今年の桜の時期は意外に長かったような気がする。
日本中が桜が咲く時期を心待ちにしていることって、外国人には異様な光景に見えるんだろうな。
『○○で開花を確認』なんて話題が新聞やテレビに取り上げられるなんて、日本は平和な国なのか、どんなときにでも切り離すことが出来ないのか。。。
それはともかく、桜にかぎらず花が咲くといそいそとお出かけすることは、愛すべき国民性だと思う。
週末がお天気だとどこかに出かけたくなる。
(家事は…以下省略(; ̄ー ̄))
4月14日時点での開花状況は、市内は盛りを過ぎつつあるけれど、山の方はまだまだ楽しめる。
そんなわけでちょっとドライブ気分で谷汲の華厳寺へ。
折良く『谷汲さくらまつり』が開催されていて、バスツアー客も大勢来ていた。
このお客さんたち、来月は淡墨桜の方へ行くのかなー。
華厳寺に続く約1kmの門前町の参道にあるソメイヨシノは「飛騨・美濃さくら33選の地」にも選ばれているんだけど、なぜか地元紙での取り上げ方は小さい。
門前町では桜の下でバーベキュー♪ということは出来ないけれど、のんびりお店をのぞきながら桜を楽しむことが出来る。
入り口には桜のポイント看板。
澄み切った青空と桜のうす桃色のコントラストは最高。
好みの差はあっても、誰もが「綺麗だね」って言い合える景色を共有できるって、いいなと思う。
華厳寺は西国三十三箇所観音霊場のゴールポイント。
那智勝浦にある青岸渡寺(せいがんとじ)というお寺をスタートポイントとして約1000km。
他の霊場巡りに比べたら、短いけれどこれを徒歩でって…
(゚〇゚;)ぽか~ん...(昔の人、どれだけ健脚やの)
現世での罪業が消滅して極楽往生できる巡礼参拝だけど、そこまでしなくても毎日を真面目に生きていていれば観音様はちゃんと見ていてくださると思うよ?
広場では谷汲を中心にした出店が楽しい。
よもぎ餅とか昔ながらのものって、素朴だけれど美味しいんだよね。
たまに魂が欲することがあるくらい(笑)
五平餅なんて2本食べたよ。
近くにある春日で栽培されている『天空の古来茶』の販売もしていた。
この古来茶、700年以上も昔から栽培されている在来種で農薬は一切使われずに作られている超ウルトラハイパーグレードなお茶。
B東A二の番組でも紹介されてたよね。
お茶好きにはたまらん、めちゃめちゃ美味しいお茶です。
本堂へはちょっと急な階段。たいした高さでもないんだけれど、日頃の運動不足を実感。。
お正月ほどではないけれど、お参りする人が多く、お線香が煙い。
ご朱印もまだ流行っているからちょっと並んでいたし。
ここで回れ右して行く人も多いけれど、裏手に回ると満願堂や元三大師堂があってなかなか興味深い。
左下に写っている霊場巡りの団体さんに記念撮影を頼まれてしまった。
…本当はだまって通り過ぎたかったのに^^;
確認してもらったけれど、大事な記念写真がきちんと撮れていたか、すごく心配。
かるく数百年はたっているものを、当時の人と変わらずに見ている時って不思議な気分。
いま身の回りにあるものが、同じように数百年後にあるなんてとても思えない。
習慣の違いといえばそれまでだけれど、昔の人ってすごいわ。
4月はゴータマ・シッダッタのお誕生月。
←ろうそく立てきれんよね
花祭りも催されていて、甘茶をいただいてきた(お代はお気持ちで)。
ちょっと甘ったるいお茶は、甘味が乏しかった時代ではテンションがになったと思う。
それで信者を獲得したかは不明だけれど。
そうそういただけるものでもないし生薬として抗アレルギー作用、歯周病に効果があるので、機会があれば是非いただくべし。
美味しくいただいたら、水財弁天様にお参りして水琴窟の澄んだ音をしばし楽しむ。
賑わいの中、耳を澄まして聞く音は静寂でありながら深みがあった。
文章力がないからダメなんだけれど、腐れきった性根が(ちょっと)浄化されるような厳かな気分になる。
今年のさくらまつりは4月15日で終わり。
来年もたくさん綺麗に咲いてくれるといいなあ。
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主催/谷汲さくらまつり実行委員会
お問い合わせ先/谷汲観光協会 TEL:0585-55-2111
/揖斐川町観光プラザ TEL:0585-55-2020
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by liuling