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まいかのあーだこーだ

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2020.09.27
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前回の補足です。

いくつかの、
東大生たちの俳句に疑問を感じたのですが、
誤解を避けるために言うと、
けっして作品そのものは悪くありません。

作品だけを見るかぎりは、
とても良い句だなと思います。

しかし、
作者自身の説明を聞くと、
俳句に描かれている情景とは何か違っていて、
思わず「?」となってしまうのです。



下の3句は、いずれも東大生の句です。

無線絶え 耳に風 見上げ、月(木瀬哲弥)
封筒の刃痕や ボンの月の暈(鈴木光)
休暇果つ ノートに新規性ひとつ(鶴崎修功)

木瀬哲弥の句は、
遭難したときの情景だと解釈すれば、
じつにリアルな描写だと思うのですが、
「ワイヤレスイヤホンの電源が切れたときの句」
という本人の説明を聞くと、
思わず「?」となります。

鈴木光の句は、
ドイツで大事な手紙を読んだ直後の情景だと思えば、
とてもシャープな印象があって良いのですが、
「日本でドイツのことを思い出してる句」
という本人の説明を聞くと、
ちょっと「?」となります。

鶴崎修功の句は、
休暇中の充実した時間のなかで、
期せずして学術的発見ができた時のことなら、
じつに面白いと思うのですが、
「休暇中もひたすら論文制作だけに打ち込んで、
 やっとのことで新規性を一つひねり出した句」
という本人の説明を聞くと、
やや「?」と感じてしまいます。



かならずしも、
実体験に即している必要はないのでしょうが、

本人が表現しようとした内容と、
実際に言葉で表現された内容が喰い違うのは、
ちょっと、どうなのか。
まあ、「結果オーライ」と考えれば、
それでいいのですけど。


蛇足ですが、

過去のフジモンの句に、
秋月や パリの封筒 切るナイフ
(添削後:月清か パリの封筒 切るナイフ
というのがあったそうです。

鈴木光の句は、これに似てましたね。



ついでながら、
梅沢の「飴色セロテープ」の句を、
自分でちょっといじってみました。

・秋の夕 壁の飴色セロテープ
・秋風に写真 飴色セロテープ


いずれも「壁に貼ってある」という前提ですが、
夕日を浴びているセロテープと、
風ではがれそうになってる写真のセロテープです。






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最終更新日  2021.12.28 04:33:12
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