽しいです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　車両は新型と旧型が走ってましたが、個人的には旧型のレトロな感じが好きですね。車内は少し狭いけど。こちらは旧型の車内。ドナウ河を越えて郊外に向かう路線です。　　　　　　　　　　　　　

  2009.10.02

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  シェーンブルン宮殿

  リベンジのシェーンブルン宮殿。“リベンジ”というのは、前回（５年前）来たとき雨だったからあまり庭の散策を楽しめず。今回こそは庭もしっかり散策するぞ！と気合を入れた訳です。今回は思いっきり晴れ！の良い～天気でした。私はサングラスでしっかり目を防護。彼はサングラスも帽子も持ってきていなかったので、私のスカラコットンハットを貸しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　地下鉄のシェーンブルン駅が最寄です。トラムでも行けるけど、ホテルからだと地下鉄が便利。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　前回来た時は雨だったからなのか、降りる人もほとんどいなくて駅から（すぐ近くの）宮殿に行くのに迷ってしまったほどだったけど今回は沢山の観光客。彼らの後ろに着いて歩きました（笑）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真っ青な空。気温もぐんぐん上昇中ハプスブルク家夏の宮殿、シェーンブルン。宮殿と庭園は世界遺産に指定されています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　門を抜けるとド～ンと鎮座する宮殿を見て、彼が一言。「でかい～」確かに。部屋数は１４４０ほどあるし。館内のツアーはインペリアルツアーとグランドツアーの２つがあります。ツアーといっても団体で見て周る必要はなくて見られる部屋数の違いから２種類に分けられているみたい。私たちはより多くの部屋を見られるグランドツアー（４０室）のチケットを購入時間はまだ朝の１０時過ぎだったのだけど、宮殿の中は観光客で激混みでした部屋の中には色々な調度品が、当時を再現した様子でディスプレイされていてその間を縫うように通路が設けられているので、通路が狭いんだな。おまけに各国の団体ツアーがひしめき合っていて、前に全然進めない…。ある時はイタリア語の案内を一緒に聞き、ある時は中国語、ある時はフランス語そして最後は日本人ツアーと一緒になりました（笑）印象に残ったのはマリア・テレジアの寝室。キラキラ、ピカピカなのかと思ったら、意外にシック。展示の見せ方のためなのかもしれないけど、これなら落ち着いて寝られそうだなと思ったり。もちろんリネンなどは豪華な織りでため息でちゃうくらいなのだけど色味が個人的には好きな色味でした～。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハプスブルク家のシンボル双頭の鷲。分かります？ツアーの観光客に揉まれながら館内を見学した後は、庭園へ。ここでも彼が一言「広い！」ヴェルサイユに比べればそこまで広いとは思わないけど、前日行ったヴェルヴェデール宮殿と比べれば確かに全然広いです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　目指すは庭園の後方、丘の上にあるグロリエッテ。トラムもあるけど、やっぱりここは歩いて行きたいところ。ちなみに、前回来た時はもっと手前の噴水のところで引き返してしまったので、今回こそ！日差しはカンカン照り。敷き詰めてある白い砂利（？）の照り返しが眩しい…。既に彼は「噴水の所までにしない？」と挫けモードです（笑）噴水の所までだったら５年前と同じじゃない。今度はグロリエッテまで行くの！と強行。グロリエッテは１階がカフェ、２階は展望スペースになってます。展望スペースに登るには、チケットが必要。最初にチケットを購入する時、宮殿内だけじゃなくて庭園の施設にも入れるチケットを購入しておけば問題ありません。展望スペースから見るウィーンはとても素敵でした高い建物がないから、本当に遠くまで見渡せるし、シュテファン大聖堂などの教会のゴシックな塔もよく見える。統一された美しい街並みは見ていて気持ちがいいですね。宮殿は激込みだったけど、この展望台まで歩いてくる人の数はぐっと少ないので静かに落ち着いて眺めることができます。歩いてくる価値は十分有り帰りは同じルートではなく、綺麗に刈り込まれた芝生の両側に広がる林（森？）の中を涼みながら歩いて戻ることにしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　気温も心なしか涼しい。人も多くなく、これはいいじゃない！と思っていたのですが…。実は藪蚊が多数いたのでありますそのことに気付いたのは、リスを発見し、写真を撮ろうとした時。歩いている時は蚊が周囲を飛んでいることに気付かなかったのだけど（にぶい？）リスの写真を撮ろうと立ち止まると、途端に蚊の攻撃が！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　庭園の森にはリスが何匹も住んでいて、人から餌をもらったりして慣れているのか手を出すと寄ってくるんです。本当に。すごく可愛くて、その姿を写真に撮りたいのだけど、蚊がそれを許してくれない（笑）手や脚、とにかく衣服で身体を覆ってない部分に攻撃してくるので（しかも何匹も集団で）たまらず振り向いたら蚊柱が…虫除けスプレーを持参されることをお勧めします。良い天気で暑かったことと、庭園が広くてなかなか外に辿り着けなかったことで彼はこのとき結構疲れていたらしい（←後日聞きました）。来る時は地下鉄、帰りはトラムに乗ってリンク（市街地）まで行こうと決めて宮殿近くのトラム乗り場へ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　トラム路線図を一生懸命眺める彼の髪で遊んじゃった。パーマもかかりにくい超ストレートの私とは対照的に、彼の髪はくせ毛。つい遊んでしまうのです。遊ばせてくれる彼に感謝。グロリエッテから望むウィーン市内。　　　　　　　　

  2009.10.01

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  美術館巡り

  ウィーンに行ったなら、どうしても観たかった絵が２つ。1つはブリューゲルの『バベルの塔』＠ウィーン美術史美術館もう1つはクリムトの『接吻』＠ヴェルヴェデール宮殿ウィーンでの滞在は２泊３日の予定だったので、両方観ようと思うと意外に時間がない。私はウィーン２回目だけど、彼は初めてなので、シェーンブルン宮殿も行きたいし旅の目的であるドナウ河も見たい。それにザッハトルテも食べたいそんな訳で、ウィーンに到着してホテルに荷物を置き、すぐに出かけたのです。目指すはクリムトの『接吻』があるヴェルヴェデール宮殿。本当はトラムが目の前を走っているので一番便利なのだけど着いたばかりでトラムの路線をよく吟味せず地下鉄に乗ったため地下鉄の駅から宮殿までが結構遠く、迷ったこともあり、かなり時間がかかってしまいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　宮殿に着いた時には、既に閉館の３０分前。「明日でもいいんじゃない？」と彼は言ったけど、翌日も予定盛りだくさん。美術館を２つも巡る時間はないということで、３０分でもいいからせめて観たい絵だけは観てこようということに。時間が無いから少し焦り気味。宮殿だから当然部屋は沢山あるし…とチケットを窓口で購入して後ろを振り返ると初老（のように見える）スタッフの男性が「クリムトの『接吻』を観にいらしたのですか？」とにっこり。「そうなんです」と答えたら「この階段を登って右手２番目（だったかな？）の部屋ですよ。閉館まであと３０分です。ですが、ごゆっくりどうぞ」と言ってくれました。おそらく、世界中から『接吻』目当てに訪れる観光客が多いのだろうけど親切に部屋を教えてくれたことがとても嬉しかった。広い宮殿の中、閉館までの時間を絵を探して焦ることがなかったのはその男性のおかげです。短い時間ではあったけれど、観たかった絵を観ることができて満足。黄金色のキャンバスで煌びやか、一見幸福な抱き合う男女の姿を描いたようでいてその２人が抱き合っているのは崖の縁…という幸福や陶酔の儚さを表したような不思議な絵でした。翌日は美術史美術館へ。前日は使いこなせなかったトラム路線図（ホテルのレセプションでもらった）を使いこなし、シェーンブルン宮殿からトラムに乗って行きました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　美術史美術館はヴェルヴェデール宮殿以上に大きいです。世界的に有名な絵も沢山あり、私としては１日滞在しても足りないくらい。けど、今回は４時間ほどしか時間がありませんでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　入ってまず、その煌びやかさにくらくら柱は大理石、柱や天井の装飾は金色、天井画もすごくて。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　館内見取り図があるので、それを見たところお目当ての「ブリューゲルの部屋」を発見。他にもヴェラスケスの部屋とか、ルーベンスとか、こんなに沢山ちゃんと観る時間がないと悲しくなってしまうほど　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　美術館の中には素敵なレストラン（日中はカフェ）があるのでそこでお茶や食事を楽しみつつ、観たばかりの絵についてお喋りするのも楽しそう。夜は白いテーブルクロスにナプキンで、とても立派なレストランに変身してました。美術館の中に、こうしてカフェやレストランがあるのがいいな。一旦外に出てランチして、再度チケットを買って中に入るなんて面倒だもの。その点で、海外の美術館は１日滞在しても楽しめる所が多くて羨ましいです。「ブリューゲルの部屋」には、『バベルの塔』だけじゃなく『謝肉祭と四旬節の戦い』や『雪中の狩人』、『嬰児虐殺』…沢山の「画集で見たことがある！」作品があって眩暈がするほど。『バベルの塔』は、まさに天に近付かんばかりに雲を突き破って聳え立つ赤茶けた塔。塔は建設途中で、建設に携わる人の姿は蟻のよう。「農民画家」とも言われるブリューゲルが、旧約聖書創世記の話を描く中で絵の中に込めた意味は何だったのかは私には全く分かりませんがその意味を自分なりの考えで推し量ってみるのも、絵を観る面白さの１つだと思ってます。そしてもう１つ。絵を間近で観て、その描かれた内容の残酷さに驚いたのが『嬰児虐殺』。タイトルからして、すでに怖いですが。個人的には中野京子さんの『怖い絵』を読んでいたので、絵を鑑賞する際の見方の１つとして参考になりました。ちなみに。美術史美術館では写真撮影はＯＫなんですね絵を模写する人の姿はどこの美術館でも多く見かけるけれど撮影ＯＫな美術館はそれに比べれば少ないので、少し驚きました。フラッシュを焚いて絵には影響がないのかしら？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブリューゲルばかり書いてますが、他にもフェルメールがあったりヴェラスケスがあったり、そこかしこに「あっ、この絵は（画集で）見たことある！」という絵が掛けてあり、少し歩いては立ち止まり、また少し歩いて立ち止まり…絵画の部分だけでも観終わるのに４時間以上。彼も私もぐったりでした　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちゃんと全部観ようと思う人は、やっぱり最低１日は必要だと思ったほうがいいかも。他にはエジプト文明の展示があったり。そこはほとんど駆け足で通り過ぎただけだったな～。ブリューゲルの絵が一堂に会していて、すごく満足。次くる時は、もう少し時間を長く見積もろう。そして、レストランでランチもしたいです。　　　　　　　

  2009.09.26

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  プラハからウィーンへ

  旅行５日目はプラハからウィーンへ列車で移動前日はチェスキー・クルムロフからプラハに午後７時前に戻ってきました。チェスキーもいい天気だったけど、プラハも超暑い！一旦ホテルに戻り、食事のため街に繰り出しましたが午後７時とは思えないほどの日の光が眩しい…　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ところが、翌日はうって変わって曇り空例によって、早起きし、朝食前にホテルからヴルタヴァ川の中州にある公園まで散歩。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　川の流れは、チェスキー・クルムロフでの流れと違って、ゆっくり。特に護岸工事がなされているわけではないので、そのまま川縁まで歩いていけます。雨がポツポツ降り始めたので、ホテルに戻り朝食。そうしている間に、土砂降りの雨が降ってきましたウィーンへの国際列車が出ているプラハ本駅は、地下鉄と直結しています。そして、私たちの泊まっていたホテルは地下鉄の駅すぐ近く。小雨になった時を見計らって、急いでチェックアウトを済ませ、地下鉄へ。１回乗り換えて、本駅に到着しました　　　　　　　　　　　　　　　　　　　駅に着いたとき、外は土砂降り。ちょうどいいタイミングで地下鉄の駅に滑り込んだみたい。出発までは１時間ほどあったので、電光掲示板でホームをチェック。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その後、駅３階にあるカフェで時間を潰すことに。“アールヌーヴォー調”の素敵なカフェと聞いていたので、期待して行ったら確かにそうなのかもしれないけど、灯りがほんの僅かで暗い…。天井が高く、外に面した部分はガラス張りなので晴れていると日の光が差し込んで綺麗なのかもしれませんね。あいにく、外は雨だったので、外光も弱く、薄暗い印象だったのですが。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ウィーンに行くので、ウィンナーコーヒーを頼んでみました。カフェは２階（ホームに通じる通路）から吹き抜けになっているので下を覗き込みつつ、「あの人はどこに行くのかな～」と勝手に想像したり。旅する人を眺めるのは楽しいですね。出発時間が近くなったので、ホームへ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　行き先が「ウィーン南駅」であることを確認し、列車の先頭車両で記念にパチリ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時間にして４時間ほどの列車の旅です。「列車に乗って国境を越えたい」というのが、今回の旅行の目的の１つでもあった訳でテンションが上がります　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　車内はこんな感じ。各車両の先頭にスーツケースを置く場所があるのですがゆっくり発車間際に行った私たちが置くスペースは既に無く。上の網棚には入らないので、座席の隣に置いておきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１０時５７分。ウィーンに向けて出発です。外は相変わらずの雨。５年前にウィーンに行った時も雨だったので、また雨だったら嫌だな…と思っていたのですが。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　プラハから離れるにつれて、雨が止んできましたちょうどお昼時。ちゃんと車販もあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サンドウィッチは買っていたので、コーヒーを注文外の風景は、穀倉地帯を通過しているのか、ずっと小麦畑や向日葵畑、牧草地だったのだけど、天気もいいし、乗り心地は快適で、とても楽しい。チェコとオーストリアの国境近く。村の小さな駅で、おじいさんの駅長さん（？）が列車に向かって敬礼していたのがとても印象的でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シェンゲン条約により、パスポートコントロールの必要が無いので列車は知らない間にオーストリアへ。「ここからオーストリア」というような案内はないのだけど（当たり前か）明らかに建っている家の様子がチェコとオーストリアでは違うので「国境を越えたんだな」ということは分かりました。午後３時すぎに列車はウィーン南駅に到着。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クラッシックな制服に身を包んだ駅長さんを見ることができたり車窓からほんの僅かだけど、村や街の生活の様子が見られて楽しかった。列車での移動はおススメです　　　　　　　　　　　　

  2009.09.23

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  チェスキー・クルムロフ散策（その２）

  チェスキー・クルムロフの街でお城の他に高い建物が教会。街の中でもお城と並んでとても目立っています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日差しが強く、暑い日だったので、教会の中で涼むのは気持ち良い石造りで天井が高いためなのか、とてもヒンヤリしているのです。石畳の街を歩き疲れた身には、休憩場所（？）としてもベスト。暑くなると飲みたくなるものといえばビールもともとビールはワインや日本酒ほどには好きではないのだけどチェコはビール王国。ビールの方が水より安かったりするのです。なかでも、ここチェスキー・クルムロフに程近い（バスで30分程度）の街チェスケー・ブデョヴィッツェの街はバドワイザーのオリジナル発祥地。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑これがそのオリジナルビール。ヴルタヴァ川のほとりのカフェで、早速飲んでみました。味はコクが利いた、しっかりとした味わい。もう1つ、暑い夏だからこそ楽しめるのがヴルタヴァ川のラフティング。チェスキー・クルムロフ城より少し上流にボート乗り場があり街の中を川を下りながら楽しむ趣向。いいですな。　　　　　　　　　　　　　　　　　　楽しそうだし、涼しそう。他にもカヌーを楽しむ一団がいたり。水着や、濡れても大丈夫な服を持ってきていれば、ラフティングを楽しむのも良さそう。川は所々浅い部分があって、乗り上げたり、転覆してしまうボートやカヌーもあったのでできれば水着にＴシャツのような服装が良いのかと思います。それ程アクティブではない私たちが楽しんだのは、川辺の読書1日以上滞在していたので、小さな街は見尽くしてしまい後はのんびりお茶を飲みながら読書を楽しむのが、至福の時間でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　観光というより、静養に来たみたい（笑）おかげで（？）日本から持ってきていた３冊ほどの本も旅行中に全て読めたし。日が沈むのが遅いので、７時ごろからまずビール。次第に日が暮れてきたところで食事。川辺のレストランの明かりはランプとキャンドルのみ。１２時前に食事を終えると、ホテルに帰りがてら、人気のなくなった街を散策しました。昼間は観光客で賑わっていた街が嘘みたいに、人が少なく（レストランからは賑やかな話し声が聞こえてきていたけど）、オレンジ色の街灯に照らされた街は美しいです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　翌朝も早起きして街を散策。チェスキー２日目も、とってもいい天気（この日チェコ各地で最高気温を更新）でまだ朝早いから空気もひんやり。　　　　　　　　　　　　　　　　　　旅行だとどうして楽に早起きできるんだろう。普段は目覚ましと携帯のアラームの２段構えで起床しているのに旅先だと自然と早くに目が覚めるのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヴルタヴァ川の中洲先端に置いてあったベンチに座り朝のひと時、川の流れや街の様子を眺めるのも楽しいもの。残り半日の滞在を楽しんで、プラハに戻りました。ちなみに、帰りのバスは行きと違って普通の観光バスでした　　　　　　　　　　　　　　　　　　実は彼が、帰る間際にお腹痛くなっちゃったので、トイレがあって助かった（笑）この旅行最大のピンチだったと彼は言っております。　　　　　　　　　　　　

  2009.09.22

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  チェスキー・クルムロフ散策（その１）

  世界遺産の街、チェスキー・クルムロフは小さな街です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日本の旅行会社のパンフを見ても、多くは数時間滞在する程度の行程で組み込まれていますが、それも理解できるくらい小さい。プラハからも現地の日帰りツアーが沢山出てました。そんなチェスキーに私たちは1泊する予定だったのでまさに彼が「静養に来たみたいだ」と言うくらい、お茶して川を見てぼーっとして、合間に観光（？）というのんびりした滞在に曲がりくねったヴルタヴァ川に囲まれるようにして佇むチェスキー・クルムロフ城が街のシンボル。街の高い建物といえば、このお城と教会ぐらい。赤い屋根と石畳の続く街並みは、時代を幾つも遡ったような印象です。お城の門をくぐって、塔へ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　塔には模様が描かれ、装飾が一際目を惹き付けます。壮麗なというより、メルヘンチックで可愛らしい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やっぱり螺旋階段のグルグル回る階段を登り、塔の上に出ると、素晴らしい見晴らしが！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　赤い屋根と教会。その向こうにはなだらかな丘陵地帯が続いていて。そのもっと向こうには小さく団地（？）が見えたりして、少し残念な気もしたけれど本当にタイムトリップしたみたい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　街の中を、ヴルタヴァ川がくねくねと流れている様子もよく分かります。プラハでは大きく広い流れになっていたけど、チェスキー・クルムロフはまだまだ川の上流にある街。流れも急で、川幅も狭い。塔の上で聞こえるのは、かすかな観光客のざわめきと教会の鐘の音、川の流れる音だけ。眼下に見えるのは、赤い屋根と緑の丘、ヴルタヴァ川の流れ。すごく時間がゆっくり流れるように感じられました。　　　　　　　　

  2009.09.20

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  チェスキー・クルムロフへ

  チェコでは４泊したのですが、うち１泊はヴルタヴァ川上流の町、チェスキー・クルムロフへチェコで最も美しい町と言われ、ユネスコの世界遺産にも登録されています。旅行会社の人から提案された時は、「それってどこ？」と思ったのだけど新聞広告に出ているツアーを見ると、外せない場所のようですね。実際、ツアーの日本人観光客に沢山会いました。チェスキー・クルムロフはオーストリア国境に近い町。バスでは片道約３時間の道のりです。チェコに来て３日目の朝、８時過ぎのバスに乗る予定だったので早めに起きて朝食を済ませ、スーツケースはホテルに預けて、いざバスターミナルへ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　市内にバスターミナルは幾つかあるようですが、私たちが利用したのはフローレンツ・バスターミナル。既にバスチケットは、旅行会社からホテルのフロントに届けられていたので窓口で購入する必要はなかったけれど、その場で購入する場合は行き先表示を見てこのチケットセンターで買うみたい。電光掲示板でバス停の番号を確認し、ターミナルへ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　国内各都市への中距離バスだけではなく、国際路線のバスもありました。オーストリア国境近くのチェスキー・クルムロフまでが３時間だから確かにバスで簡単に近隣諸国に行けてしまうみたい。チェスキーで見かけた日本人団体旅行客の人たちもウィーンからプラハに行く途中で３時間程度寄ったとか、そんな感じでした。簡単に日帰りできる距離なので、泊まる人は思ったほど多くないのかも。バス停で待っていると、だんだん人の数が増えてきて「これで全員乗れるのかな～」と少し不安に。観光バスのようなバスなら問題ないけど、一般の人が移動に使うバスなので普通のバスだったら全員は座れないかも…と思っていると、向こうからやってくるバスが視界に入りましたが、そのバスが余りに貧弱な印象のバスだったので彼と２人で「まさか、あのバスじゃないよね」と言っていたらまさにそのバスが目の前に止まり、扉が開いて待っていた人たちが乗り始めたのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　思わず顔を見合わせて「マジで？」と（笑）一応座席は予約してあるけど、ざっと見る限り全員が座ることはできなそうだしかと言って全てのバス停に止まる路線バスじゃないので、まさか座れなかった場合は立ったままなのだろうか？と嫌な予感が。　　　　　　　　　　　　　　　　　　座席は普通の路線バスのような椅子。座席を予約している人は座れていましたが、何人か立ったままの人もいました。うーん、自由席と指定席があるのだろうか？自分でチケットを窓口で買った訳ではないので、なぜ立ったままの人がいるのか分からなかったけど、途中の町で人が下車して空いた席に座ってました。途中の町と言っても、プラハを出発して１時間以上経ってますが。　　　　　　　　　　　　　　　　　　車窓からの風景。窓ガラスが汚れていたので、あまり綺麗に写っていませんがこうしたなだらかな丘と麦畑が延々と続きます。時々、丘の向こうに村が見えたり。何とものどかな風景でした。個人的に一番参ったのは、窓にカーテンが無いこと。路線バスのような普通のバスなので、サンサンと降り注ぐ日光を避けることもできず片腕がすっかり日焼けして赤くなってしまった（苦笑）途中のターボルだとか、チェスケー・ブデェヨヴィッツェなどの町に寄り乗客を降ろし、新しい乗客を乗せて、終点のチェスキー・クルムロフへバスはひた走ります。町のバスターミナルに寄った時は、乗客の乗降だけですぐ出発。休憩は１回もない（行きのバスにはトイレも付いてませんでした）のでその点は要注意です　　　　　　　　　　　　　　　　　　これが私たちが乗ったバス。　　　　　　　　　　　　　　　　　　そしてチェスキー・クルムロフのバスターミナルです。町へは歩いて１０分ほど。案内板に沿ってそれ程歩かないうちに、右手側に町が見えてきました　　　　　　　　

  2009.09.14

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  プラハの乗り物

  プラハの移動手段は地下鉄とトラム。１日券を買えば、トラムも地下鉄も乗り放題です。券売機はあるけど、改札はなし。切符に時刻を打刻する機械があるので、そこに切符を入れて時間を打刻。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　切符持ってなくてもバレないのでは？そう思ってしまうけど、抜き打ちで検札が来たりするらしいのでちゃんと切符を購入しました（←当たり前）。ちなみに、プラハからウィーンへ移動する日最寄の地下鉄駅からプラハ本駅まで行ったのですが、地下鉄の駅通路でなんか制服を来た人が立ってるな～と思ったら検札の人でした。切符を持ってない人は止められてた。ちゃんと買ってて良かったです。地下鉄は結構地下深くにあって、長ーいエスカレーターがホームまで続いてます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長いでしょ？このエスカレーターの速度が結構速い！小さな子どもとか、乗れなそう。ゆっくりだと時間がかかるから速くしているのかなぁ。地下に降りるといきなりホーム。これはオランダと同じ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真ん中に路線表示があるので、それを見て、自分の行き先が右側か左側かを判断。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　駅構内は明るくて綺麗でした。しかし。私たちは何の危険も感じなかったし、実際危ない目には遭わなかったけれど私の友人の友人はプラハの地下鉄でスリに囲まれてお金を盗られたらしく（強盗？）いつも行っている美容院の美容師さんも７人でプラハに遊びに行って地下鉄でデジカメを盗られたとか。用心するに越したことはありません。私はそんな危ない雰囲気を全然感じなかったのですけどね～。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　地下鉄の車両も綺麗だったし。確か降りる時は自分でボタンを押してドアを開ける方式だったと思います。ちょっとうろ覚え。路線はＡ線、Ｂ線、Ｃ線しかないので、シンプルで分かりやすい。東京の複雑な路線から比べると、とても覚えやすいです。地下鉄がカバーしていない部分を含め、市内を網羅しているのがトラム。外の風景も楽しめるし、個人的にはトラムの方が好き。地下鉄とトラムの路線図がインフォメーションに置いてあるのでそれをもらうととても便利です。　　　　　　　　　

  2009.09.13

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  プラハ散策（その３）

  時間があるときにサクサク書き進めていきたいと思いますプラハ城に行くトラムは、途中から坂を上るのですがこれがトラムとは思えない、かなりのスピード。ここでの目的は聖ヴィート大聖堂を観ることです。マティアーシュ門をくぐり、中庭を抜けると目の前には大聖堂が。しかし、すごい人の列が教会を囲むように続いていて。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一瞬、人の列を見た時に「どうしようか？」とも思ったのだけどやっぱりここまで来て見ないで帰るなんてことはできないでしょ。列の最後尾に並ぶことにしました。けど、並んで良かった。もし並ばずに中に入れていたら、こんなにじっくり大聖堂の壁面彫刻を観ることもなかったもの。　　　　　　　　　　　　　　　　　　写真のサイズをかなり縮小している上に、建物が全体的に黒っぽくて判りづらいですがまるで大聖堂から邪悪なもの（悪魔？）を護るように、怖い顔で威嚇する動物（？）の彫刻が沢山。この大聖堂は建設が１４世紀に始まり、完成したのが１９２９年だとか。約６世紀もの間ずっと建設が続けられてきたのでしょうか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　外観は雄雄しいですが、大聖堂の中は色とりどりのステンドグラスを通した光に溢れ沢山の観光客で溢れかえっているにも関わらず、静謐で優美な雰囲気を漂わせていました。第３礼拝堂のステンドグラス、アルフォンス・ミュシャの作品なのです。ミュシャ好きの私にとってはたまりません　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大聖堂の入口上部にあるバラ窓。美しいです。ステンドグラスも美しいし、フレスコ画の『キリストの受難』も良かった。お互いの乏しいキリスト教知識でもって、絵の指し示す内容を一緒に考えてみたり。大聖堂に入るまでに並んだこともあって、気付いたら午後の２時。どうりでお腹が空くはず。プラハ城内には、他にも黄金小路だとか、旧王宮、聖イジー教会など見所盛り沢山なのですが、お腹も空いたし、他にどうしても行きたい場所があったので新市街に戻ることにしました。トラムでマラー・ストラナ広場まで戻り、広場から今度は地下鉄でムーステック駅へ。ムーステック駅はヴァーツラフ広場最寄り駅。ヴァーツラフ広場なら、沢山レストランがあるので選べるだろうと思って。遅いランチを食べた後は、プラハで私が一番行きたかった場所ミュシャ美術館へ。私の好きな画家の１人、アルフォンス・ミュシャ。サラ・ベルナールのポスター画で有名ですが、ミュシャの描く優美で繊細な女性の姿がとても好きなのです。他に好きな画家はギュスターヴ・モローとブリューゲル（特に父）。いずれも全然系統が違うけど、好きなんです。ブリューゲル作品はウィーンで沢山観てきたので、その様子はウィーン編で。ミュシャ美術館は住宅街の中にありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１フロアのみの、小さな美術館。日本ではポスター画しか観たことがなかったけれど、油絵も描いているんですね。ポスターの華やかな女性たちとは全然違うタッチの油絵にびっくり。スラブ民族の歴史を描いた油絵は、力強く、色調も暗く濃く、ポスター画しか知らなかった私にはとても新鮮でした。何より、今回プラハに来て、市民会館や聖ヴィート大聖堂にあるミュシャの作品を見て優雅で華麗なアールヌーヴォー画家という今までの私が持っていたイメージと異なる側面に触れられて良かった。プラハに行かれたら、ミュシャ美術館にぜひ訪れてみてください。　　　　　　　　　　　　

  2009.09.11

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  プラハ散策（その２）

  旧市街広場を抜けて、カレル橋に向かって歩いていきます　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さほど広くない石畳の道の両脇は、レストランやカフェ、お土産物屋さんがずらり。中でも目を惹いたのがマリオネット。沢山のマリオネット専門のお店がありました。お店の店員さんが観光客へのアピールで店の軒先でマリオネットを操っているのをよく見かけましたが、すごく上手。走っていたり、歩き回っていたり、スキップしていたり。彼はリングボーイを務めてくれた甥っ子君に、マリオネットのお土産を買っていましたがお店のお姉さんが簡単そうに操っていたものの、いざ自分でやってみると難しい…片手で、しかも本当に人形が歩いているように操るのは至難の業。ショップを眺めながら歩いていくと、前方に塔が見えてきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カレル橋の旧市街側にある、橋塔です。橋の前はとにかくすごい人の数。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カレル橋は歩行者天国。ストリートパフォーマンスをする人や、物売り、観光客で大混雑。もともと橋の幅もそれ程広くない上、所々修復作業のために幅が狭くなっていてさらに混雑を助長していました。橋の両側に並ぶ聖像を眺めたり、ブルタヴァ川を眺めたりしていると私たちの歩くスピードも自然とゆっくりに。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カレル橋から眺めるブルタヴァ川の流れ。川を見ると、自然にスメタナの「ボヘミアの川よ、モルダウよ～」と歌ってしまいますね～。彼と一緒に一曲歌い（笑）、近くにいた観光客の方に写真を撮ってもらいました今は川に幾つも橋が架かっていますが、カレル橋が最古のものだとか。マラー・ストラナに向かって橋を渡ります。マラー・ストラナ側の橋塔。とにかく塔が沢山。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　塔を抜けると、マラー・ストラナ広場に続く道が。両脇はお土産物屋さんが多かったかも。私はついついチェコビールから作られた石鹸だとか、バスソルトに吸い寄せられてしまう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　可愛らしい家々が立ち並ぶ道を、ショーウィンドウを覗きながら歩くのは楽しい何を買うでもないけど、珍しいものがあったり、世界中変わらないお土産があったり変わったディスプレイで並べられていたり。高い建物もなく、空は広く、車の往来も少なくて。普段東京で生活していると、この非日常感だけで十分心の静養になります。マラー・ストラナ広場からトラムに乗ってプラハ城へ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　去年のオランダ旅行でもトラム大活躍だったけど今回の旅行でもトラムに沢山乗りました。便利だし、街の景色を見ながら、ゆっくり走るのがトラムのいいところ。プラハのトラムは速かったけど…（笑）　　　　　　　　

  2009.09.10

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  プラハ散策（その１）

  チェコ到着翌日はプラハ市内を散策見たいポイントだけ決めて、あとは気ままに歩くのが好き。きっちり計画を立てて、それに沿って観光して周るのが苦手なのです。まずは最寄の地下鉄の駅で１日券を購入。１日券で地下鉄だけじゃなく、トラムも乗れるので便利。せっかく買ったから…ということで、一駅だけ地下鉄に乗ってヴァーツラフ広場へ（笑）歩ける距離なのだけど。石畳の道を、ウィンドーショッピングしながら散策。天気は暑くなく寒くなく。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　目抜き通りは、やっぱり世界中どこでもブランドのお店が多いのですね。石造りの建物に細かな彫刻が施してあるものが多く、左右を眺めながら歩くのに忙しい。思いっきり観光客ですな（笑）気になる彫刻があると足を止め、花屋があると値段を確かめつつ歩いていたら目の前に何だか歴史のありそうな塔が出現。彼がいそいそとバッグからガイドブックを取り出し、火薬塔であることが判明。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　塔の周りをくるりと歩くと、どうやら中に入れるらしい。上を見ると、登っている人の姿が。私たちも登ってみることにしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　狭い階段を登ると、途中階には綺麗なステンドグラスの窓がある部屋が。部屋はギャラリーになっていて、火薬塔の歴史などが展示されていました。頂上から眺めるプラハ市街地。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　“百塔の街”と言われるプラハ。赤い屋根屋根が美しい高い建物がないので、遠くまで見渡せます。ぐるりと一周。何だか変なものを発見　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中世の面影残る街に、違和感のある近未来的（？）な塔。実はテレビ塔だとか。観に行ったりはしませんでしたが、近くで見ると、柱を登る赤ちゃんの像が柱に幾つも付いているらしい…。プラハの街並みを火薬塔から堪能したら、そろそろ街歩きに戻ります。火薬塔のすぐ傍に市民会館があります。「市民会館」という日本語からは、あまり素敵な建物をイメージできないのだけどこの市民会館は優美なアールヌーボー様式で素敵。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　内装を、私の好きな画家の１人、アルフォンス・ミュシャが手がけているのです。コンサートを聴いたりはしなかったのだけど、ちょうど訪れた日も何か催しがあるらしくてチケットが売られてました。道なりに歩いていくと、広場が見えてきました。これが旧市街広場。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　目の前にそびえる塔は旧市庁舎です。広場の反対側にはティーン教会が。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　“百塔の街”プラハの中でも、最も美しいと言われているとか。見学はミサの始まる前のみでかなり時間が限られてます。私たちは残念ながら時間が合わずティーン教会は見学できなかったけど、偶然見ることができたのが旧市庁舎の天文時計の仕掛け。時計の前に沢山の人が集まっているので何事？と思っていたら。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時計の針が１２を指した時、死神が出てきて鐘をカンカンとならし続いて１２使徒が回り始めました。偶然見られてラッキーだったかも　　　　　　　　　　　　

  2009.09.08

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  いざプラハへ

  もう２ヶ月近く前のことになりますが、７月１１日から２０日までの１０日間新婚旅行で中欧のプラハ、ウィーン、ブダペストを周ってきました彼との海外旅行はこれが２回目。１回目はオランダのアムステルダム。アムステルダムに決めたのは、日程が限られている中で「海外行きたい！」という私の我がまま（？）により決まったもの。今回の中欧は、彼が『ドナウの旅人』と同じように列車で国境を越えドナウ河を見たいという希望があったから。新しく買ったリモワのスーツケースに２人分の荷物を詰めても、２０キロちょっと。どんなに荷物少ないの？という感じですが、これでもそれなりに洋服の数は持っていったのだけど。詰め終わったのは前日の夜（笑）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アムステルダムに行った時は飛行機が遅れていたけど今回はちゃんと時間通り。プラハへの直行便は無いので、パリ経由のエールフランス便でいざプラハへ出発１２時間のフライトでパリに到着。トランジットなので、滞在時間は３時間ほど。彼は飛行機の窓から「ウサギがいる！」と興奮してました。どうやらシャルル・ド・ゴール空港には野うさぎ（？）がいるみたい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シャルル・ド・ゴール、かなり広いです。というか、広すぎ。目的地はプラハだけど、シェンゲン条約加盟国なのでパリでＥＵ入国手続き。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　入国手続きを済ませると、あとは出発までカフェでひと休み…そう思っていたのに。コーヒーを注文して、プラハのガイドブックを広げ「どう周ろう？」と明日からの行動を考えていると、制服を着た兵士が。カフェで休んでいた周りの人も、荷物を片付け、席から慌しく立ち上がって出て行く。何で？そう思っていたら「持ち主の判らない荷物があるので、この辺りを閉鎖します」と！ガイドブックと睨めっこしている彼を促し、閉鎖されるエリアから急いで退散周りのお店もどんどんシャッターを閉めていき退避を促す兵士の姿があちこちに…。周りの人たちは慣れているのか（？）、特に騒ぎになることなく命令に淡々と従っていました。幸い閉鎖されたエリアはそれ程広くなく、混乱になることはなくて。せっかく一息つけたのに。仕方ないので、まだ少し早いけど搭乗口の前で待つことにして。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　プラハ行きの飛行機はそれ程広くなく。地方都市行きの国内線のような感じでした（笑）パリからの飛行時間も２時間ない程度なので、ホント国内線のよう。午後７時前、パリを出発。９時前にプラハに着きましたが、９時とは思えないくらい明るいヨーロッパの夏は、本当に日が長いですな。プラハの空港は平原の中にあって、市街地は全然見えず。プラハの空港からホテルへは、車で迎えに来てもらうようお願いしていたのでロビーでドライバーさんが待っていました。車でプラハ市内に向かう途中の景色は、どこか素朴な感じが漂っていて。やっぱり旧共産圏だったからなのかしら。あと、ドライバーさんがかなりスピードを出して運転するのでドキドキでした。しばらく車で走ると、木々の向こうに尖塔や赤い屋根が見えてきて。空港から市内に至る道から眺めるプラハも素敵でしたホテルにチェックインしたら、すぐ外へ。プラハのホテルは今回の旅行で泊まったホテルの中で彼一番のお気に入り。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ホテル前の小路。午後１０時前とは思えないくらい明るいでしょ？ようやく夕暮れの時間でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さすがにお腹が空いてきたので、レストランを探してプラプラ。少し肌寒い。出発の朝はバタバタしていて、トラニのストールを持って来ようと思っていたのに忘れてしまったことに気付き、ちょっとブルー翌日からは超良い天気！で暑かったので、必要なかったのですが。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まずはチェコの国産ビールで乾杯旅行中の１０日間は毎日ビールばかり。１日目は移動で終わってしまったけど、長い時間をかけて移動すると「遠くに来たな～」って感慨に耽ってしまいますね。　　　　　　　　　

  2009.09.06

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  写真を送る

  結婚式の時にプロのカメラマンに写していただいた写真を友人や親族、会社関係の人に送るために焼き増ししてきました最初はデータでお渡しすることも考えたけどすぐに見てもらうためには、プリントアウトしてお渡しした方がいいよね。ということで、彼と写真を１枚１枚見ながら、焼き増しするものをピックアップ。テーブル写真だけじゃなくて、基本的にはちゃんと人物が写っている場合は（デザートブッフェでお話しているところとか）渡すことにしたので、かなりの枚数に。普通にフジカラーのお店でプリントを頼むと高くついてしまうので最近はデジカメ写真のプリントはインターネットプリントさんばかり利用してます。データを送信して注文したら、届くまでの間に封筒やカードを買いに伊東屋へ。封筒の封はもちろんシーリングスタンプで作ります彼は「え～っ」と言っていたけど、こんな時のために作ったのだもの。シーリングスタンプ、しっかり活用しなきゃ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　封筒はクレイン社のものをチョイス。色は薄いブルーで。それに合わせて、写真と同封するカードも選びました。そして忘れちゃいけない大事なシーリングスタンプ作り。６０個近く作らないといけなかったので、やっぱり作り終えるのに２時間以上かかってしまった…。スタンプの金属部分が熱くなると、綺麗にワックスから剥がれないので適度に冷やしながら作業をしなくてはならず、それが結構大変なのです。ワックスもそんなに早く溶けないし。けど、何とか必要なものは全て準備できて。あとはカードにメッセージを書き、写真を入れて、スタンプで封をするだけ。会社関係の手渡しする人には、これで月曜日には渡せます郵送する人は、人によって写真の枚数が違うため、重さも違うからきちんと郵便局で重さを量って出さなければ。月曜日には出し終えたい。結婚式から３ヶ月。少し（だいぶ？）日にちは経ってしまったけれど、喜んでくれると嬉しいな　　　　　　　　

  2009.09.04

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  お見送り

  いよいよ結婚式の日記も最後の送賓部分のみとなりました。準備も含めれば、長い日記だった～。これから新婚旅行も書かないと（笑）両親への記念品贈呈が終われば、最後の挨拶。まずは彼のお父さまから。続いて、彼…ではなく、私が挨拶させてもらいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　２人にとって大切な人たちに来て頂いているのだからやっぱり２人から挨拶した方がいいと思って。続いて最後の締めの挨拶は彼。　　　　　　　　　　　　　　　　　結婚式当日の朝に、カフェで彼と最後の挨拶についてお互いの内容が被らないよう簡単に打ち合わせしたので読み原稿を書くと、かえってそれに囚われて緊張するので原稿は書かなかったけど頭真っ白になることなく無事にご挨拶できました。深く一礼して、私たちはお見送りの準備のため一足先に退場。扉を開かれた先に待っていたのは…　　　　　　　　　　　　　　　　　ん？スタッフの方が手に持っているお皿の上に乗っているのは、もしかして（笑）　　　　　　　　　　　　　　　　　そう。キン肉マンのミニフィギュア！！式の途中途中でスタッフの方が、私たちの緊張を和らげるため（？）フィギュアを使いながら「次はこんな感じで」と指示してくださったのですがそのフィギュアたちが大集合　　　　　　　　フィギュアを持って、はいチーズ（笑）この小さなフィギュアたちがレストランの至る所に隠されていて。それはもちろん、彼がキン肉マン好きだからなんだけど（レストランスタッフの方もキン肉マン好き・笑）こんなに出てくるとは思ってなかった。気付いたゲストはいたのかな～？ドラジェはドライフリーズした苺をチョコでコーティングしたもの。　　　　　　　　　　　　　　　　　ロビーが狭いので、あまり送賓の時はお話しする時間がなかったです。あと遠方のゲストが多かったので、会場装花をあまりお渡しできず。　　　　　　　　　　　　　　　　　話す時間は短かったけど、皆さんから「良かった」とか「楽しかった」と言ってもらえると嬉しい会場選びから始めて、準備を頑張った甲斐があったというものです。最寄の築地駅や新富町駅から少し遠いのが難点のレストランだったけど地上２００メートルから東京を一望できることや、お料理が美味しかったことデザートブッフェ、スタイリッシュな会場の内装など色々コメントをいただけて嬉しかった。準備期間の長さに比べれば、式から披露宴までの２時間半（実際はかなり押してて３時間近く）は、楽しさも相まって私たちにとっては本当に“あっ”という間でした。やって良かったと、心から思います。多くのゲストに祝福されて、とても幸福な時間でした　　　　　　　　

  2009.09.03

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  花嫁の手紙

  台風が近付いてきているようですね今日は小雨降る中、近所の小学校に選挙の投票に行ってきました。校門の外にまで続く長い列にビックリ出かける予定にしていたから、早めに行ったのだけど丁度多い時間にあたったのかも。さて。結婚式日記もデザートブッフェまで書き終わり、いよいよクライマックスへ。デザートブッフェが終わると、レストランの中へ。結婚式当日の朝に清書した花嫁からの手紙を読む時間。　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼にマイクを持ってもらい、泣いてしまった時のためにハンカチも用意してくれていたので準備万全（笑）　　　　　　　　　　　　　　　　　　花嫁の手紙って、書いてみると意外に難しかった。感情的になりすぎても、両親以外の人には分かりにくいし出来事ばかりを連ねても面白くない。両親への今までの感謝の気持ち、職場の上司・同僚や友人への感謝の気持ち。今の私があるのは、こうした周りの人たちがいてこそ。そんな気持ちを込めて読みました。涙は出なかった（笑）　　　　　　　　　　　　　　　　　　苗字は変わるけど、私が両親の娘であるということは変わりないこと。そして、これからは彼と彼のご両親という新たな家族が増えて新しいつながりが生まれるということ。家族が増えるというのはいいですね。続いて花束ではなく、フラワーアレンジメントの贈呈　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼のご両親に手渡す時には「これからどうぞよろしくお願いします」と。　　　　　　　　　　　　　　　　　　両親に手渡す時には「今までありがとう」そして「これからもよろしくお願いします」そう伝えました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　着物の柄がシンプルだったかなと決めた時は思ったけれどブラウンの壁にゴールドで大柄の鶴や杜若が映えて、シックに決まりました衣装はドレスも着物も、自分の直感や彼のアドヴァイスドレスショップの方にもアドヴァイスを頂いて、あまり迷わず決めたのが良かったみたい。自分の感覚も大事だけれど、客観的に見ることのできる第３者のアドヴァイスは大事ですね。式もここまで恙なく進行し、後は最後の挨拶＆送賓を残すのみ。ここまで本当に“あっ”という間でした。　　　　　　　　

  2009.08.30

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  デザートブッフェ

  デザートはブッフェ形式屋外テラスにブッフェの用意がしてあり、新郎新婦からウェディングケーキの乗ったプレートをお渡しし、その後は各自好きなデザートを選んでもらうというもの。彼のサックス演奏が終わると、いそいそと屋外へ移動。　　　　　　　　　　　　　　　　　　ケーキをお渡しするとき、１人１人ちゃんと会話できたのが良かった特に彼の親戚関係は初めてお会いする方ばかりでこれからよろしくお願いしますとご挨拶。彼の小さい頃は、叔母様いわく「みんなのアイドルだったのよ」と。確かに彼の小さい頃の写真は、ほっぺたプニプニで可愛いです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　友人たちとはつい話し込んでしまいます。あんまり話し込むと、列が長くなるので気をつけなきゃいけないんだけど積る話は色々あるもの。　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちなみに、レストランルークでは左右両側に屋外デッキがありますが屋外チャペルとして使用するのが東京タワー側。デザートブッフェに使用するのは隅田川側です。この時の隅田川側夜景　　　　　　　　　綺麗～この景色と夜景に惚れこんでこの会場に決定したのだもの。出席者の皆さんからもとっても好評で、大正解挙式の時は曇っていて、青空が見られなかったのが残念だったけど夜になってしまえば関係なし。お盆で帰省した時に分かったことだけど、母は夜景に見入っていてデザートを食べ損ねたとか（笑）チャペルとして使用したデッキ側の夜景はこんな感じでした　　　　　　　　　築地市場と東京タワーがしっかり写っております。雨だった時は屋外が使えないので、その点では天気に左右される会場だと思うけど雨さえ降らなければ、とても素敵な景色を堪能できるので本当におススメです。関西から来た私の親戚も、とっても喜んでくれたし。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最初から最後まで、自分の席に座りっぱなしではなくてブッフェで自由に移動してもらい、思い思いに楽しんでもらえて良かったです。何よりも、少しでも皆さんとお話できたのが個人的には嬉しかった。デザートも種類が豊富で「どれにしよう？」と楽しんでもらえたし。男性の皆さんにもモリモリ食べてもらえました。　　　　　　　　　　

  2009.08.27

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  サックスの演奏

  お色直し再入場後は、写真を撮りながらテーブルを周りましたキャンドルサービスとかシャンパンタワーは無し。この後、彼のサックス演奏、デザートブッフェが控えていたので色々演出するより、ご挨拶を兼ねてテーブルを周り、写真を撮るというシンプルな方法を選択したのです。キャンドルサービスも、サックスも、ブッフェも…では何だか盛り沢山の演出てんこ盛りのような気がして。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼の付属高校時代の友人テーブル。皆さん既に既婚者。お子さんがいらっしゃる方も何人か。彼がこのグループの中では最後の独身男性だったという訳で結婚前にお友達に紹介された時、「ずっと結婚しないのかと思ってた」そう皆さんから彼は言われておりました（苦笑）ちなみに、彼はこのテーブルのお友達６人のうち、５人の結婚式に出席し６人（つまり全員）の２次会に出席しているので、式場を決める時「友人と被りたくない」というのが、絶対条件だったのであります。全てのテーブルで写真を撮り終え、高砂席に戻ると、すぐサックス演奏もともとの進行表では、ここで少し時間があるはずだったのだけどドレスから着物に着替えるのに予定以上に時間がかかってしまい実はスケジュール的に押していたのです　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　演奏曲は"Fly me to the moon"なぜこの曲を選んだのかという彼の説明の中で、私がエヴァ好きということが暴露（？）され、ひとしきり笑いが起きておりましたま、職場関係含め、出席者の半分以上は知ってたことだと思うけど。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一身に注目を浴びて、緊張したらしい。確かに、最初音程が外れて、伴奏のウッドベースとピアノだけになったときはきっと誰もが「もう一度最初からやり直すのか？」と思ったはずけど、止まらずに最後まで演奏できました実は途中アドリブ演奏だったりしたらしい（笑）アドリブでも、それっぽく聞こえたのはさすが。後で妹の撮影したＤＶＤを見た彼は、「やり直せばよかった～」そう言っていたけど、やり直さなくて良かったと私は思う。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終わった後は拍手喝采でした皆さんに楽しんでもらえて、良かった良かった。　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2009.08.25

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  お色直し退場＆再入場

  暑い日が続いております今週は休み無しで仕事なので、悲しい…結婚式日記もようやくお色直しのところまでやってまいりました。ファーストバイトが終わり、高砂席に着いて一息。ようやく落ち着いて食事ができる。そう思ったら、もうお色直しで退場する時間。サプライズで母と一緒に退場です。３月に結婚した妹も、やっぱり母と一緒に退場していたので予想してるかな～と思っていたけど、母は自分が呼ばれるとは思っていなかったみたい。ここで母から一言。「えっ、そんな」と言いつつ、しっかりマイクを握る母（笑）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼に娘（私）をよろしくとお願いし私に向かって彼を大切にするようにと、言い聞かせるように一言。元教師なので、口調が先生ぽい（笑）ちなみに、結婚式が終わって火曜日に出社すると、出席してくれた同僚＆上司が口を揃えて「面白いお母さんだね～」と言ってましたが強い印象を与えたようです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　母はいまだにこの時の事を「突然呼ばれるから変なこと言っちゃった」と気にしております。そんな事ないのに（笑）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ぐいぐい娘を引っ張ってテーブルを周る母。妹の時も手を振りながら退場して、後で父に「まるで主役のようだったな（笑）」そう言われて落ち込んでいたのに、この時もテーブルを周って皆さんに話しかけすごくイキイキしてました。そして、お盆のときにその時の写真を見て、やっぱり落ち込んでました（笑）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チャペルで母と２人、何枚か記念撮影その後ブライズルームに戻って、ドレスから着物へと着替えます。ドレスを脱ぐのが一苦労背中には小さなボタンが数十個。これを外さなければドレスが脱げない。それまでは着付け担当の方も何もできません。ようやく脱げたら、ドレス用下着も脱いで、長襦袢に着替える。ヘアメイクさんは椅子に登って髪形のチェンジ。着付けは３人がかり。あっちこっちに身体が引っ張られるのを真っ直ぐ保つのに、私は一生懸命で。この時彼は友人や従兄弟に囲まれてました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かしこまって高砂席に新郎新婦が座っていると話しかけたくても、なかなか近づけないもの。お色直しは話しかける＆飲ませるチャンス。彼の退場はハイタッチしながら打ち合わせの時に、彼が冗談で「ハイタッチとかいいですね」と言ったらプランナーさんがそのアイデアに大賛成。しっかり進行表に“新郎ハイタッチで退場”と書かれてました（笑）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼の友人や上司、親戚だけじゃなく、新婦ゲストの友人や上司、親戚ともハイタッチ。ユニコーンの『素晴らしい日々』１曲じゃ終わらなくて２回流してもらったとか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「出席者全員とハイタッチしたい」が彼の希望だったので３歳の甥っ子君ともハイタッチ。その間も私は引き振袖への着替え中想定以上に時間がかかってしまって。彼が隣のブライズルームで食事する音が聞こえて「ずるい」と思いました（笑）新郎新婦がいない間は、生演奏で楽しんでもらいます　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ようやく着替え終わった頃には、すっかり暗くなっていて。夜景がキラキラしている様子がブライズルームから見えましたお色直し入場の前に、まずはチャペルで彼と記念撮影。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　退場した場所から再登場だと面白くない。撮影後、業務用エレベーターで４６階まで降り、レストランのエレベーターで４７階へ。ロビー脇の扉から再入場しました　　　　　　　　　　　　　　　

  2009.08.23

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  ファーストバイト

  結婚式では必ず生ケーキを使いお互いに食べさせあうファーストバイトをやりたいと思ってました。ケーキが登場するまでの間は唯一私が高砂席に座って、料理をすこ～し食べることのできた時間（笑）職場の人たちが高砂席に来てくれたりリングボーイの大役を務めてくれた甥っ子君がキャンディを持ってきてくれたり。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　このキャンディは、彼の席札ボトルの中に入っていたもの。３歳の彼だけは“ひとめぼれ”のお米の入ったボトルではなくキャンディの入った可愛いボトルでお願いしたのです。そんなことをしているうちに、私の友人がサプライズの手紙を読む時間に。「サプライズ」というのは、彼には内緒だったからこの手紙を書いた彼の友人（アメリカ在住）から、彼には当日まで内緒にしておいて欲しいとリクエストがあったのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　手紙を読んだ私の友人はアメリカ在住の彼の友人と高校時代の同級生。彼とアメリカ在住のその友人は大学時代の同級生。そんな訳で、現在アメリカ在住の彼が結婚式をした時に私の友人と彼は同じ「新郎友人」として結婚式で知り合ったのです。そして、その現在アメリカにいる彼が、アメリカに出発する前に友人たちで送別会を催したとき、彼と私の友人は再会。その時、楽しく飲むのが大好きな私の友人が「今度は私の友達も呼んで飲み会しよう」と企画した飲み会に呼ばれたのが私。そこで彼と初めて出会ったのが馴れ初めなのですこのサプライズの手紙をくれた彼の友人が、自身の結婚式で間接的に私と彼が出会うきっかけを作ってくれたという訳なのです。ホント“ご縁”ってどこにあるか分かりません！サプライズの手紙に彼も少し驚いてました。が、実は少し予想していたらしい（笑）というのも、この数日前にその友人から国際宅急便でお祝いの品が送られてきていたから披露宴唯一の友人からの余興（というか手紙の代読）が終わるといよいよウェディングケーキの登場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２種類のベリーとミントリーフに彩られた、生クリームたっぷりのケーキでしたもちろん、デザートビュッフェの時に皆さんに配りましたよ♪私たちも披露宴終了後に、ちゃんと食べましたが美味しかった　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ケーキ入刀。フラッシュの嵐（笑）「こっち向いて」リクエストに沢山お応えしました。続いて、まず私からファーストバイト。スプーンはアレッシィのBIG LOVEハート型スプーン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼が沢山生クリームを掬おうとするので、ちょっと待って！と。花嫁が口の周りにクリーム沢山つけてファーストバイトなんて、恥ずかしいでしょ（≧□≦）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「あ～ん」の声に合わせて、口の周りにクリームを付けることなく美味しくいただきました続いて彼のファーストバイト。スプーンで掬うと、周りから（司会者さん含め）「もっと！」の声が（笑）これは明らかに一口で食べるには無理だろうと思うサイズを食べさせるというより、ムギュッと口に押し込む感じですな。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　案の定口の周りにクリームがペッタリ。ここでまず笑いを誘います（笑）そして、すかさずキャプテンさんから濡れたお絞りが。これも余興のうちなので、しっかり用意してあるんですね。渡されたお絞りで口の周りを拭いたところ、さらにクリームが広がるという思わぬ展開全然意図的じゃないんだけどな～。でもさらに笑いを誘ってました。キャプテンさんからは、後で「さすが、上手いです」お褒めの言葉をいただいてしまいました（笑）笑い満載で楽しいファーストバイトでありました。　　　　　　　　　　

  2009.08.19

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  入場から乾杯まで

  夏休み中に書き終えたい！と意気込んでいた結婚式日記。結局は式の部分しか書けず…。実家に帰省して、両親に両親用アルバム＆記念写真を渡し本人用アルバムも持っていって見せてきました。結婚式に参加できなかったおじいちゃんにも写真を見せることができて良かったしかし、本人用アルバム重い！ではでは披露宴から、またボチボチ書いていこうと思います。ちなみに、レストランのテーブルセッティングはこんな感じで。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　席札は“ひとめぼれ”の入ったボトル。以前の日記でも紹介しましたが、ラベルの模様を決める時にかなり迷いました～。和風にするかどうかで。お色直しで和装にするから、和風のラベルでもいいと思ったけど彼が「和装にすることは秘密なんだから、和風じゃないラベルの方がいい」と主張してシンプルな柄のものに決定。お盆で実家に帰った時、両親の席札ボトルがまだ大事に飾ってありました（笑）披露宴の登場はオーソドックスに。まだ明るい時間帯なので、スポットライトを浴びることもなく入場です。結婚式は人生の一大イベントではあるけれど、大げさな印象は避けたいというのが私と彼の気持ち。派手派手しく登場しなくとも、この日の主役は新郎＆新婦だということは誰もが分かっていることだから。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出席してくださった皆さんの間を歩きながら、久々に顔を見る友人に声をかけたり、彼の親戚に挨拶したり。なるべくゲストとの時間を多く取る。これが私たちが披露宴で一番大事にしたこと。２時間半の間、友人余興は一切なし。唯一私の友人が手紙を読んだのみ。それでも話す時間が十分に取れなかったと思うのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　テーブルの間を歩くルートもプランナーさんにお願いしてなるべく多くのテーブルの間を歩くようなコース（と言うのか？）で高砂席に着きました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして、披露宴でもう１つ「こうしたい」とお願いしたのは最初＆最後の挨拶は新郎と新婦の両者から一言ずつ言わせて欲しいということ。ご招待しているのは彼のゲストだけじゃなく、私のゲストも半分近く。彼が代表して２人の感謝の気持ちを…というのでもいいけどやっぱり私も自分の言葉で感謝の気持ちを伝えたかったのです。一言といっても、後で妹の撮ってくれたＤＶＤを見ると私以上に彼の方が沢山喋ってたけど（笑）続いて主賓挨拶緊張しますね～。この時が一番緊張したかも。上司には「主賓挨拶をお願いします」とお願いしたのみなので何を言われるか分からなかったから（笑）写真を見ると、２人とも神妙な面持ち。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私の主賓は、所属するグループ（部署ではなく）の一番偉い上司。当然直属の上司に比べれば、普段一緒に仕事することは少ない人。話すエピソードがあるだろうか？と思っていたのだけどさすが、ちゃんと普段の私を見てくれているのだな～と思うようなちょっとご祝儀の入った（？）スピーチでした（笑）彼も主賓が何を言うか不安だったらしい（笑）乾杯の発声は彼の会社の別の上司から　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高砂席の後ろがカウンターのバーになってます。「かっこいい」と彼はお気に入り結局、このシャンパンと赤ワインを１杯程度しか披露宴中に飲めませんでした…。彼は私がお色直しで退場した後、友人や従兄弟に囲まれて飲んだようですが。ホント花嫁は時間なくて食べられないし、飲めないです　　　　　　　　

  2009.08.18

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  挙式（その２）

  （その１）からの続きです。ちなみに屋外での挙式はこんな感じでした。曇っていて周りのビル群がはっきりとは見えません。それがまた高さを感じさせますね～。ちょっと雲の上っぽいと思うのは自分の結婚式に対する贔屓目でしょうか（笑）　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼の腕に手をかける感じで、祭壇を登って一礼。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この後神父さんから式を執り行うことが列席者に宣言されお互いに誓いの言葉を述べてから、指輪の交換私の職場の先輩（男性）は、自身の結婚式の時に緊張のため相手の指輪を取らなければならないのに、自分の指輪を取ろうとしたらしく「神父さんがギュッと指輪を押さえてて取らせてくれないんだよね。　なんでかな～と思ったら、自分の指輪を取ろうとしてた」と言ってましたがサイズ違いの同じ指輪が並んでいると、確かに緊張して間違えちゃうこともあるかも。私たちはそもそも形も色も違うので、間違えることはありませんでした。続いて神父さんの祈りの言葉。彼と向き合ってお互いの手を握りながら聴きます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　神父さんの声、低くて素敵な声でした屋外に出たときから風はあったけれど、この辺りから風が少し強くなってきて。ヴェールが風になびいて（友人は素敵だったと言うけれど）頭が引っ張られる…長いヴェールが帆のように風を受けてます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　祈りの言葉を聴き終わると、フェースアップ。新婦と新郎の壁を取り払うという意味があるんですね～。そして誓いのキスこの時雲の切れ間から太陽の光が　　　　　　　　　　宣誓書に神父さんがサインした後、お互いにサインしました。“生涯お互いに愛し、慈しむ”ことをいつも心に留めておこうと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　雲の切れ間から太陽の光がのぞいて誓いのキスから挙式が終わるまで、ずっと光が差してました。何だか祝福してもらっているようで、嬉しいですねこの後は列席者の方を向いて、神父さんが夫婦となったことを宣言したあとバージンロードを歩いて退場。フラワーシャワーはお願いせず、出席してくださった皆さんの拍手で送ってもらいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「おめでとう」と声をかけてもらって、とても幸せ結婚するっていいですね。誰かが隣にいて、分かち合える幸せと安心感が違う。恋人同士でも感じられる幸せと同じかというと、ちょっと違うように思うのです。愛とか幸福という甘さに、家族の責任という重みが加わった少し身がピリッと引き締まる一体感とでも表現したらいいのか。３０分程度の短い挙式時間だったけれど、お互いが出会えて結婚に至ったことこれから周りの助けを受けながら２人で生きていくことを実感できるセレモニーでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2009.08.11

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  挙式（その１）

  挙式リハーサル、親族紹介が終われば、いよいよ挙式挙式は屋外テラスのチャペルで執り行いました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　屋外テラスはこんな感じに飾り付けられていました。装花打ち合わせのとき、祭壇の両側にもスタンドで花を飾ってはどうですか？そう勧められたけど、祭壇だけで十分ですとお断り。写真で見ても、特に何もなくて空間が寂しいなんてこともなくこれで十分だったと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　列席者の椅子には、会場装花と同じ白いカラーを飾ってもらいましたこうしたお花にも通常では考えられないようなお値段がするのですよね…。ご祝儀相場なのか、人件費も考えれば妥当なのかよく分かりませんが最終的に装花も含めた見積もりを見た時はさすがに驚きました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　まず神父さんから入場。最初プランナーさんからは神父さん＆聖歌隊（２名）＆オルガン奏者を提案されたのですが「聖歌隊は必要ないよね」ということで、神父さん＆オルガン奏者のみに決定。よく挙式では列席者に聖歌の歌詞が配られたりしますが一緒に歌う人も少ないだろうし、それであれば聖歌隊もなくていいかと。ちなみに、聖歌隊を頼まなくともお値段は変わりませんでした（苦笑）　　　　　　　　　　　　　　　　　　続いて新郎を先導する形で、リングボーイである３歳の甥っ子君がお母さんに付き添われて神父さんの後に従います。その後ろ、少し距離をあけて歩いてくるのが彼。　　　　　　　　　　　　　　　　　　神父さんにリングピローを手渡すと、リングボーイの重大な役目は終わり。彼は祭壇の一歩手前で、私が父親と歩いてくるのを待ちます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼が祭壇前で立ち止まったら、キャプテンさんの合図で父と一緒にバージンロードに進みました。ここで緊張したり、感激で胸が一杯になる花嫁は多いのではないかと思うのですが私の場合、隣で父が「どっちの足からだ？」とか、「ここで礼をするのだったかな？」とか聞いてくるので緊張など全然せず…あれは父なりに緊張をほぐすためにやってくれたことなのかと好意的に（？）解釈することもできますが、単純にリハーサルの時のことを忘れていただけだと娘の私は思います…（笑）余談ですが、結婚式当日に全体の指揮をとってくださったキャプテンさんがとっても面白い人でした！最後の打ち合わせで彼がキン肉マン好きだということを、プランナーさんにお話したらプランナーさんからレストランのスタッフの皆さんに伝わったらしく（男性スタッフさんは皆さんキン肉マン好きらしい）レストランのあらゆる場所にキン消しがさりげなく隠してあったのです（笑）そして、挙式前、登場前、写真撮影の時などなど、あらゆる時にその場に隠してあるキン消しをさっと取り出し、「こんな感じで」と人形を使ってデモンストレーションしてくれるのですが、これが面白くて。私はウォーズマンとかラーメンマンとかのメジャーキャラしかよく知らないのだけど彼は見せられるキン消しにすごく反応して喜んでました。こんな心遣いもあって、楽しい笑顔満載の結婚式にできたのだと思います。キャプテンさんありがとう！話を挙式に戻して、父とバージンロードを歩いて彼の所まで来たら父の手から彼の手へと手を移し替えます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　父は彼に「よろしくお願いします」と声をかけてました。そして２人で一礼して祭壇に登ります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちょっと曇っているのが残念ですが暑くなかったのは良かったかも。ちょうど良い気温でした。長くなったので、その２へ続きます。

  2009.08.11

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  挙式リハーサル＆親族紹介

  ひと通り撮影が終わると、次は挙式リハーサルです。リハーサルは神父さんと、リングボーイをお願いした彼の甥＆妹さん、私の父を交えて。可愛らしい彼の甥は３歳になったばかり。人見知りしてしまうということで、お母さんである彼の妹さんもリハーサル・本番ともに一緒に付いて歩くことになりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　神父さんは外国人。ちょっと怖々しながら、お母さんに促され神父さんに近付いていく甥っ子君。無事にリングピローを渡すことができました　　　　　　　　　　　　　　　　　続いて、父と一緒に入場するところから練習。歩調を合わせながら一歩一歩歩くのですが、これが意外に難しいドレスのスカートを手で持ち上げないよう、少し蹴り上げる感じで歩いてくださいと言われるのですが、ドレスに慣れていないためにその感覚がイマイチ掴めず、裾を踏んでしまうのです…。ドレスの中にパニエを着用するタイプのものであれば裾がかなり広がって足元に空間ができるので、裾を踏んでしまうことはないのかもしれませんが、私の選んだドレスはすとんと落ちるドレープ感が美しいドレス。踏まないよう歩くのに苦労しました。神父さんの少し手前で、父の手から彼の手へと。腕を入れ替え、今度は彼と一緒に神父さんの前へと歩み寄ります。この後の一連の作法（？）が色々あって、本番で全て覚えていられるのか少し不安になりました。けれど、神父さんが「大丈夫。分からなくなったら私が小声でお教えします」そう言ってくださったので、忘れた時は忘れた時だと割り切ることに。　　　　　　　　　　　　　　　　　　リハーサルがひと通り終わると、一旦ブライズルームへ。ヘアメイクを少し直している間に、チャペルが親族紹介の場に変わります。親族紹介は新郎側親族から紹介があり、続いて新婦側親族の紹介になるのですが私の親族はみんな関西出身の関西在住者ばかり。別に特に変わったことは言っていないにも関わらず、なぜか笑いが…。先日出張から帰って、彼のご両親宅にお邪魔した時に、彼の妹さん＆甥っ子君にも会ったのですが「面白い親族紹介で、さすが関西って思いました」と。なぜ～滞りなく（？）親族紹介＆写真撮影も終わり、時間は押し気味。親族は屋外チャペルへ。私たちはまた一旦ブライズルームに戻り、再度簡単に衣装、メイクのチェックをしていよいよ本番です。　　　　　　　　

  2009.08.10

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  挙式前の撮影

  すっかり日にちが経ってしまいましたが、ようやく写真が手元に届いたのでこれから少しずつ当日を思い出しながら結婚式の様子を日記に書いていこうと思います写真は本当は７月初めには届いていたのですが、旅行＆出張で全部を見たのが８月に入ってからになってしまったのです。ドレスに着替え終わり、メイクをしている最中彼は生演奏をお願いしていたウッドベース＆ピアノの演奏者の方と会場で何度か音合わせ。　　　　　　　　　　　　　　　　　天井が高い会場だったので、音が本当に良く響いて上手に聞こえる（笑）音響って大事なんですね～。　　　　　　　　　　　　　　　　　私は仕度の途中だったので、彼の演奏の様子は見てませんが部屋まで音がよく聞こえてきてました。時々調子を外すこともあったけど、なかなか上手な演奏だったので緊張してないのかな？と思っていたのだけど、後から彼に聞くとこの時は結構緊張していたらしい。メイクが仕上げの段階になると、カメラマンさんが入っていらっしゃいましたなかなかカッコイイ男性で、私と彼は２人して「イケメンだよね～」と。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　口紅を塗っているところの写真、鏡越しの写真などを何枚か撮影。「鏡に向かって微笑んでみてください」そう言われても、なかなか上手に笑えるものではありません。強張った顔の写真ばかりだったら…と思ったけれど出来上がった写真を見ると、自然な感じで（？）微笑んでいる写真になっていてさすがプロ！と思いました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　準備が完了し、挙式の練習＆親族紹介の前に撮影があります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブライズルームを出て、室内チャペルへ。当日は晴れていたのですが、挙式時間が近付くにつれて曇ってきて。青空をバックに写真が撮れたらいいなと思っていたので、残念けど、その薄曇状態が、かえって写真で見ると本当に宙に浮いているような感じになっていて良かったです。　　　　　　　　雨の場合はこちらのチャペルで挙式ですが、それ以外は屋外のテラスで挙式。私たちも室内チャペルは撮影と親族紹介のみで利用しました。狭いのが少し難点ですが、壁一面が窓なので、開放感は抜群です。こちらからは丸の内＆隅田川がよく望めます。屋外テラスのチャペルからは東京タワーこのレストランで結婚式をしようと決めた最大の理由は景色。当日は忙しくて私たちは景色を堪能する時間はなかったけれど改めて写真で見ても、この会場で結婚式を挙げて良かったなと思います　　　　　　　　

  2009.08.09

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  準備の仕上げ

  明日から１０日間の新婚旅行。去年の秋に、一緒にオランダに行っているので“特別感”はあまりないのですがやはり好きな人と２人で普段の生活圏から遠く離れた場所に行くことは嬉しいもの。スーツケースに洋服を詰めるのも、出張の時とは違って、悩みつつも楽しい作業です。洋服は、基本的にはカジュアルに。着心地良く、たたんでも皺になりにくいものが中心です。ジャージー素材が多いかな。他にはリラックス感が好きな麻のパンツ。麻は皺になりやすいので、詰め方に工夫を。もし、スーツケースを開けて、すごく皺になってしまっていたらホテルでプレスをお願いすればいいことだし、持って行くことにしました。それから、忘れてはならない長袖のロングカーデやボレロ、ストールも！夏のオーストリアに行ったとき、７月で日本は連日猛暑日だったのに着いたウィーンは雨で、寒いということがあったから。２人分の洋服や下着を詰めたのに、埋まったのはスーツケースの片側のみ（笑）もう片方はお土産スペースと考えて。他には、プラハから１泊旅行で行くチェスキー・クルムロフへの旅行で使うボストンを入れました。もし、お土産が多くなりすぎて（たぶんそんなことにはならないと思うけど）スーツケースの片側だけではスペースが足りなくなった時にも使えます。あと、忘れてはならないのが、アクセサリー類普段は仕事で邪魔にならないように、小さくて動きの少ないタイプのものを着けているのですが、旅行ではなぜか大振りのボリューミーなアクセサリーが着けたくなるのです。やはり、これも非日常感を感じたいからなのかしら。化粧品を詰めれば、パッキングは完成。晴れるといいなところで。本当は旅行開始時からデビュー！と思っていたデジカメで、幾つか持って行くピアスのうちの２つを撮影してみました５年前に購入して、ずっと使ってたデジカメと比べてすごく操作性が良くなっていて感動です！　　　　　　　

  2009.07.10

• 明日中にやるべきこと

  明日は１日早く特別休暇を取りました。きっとギリギリまで準備できないだろうなと思ったから。結果的に大正解だったかも（笑）この２週間ほど、７月中に提出しなければいけない報告書やレポートを仕上げることに専念していたので、帰りが終電になることもしばしば。ま、終電を逃してタクシーで帰宅するよりマシですが。１２時半を過ぎて夕食を作る元気はないので同じく終電近い電車で帰ってきた彼と駅で待ち合わせ深夜も開いているファミレスで夕食…そんなことが何回かあったので、冷蔵庫にはまだ食材があって。本当は先週の日曜日に買い物した時、ちゃんと使い切れる分だけ買ってきたのだけど。予定外のこと（朝食を食べずに出勤しないといけないこともあったりしたので）もあり野菜やヨーグルト、ミルクが残っちゃってます。う～ん、明日１日で使い切れるかしら。お肉なんかは、下処理をして冷凍しちゃえば私が出張中に彼が使ってくれるだろうけど、さすがに野菜は１０日も冷蔵庫で放置しちゃダメだしそれからもう１つ。明日絶対やっておかなければいけないことが。それはネイルを塗りなおすこと。家事をするとネイルが剥げ易いので、ずっと敬遠していたのですがOPIのネイルをもらったことをきっかけに、もう一度ちゃんとネイルケアする生活をしてみようかなと思い立ち、この１週間ほど実践してます。まだ１週間。なので、全然威張れたものではありませんが。トップコートを塗っていても、やっぱり先端から剥げてくるので明日は必ず塗り直しをしなければ。仕事もあって無難なピンクベージュを塗っていたのですが旅行に行くし、もうちょっとビビッドな色にしようかとワクワクしてます

  2009.07.09

• 出発準備

  今日は七夕ですね東京は晴れていたので、織姫と彦星は出会えたのかしら。さて。今週の土曜日出発だというのに、スーツケースとデジカメを買っただけで特に準備をしていませんデジカメは、持っていたコンパクトデジカメが５年前に購入したものだったので今なら下取りもしてもらえるし！ということで、新しいものを購入。付属のペンで色々遊べるタイプです。同時にメモリも容量の大きなものにチェンジ。色はパープルにしました本格的なデビューは、もちろん新婚旅行です。準備はほとんどしていないに等しいですが都議選の期日前投票だけは、ちゃんと行ってきました（笑）今日の日経を読んでいたら、期日前投票が増えているのですね。旅行から戻ってきたら、都議会の勢力が逆転しているのか、そうでないのか。すご～く関心がある！という訳でもないけど、やっぱり投票すると結果は気になるものです。投票してデジカメを買ったら、彼の実家へ。旅行から帰ってきたら、すぐに出張に行ってしまうのでそのことをお伝えするために、お邪魔してきました。やっぱり、本来は旅行から帰ったらお土産を持って伺うのが通常だとは思うのだけど、なんせ翌日の出発まで半日もない。彼のご両親に嫌な顔されるとか、そんなことは全然心配してなくて。私が「行きたい」と言っていて、彼が「行ってくれば」と言っているならお互いの両親には、お互いが決めたことを報告するのみ。行くといっても、３週間程度だし。予想通り、どちらの親も快く「行ってらっしゃい」と言ってくれました。８月に帰国した後、彼の両親宅にお土産持って帰国報告をしたら翌週は関西の私の実家に帰省。そのさらに翌週は、彼の新潟のおばあさま宅に行く予定と、盛り沢山です。本当は結婚式の写真が来たら、すぐに焼き増しして送りたいのだけどプランナーさんの手元にデータとアルバム３冊が届くのが10日だとか。20日に帰国したら、彼に焼き増しはお願いしておこうかな～。うーん、どうしよ

  2009.07.07

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  仕度の開始

  当日のカメラマンは男性でしたそんな訳で、髪をアップしている写真などは、手持ち無沙汰だった彼が撮影してくれたもの。カメラマンさんがブライズルームに入っていらしたのは私が着替え終わって、最終的なメイクの仕上げに入った段階。私はそれで十分だったけれど、もっと前から写真に残しておいて欲しいと思うなら女性のカメラマンさんをお願いした方がよいかもしれません。ということで。プロのカメラマンさんが入る前の部分まで、手持ちの写真で日記を書いておきたいと思います。プランナーさんと待ち合わせたのは聖路加タワー１階。そこから通常のエレベーターではなく、業務用エレベーターで４７階まで。通常のエレベーターを使う場合は、４６階でレストラン専用エレベーターに乗り換える必要があります。なぜ業務用エレベーターで会場入りしたかというとちょうど私たちがブライズルームに入った時、前のカップルが最後のスピーチをしていらしたから。１日２組だけど、後のカップルの仕度の時間が前のカップルの送賓の時間に少し重なるのですね。どうしても披露宴は２時間半じゃ終わらないし。時間は押せ押せだから。　　　　　　　　　　　　　　　　　部屋に入ると可愛らしいぬいぐるみが。祝電でしたぬいぐるみじゃないものも。プリザーブドフラワーのものとか、色々あるんですね～。ちなみに、可愛らしい沢山のぬいぐるみは、彼の３歳の甥っ子さんにもらわれて行きました。ちょっと私たちの家には可愛らしすぎるテイストなので。もちろん、中の電報はちゃんとファイルしてあります早速準備開始。準備中に全ての電報に目を通し、どの電報は全文を読んでもらうか名前のみの紹介にしてもらうかを決めます。電報を読むだけなので、彼はやることなくて暇そう。一方の私は、髪をホットカーラーで巻いていきます。顔はローションパックをしながら。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しばらくすると、お隣のブライズルームから声が。どうやら送賓を終えた新郎新婦が戻っていらしたみたい。食べられなかった料理を食べる音も新婦とは全然顔を合わせなかったのですが、新郎とは少し部屋の外に出たとき、ちょっとだけ顔を合わせました。そのうちレストランからピアノとウッドベースの音がしてきて。生演奏をお願いしたプロの方がいらしたようです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サックスでセッションする予定の彼は急いで着替え楽器を持ってレストランへ高い天井に音が響いて、普段以上に良く聞こえる（笑）私もドレスに着替えたところで、プロのカメラマンさんがいらっしゃいました。ここからは、写真が来てから書こうかな記憶が遠くなってしまいそうだけど…（苦笑）　　　　　　　　　　　　

  2009.06.02

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  まずは入籍

  いよいよ当日の朝天気を心配していたけれど、曇りがちなものの、雨ではなくてひと安心。なぜって、雨だと外のデッキで式を挙げることができなくなるから。室内のチャペルは小さいのですゆっくり起きて、家族みんなで２８階の明石で朝食。こちらでは洋食か和食の朝食が選べたのですが、和食が美味しかった景色も、眼下に築地市場を望み、その向こうにはレインボーブリッジも。午前中に中央区役所に婚姻届を提出する予定だったので荷物を詰めなおしたり、彼が来るまで準備。家族はその日ももう一泊する予定だったけど、私たちは汐留のコンラッド東京に泊まるつもりだったから。前日の夜に部屋飲みしたので、テーブルの上にはおつまみや空瓶が散乱…（笑）彼が来るから片付けなきゃみんなでバタバタしているところに、彼から到着のメール「当日はメイクしないで来てくださいね」そう言われていたので、日焼け止めだけ塗って帽子を被り、彼と中央区役所へ。両親にちゃんと挨拶できなかったので、準備に入る前に挨拶しようと考えて。なんだか、彼がいる場所で挨拶するのが恥ずかしかったのです。新阪急ホテルから新富町の方へ歩いて区役所へ。守衛さんに来訪目的を伝えると、窓口に案内されました。　　　　　　　　　　　　　　　　　休日だから、電気が消され、誰も居ないフロア。婚姻届は受け付けてくれるんですね～。しばらく窓口前の長椅子に座って待っていると、当直の職員の方が。婚姻届とお互いの戸籍謄本を提出。記入事項を確認され、受理してもらいましたとうとう入籍。住民票のある自治体ではないので、週明けに確認され問題がなければ遡って２３日に入籍したことになるとのこと。あと１つ、注意事項としては、今の住所でお互い世帯主になっているので必要があれば「世帯合併」の手続きを取ってくださいと言われました。入籍すると自動的にどちらかが世帯主になるのかと思っていた。でも、違うみたいです。確かに婚姻届にどちらの氏を名乗るか選択する項目はあったけど、世帯主をどうするかという項目はなかった。私は氏を変えない方が世帯主になるんだと勝手に思ってました。無事に婚姻届けも提出したし。「入籍したんだね～」と話しながら区役所の外に出て、ふと気付いたことが。ん？手に持っていたはずの、ブルガリの結婚指輪がない！提出したことに浮かれていたのか、椅子に置きっ放しになってました…。ビックリした。時間はまだお昼前。前日にバタバタ出発したので、きちんと書けなかった花嫁の手紙を書くため、カフェへ。　　　　　　　　　　　　　　　　　なんてギリギリな私たち…（苦笑）写真のサイズを縮小しているため分かりにくいですが、沢山直しが入ってます。間違えないように慎重に清書。その間、彼はウェルカムスピーチを頭の中でイメージしてました。原稿を書いちゃうと、私も彼も逆に何も言えなくなってしまうのです。紙ナプキンに言いたいことのポイントを書いて、お互いにスピーチ内容が被らないよう「こんなことが言いたいんだけど」と確認。時間はたっぷり。清書して、ゆっくりお茶して。それからのんびり聖路加タワーに戻りました。１時４５分に１階でプランナーさんと待ち合わせだったのでしばらく隅田川沿いをぷらぷら。こんなに当日のんびり、緊張感ない感じで良いのだろうか（笑）？準備に入る前に、彼のご両親と私の両親が挨拶する時間（私も両親に挨拶してなかったし！）を設けようと思っていたのに、両親に居場所を確認すると「みんなで柴又に遊びに来てる」とのこと…どうやら、その日にホテルの部屋に入れてもらった新聞（確か朝日）の日曜版に柴又の話題が載っていて、父が「柴又行きたいな」と言っていたような…。何も式の前に行かなくても…と思ったのだけど、この緊張感ない感じがいかにも我が家族らしい気もして、脱力しつつも笑ってしまいました。という訳で。区役所に行く前も挨拶できず、準備に入る前も挨拶できず。準備に入ってしまってからは、当然そのような時間もなく。怒涛のように（？）結婚式へと進んでいったのであります。　　　　　　　　　　　　　

  2009.05.31

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  結婚式の前日

  結婚式を終えて１週間。一緒に住み始めたのは１月からなので、この１週間で特に何かが変わったということはないけれど、お祝いを頂いた方に内祝いを贈るため、結び切りの熨斗に彼の名前と私の名前を並べて書いてもらう時、「あぁ、結婚したんだな～」とふと思ったりします。結婚式の時にプロのカメラマンの方にお願いした写真はまだまだですがぽちぽち前日のことなど書いていこうと思ったり。前日の金曜日は、さすがにお互い仕事はお休み。私は夕方から両親が東京に来る予定になっていたので、準備をしてホテルへ。彼はサックスの練習をしてから実家へ。妹の結婚式の時と同じように、前日はお互いの家族とゆっくり過ごすことにしてました。お昼過ぎに出かけることにしていたので、午前中は最後の持ち込む荷物を確認して。そのあと、彼に花嫁の手紙の朗読を聞いてもらいました。花嫁からの手紙。あっさり「いいんじゃない」で終わると思っていたのに後半部分で厳しい指摘が（笑）私は両親だけじゃなく、出席してくれた友人や同僚、上司に対しても感謝の気持ちを伝えたかったのだけど、そうすると「いまいち誰に宛ててだかが分かりにくくなる」と言われて、何度か手直ししました。そんなこんなで、読んでは書き直し、読んでは書き直ししていたらすっかりお昼になってしまい、慌てて出発…。前泊予定の新阪急ホテル築地へ結婚式が隣の聖路加タワーだったので、前泊と親族＆家族の当日泊はこちらのホテル。妹と両親合わせて５人が泊まれるお部屋は、和洋室のみ。スイートの定員は２人まででした。他に汐留や銀座まで含めて探したけれど、なかなか多人数で泊まれる部屋がないですね。まずは１人でチェックイン。フロントは１階ですが、客室は２９階以上です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　洋室にエキストラベッドを１台入れてもらい、あと２人は隣の和室。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　広いパウダールーム。ホテルなのに、旅館みたい…（笑）奥にバスルームがありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バスルームの窓からも、隅田川や夜景が見えますビューバスはいいですよね。のんびりお風呂に浸かりながら、電気を消して夜景を眺めてリラックスできるし。それを狙ってか、ちゃんとお風呂のライトは調光機付きでした。ホテルに泊まると、ついついベッドのシーツの触り心地だとかバスルーム、アメニティ、タオルのフカフカ具合をチェックしてしまう。ビジネスの宿泊で泊まるホテルを選べない時は仕方ないけど、自分のお金を出して泊まるなら、やっぱり非日常性とリラックスできるかどうかが大事です部屋に荷物を置いて、ネイルサロンへ。普段は滅多にマニキュアもしないのだけど、さすがにこんな時は綺麗にしなければドレス、着物、指輪に共通する色はゴールド見る方向によってイエローゴールドだったり、ピンクゴールドだったりするラメを爪の先に塗ってもらい、両手の薬指だけネイルアートを施してもらいましたブライダルだからといって、アートてんこ盛りにならないよう注意しながら。結婚式後もしばらくはオフしないつもりだったし、ドレスも着物もどちらかというとシンプルなものを選んでいるので、合ってないとおかしいと思って。自分でやるときはついついグイグイと押し込んでしまう甘皮も綺麗にカットしてもらって、パラフィンパックもしてもらったし。終わった時には、ちょうど両親も東京についてホテルにチェックインした頃。一旦ホテルに戻って両親と一緒に再度銀座の街に繰り出しました。築地～銀座は近いので、ぷらぷら歩きながら、翌日の話をしたり両親の近況を聞いたり。食事の時間も含めれば、５時間ほど両親と３人でゆっくりできたのは良かった。意外に結婚式当日はバタバタと忙しく、ゆっくり話す時間が取れませんでした。夜には関西から２人の妹も到着聖路加タワー１階のコンビニにお酒を買いだしに行き、また軽く飲んだり食べたり前日なのに（笑）　　　　　　　　　　　　　　　　　　部屋の窓からはお台場方面の夜景が見えて、とても綺麗でした。東京湾花火大会の時なんか、宿泊すると良さそう。本当は早く就寝した方が良いのかもしれないけど、やはり最後の日。小さい頃を含む、色々な話題が出てきて気付くと深夜。ビューバスのお風呂の電気を消して、この日ばかりはちょっと高めのシートマスクをしながらゆっくりお風呂に浸かってから就寝。翌日結婚式だとは思えないほど熟睡できました（笑）　　　　　　　　　

  2009.05.30

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  結婚しました

  ５月２３日。聖路加ガーデン４７階のレストランルークにて、結婚式を行いました。とても楽しかった！そして、本当に“あっ”という間に終わってしまいました。２時間半は十分な時間だと思うのに、当事者になるとあれほど時間が足りないと思うものなのですね。午後１時４５分に会場入りして準備を始めてから、全て終わった８時半過ぎまでの７時間あまりが、ホント一瞬のようで。出席してくださった方々とお話する時間も取れたし。夜景にこだわった会場選びも、「素敵な会場ね～」とお褒めいただき。何より、送賓の時にみなさんから「いい式だった」と言っていただいたことが嬉しかったです。ドレス→和装の衣装チェンジは大正解「似合う」とお褒めの言葉を沢山いただきました。結婚式前日からの日記は、これからゆっくり書いていきたいと思います。多くの人の嬉しそうな顔を見ると、予想以上に費用はかかってしまったけれど特に費用を削ることもせず、思ったように式をして良かったなと思うし何より、あの場に出席してくれた人、都合で出席できなかった人を含めて多くの人の支えがあって、今の私たちが居ることを実感できました。この感謝の気持ちを忘れず、これから彼と幸せな家庭を築いていこうと思います　　　　　　　　

  2009.05.25

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