台北3日目
台北3日目、最終日。連日の脂っこい料理が原因なのか、何だか胃の辺りが重い感じ。最後の日だから…と思いつつも、あまり体が積極的に動きたくないと言っているような感じがして、朝食を食べた後も部屋でゴロゴロ。結局12時のチェックアウト時間少し前にホテルを出て、茶芸館だけは帰国前に行っておこうと、ガイドブックにも載っている紫藤盧に行ってみることにしました。 一見茶芸館には見えない、藤棚の入口。建物は日本統治時代の物らしく、木造のレトロな雰囲気です。時間はちょうど昼食時。店内は一見混んではいなかったけど、予約席がほとんど。1人でふらりと訪れるなら予約なしでも大丈夫かもしれないけど昼食時などのいい時間にある程度の人数で訪れるなら、事前予約した方が良さそうです。 食事をする気分ではまるでなかったので、お茶と茶菓子を注文。お茶を注文すると、お湯を沸かしてくれます。 沢山の茶葉の中から注文したのは凍頂烏龍茶。お茶の淹れ方、飲み方のデモンストレーションをしましょうか?と聞いてくれたのでお願いしてお手本を見せてもらいました。 お湯はたっぷり沸かしてあって、追加(無料)で足してくれます。とはいえ、元々のお湯の量がかなり多いので、足してもらわずとも私には十分。茶器は小さく、まず香りを嗅いでから、次の器に移して、それから頂く形。必然的にゆっくり飲むことになるので、次第に身体がポカポカと温まり胃が脂で重かったのが、お茶で洗い流されたのか、身体もすっきりしてきて。 お茶請けにはパイナップルケーキを頼みました。お茶を飲むうちに身体が温まって、すっきりしてきたので、空港に行く前にもう1ヶ所龍山寺に行ってみようと計画変更。台湾茶の力ってすごい。脂っこい料理に温かいお茶って理に叶ってるんですね。結局2時間近く茶芸館でまったりした後、MRT中正紀念堂まで徒歩で移動。途中、大勢の若い人たちがゾロゾロと同じ方面に向かって歩いていくのを見て「何があるんだろ?」と思ったのは、師大路方面。後でガイドブックを読むと、最近の人気スポットとか。確かに結構な人たちがその方面に向かって(若い人、カップルが多かったかも)いたので次回は行ってみたいなと思いつつ、今回は時間もないので駅に向かってスタスタ。MRT小南門線に乗って西門まで行き、そこで板南線に乗り換えて龍山寺。駅を出ると、沢山の年配の人の姿に「巣鴨みたい」ってちょっと思った。 案内所ではお祈りの方法も教えてくれるらしいのだけど、残念ながらあまり時間が無く。お寺の中は沢山のお祈りする人と観光客でごった返していました。 もうもうと立ち昇る線香の煙。1日目にも思ったけど、台湾の線香って大きくて、香りもどこかハーブっぽい。その香りに何だか癒されます。急ぎ足でお寺をぐるりと見た後、少し近辺のお店を覗いたりしていたらもうホテルに荷物を取りに戻らなければならない時間。ホテルから空港までは2駅で近いから、空港でチェックインしたのは出発の1時間半前でした。チェックインカウンターで「Cクラスです」とチケットを渡され、「ん??」と思ったものの普段Cクラスなんて乗らないので、特段疑問にも思わず最後の買い物。飛行機に搭乗して、ようやくビジネスにアップグレードされていたことに気付いた始末(苦笑)「本機は満席で出発いたします」とアナウンスがあったから、エコノミーの席が足りなくて1人旅で席を移動させやすい私がアップグレードしてもらったみたい。カウンターでは特に「アップグレードします」なんてことは言われず、あっさりチケットを渡されたので席に案内されるまで気付かなかったけど。 アップグレードされる場合、「席だけ」ということもあるけど今回は食事もビジネスクラスの食事でした。お寿司とシャンパンをいただき、ちょっと眠ったらもう羽田。できれば長距離路線でアップグレードになるともっと嬉しい(笑)2泊3日と短いながらも、久々の1人海外。思いつくままふらふらとあっち行ったり、こっち行ったり、バスに乗ったりするのが楽しい。リフレッシュできて、彼にとっても感謝です。今回は天気が今ひとつだったから、台北101には行かず、九扮にも行かず仕舞いだったので次回は彼や娘とも一緒に来たいなぁ。近いし。番外編。 台北の街をぷらぷらと歩いていて、所々で見かけた箱。どうやら買い物した人がレシートを入れているみたい。ゴミ箱でもないようだし、何なのかホテルで聞いてみたら、レシートに番号が振ってあって3ヶ月に1回(だったかな?)番号の抽選があって、当選するとお金がもらえるのだとか。この箱は「もしレシートの番号が当選したら、その金額を寄付しますよ」という人がレシートを入れる(寄付する?)ための箱だということらしい。困った人やお年寄りや、社会的弱者のために使われるみたいです。確かに台北で買い物をしてもらうレシートは、どこでも共通様式で、一番上に日本の年賀葉書のような番号が書いてあるのだけど、そういう意味だったのね。私もレシートを入れてきました。すごくniceなideaだと思う。どうせ捨ててしまうものなら、もしかして当選して役に立ってくれる方が嬉しいもの。日本でもやればいいのに。