プレイス・トゥ・ビー
行ってきました。上原ひろみのプレイス・トゥ・ビーツアー!!何と表現して良いのか。自分の語彙力の無さが情けないですが、本当にすごかった。圧倒的でした。初のピアノソロツアー。ステージ上はグランドピアノだけがポツンと。彼は「ピアノだけでどんな演奏をするんだろう?」と言っていたけどそんな心配なんか杞憂だった。1曲目から、音の洪水。 飛び跳ね、足を踏み鳴らし、演奏しながら歌い。時にピアノ線を押さえて、ベースやチェンバロ、ハープのような音も交えての演奏。CD収録曲がベースだけど、8割以上はその場で即興アレンジ。その時その時で即興は違うので、会場の雰囲気とコラボしてどんな演奏になるのだろう?そんなドキドキが上原ひろみのコンサートにはあります。しかし、MCとのギャップはすごい。MCではとても可愛らしいのに、一旦ピアノの前に座ると別人格のよう。集中力がすごいのです。私が好きなのは、ポルトガル領の大西洋の島、アゾレス諸島ファイファル島で作曲された“Islands Azores”と、スイスのベルンで作曲された“Berne, Baby, Berne!”1曲1曲作曲された場所の風景や雰囲気が伝わってくるようでした。“Berne, Baby, Berne!”はベルンのマリアンズジャズルームで聴きたい。ちょうど彼と「ベルンに行きたいね」と話していたところだったからベルンで上原ひろみのステージを聴くという楽しみを、いつか叶えたいと思います。至福の2時間半。興奮冷めやらぬまま、バーに行き、お酒を飲みながらさっき見たばかりのコンサートについて、彼と熱く(?)語ってしまいました。