プレバト俳句。お題「春の上野」に異議あり?!芭蕉=忍者説。
夜桜の帰路Ado歌う呑んだくれ 上野にて春の雨まで美術かな 春の霧待ち焦がれた父の車 場所取りの恩賜の桜花ふるさとぞ 高架下揺れる酎ハイ春怒涛 通過待ちのA寝台や雪のひま 六合を花に埋もるる上野山3月27日のプレバト俳句。お題は「春の上野」。◇サンドの博士ちゃんを見て、最新の「芭蕉=忍者説」に驚きました。そんな人が俳句文化の創始者なの?仙台藩の動向を探る隠密だったっぽい。仙台藩ってサンド伊達の先祖でしょ!茶人や俳人を名乗れば、疑われずに関所を越えられたのだと。千利休はキリシタンだったとか?今週の #博士ちゃん は教科書が変わる⁉️【戦国時代ヤバい新説🔥3時間半SP✨】最新研究によって覆される歴史に📚#伊集院光 #田中圭 も興味津々🤩🔥本能寺の変 真の黒幕⁉️⚔️信玄VS謙信 一騎打ちはウソ⁉️🥷松尾芭蕉は忍者だった⁉️ヤバすぎる新説⚡️ベスト10を大発表🎉3/29(土)よる6:30~ pic.twitter.com/cNnnwLycrU— サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん(テレビ朝日) (@hakasechan_5ch) March 27, 2025◇みりちゃむ。夜桜の帰路 Ado歌う呑んだくれこれが今週の1位。前回も採点が低すぎただけで、最下位にするほど悪くなかったしね。今回も句またがりで詠んでるところを見ると、俳句の作り方は分かってるんだろうと思う。ただ、今句は助詞を省略してるので、《Adoが呑んだくれのことを歌ってる》のか、《呑んだくれがAdoの曲を歌ってる》のか、ちょっと分かりにくいのが難点です。ためしに、花の帰路 酔いどれ人のAdoの歌と直しました。◇伊原六花。上野にて春の雨まで美術かな絵画めく上野は春の雨もまた(添削後)原句は、上五「にて」と中七「まで」が説明的だし、下五の「美術」という比喩も抽象的。添削句はいつもながら、上五が終止形か連体形かでやや読み迷う。ためしに、春雨も絵となり 上野美術館としてみました。◇キスマイ二階堂。春の霧 待ち焦がれた父の車春霧や 迎えの父の車待つ(添削後)5・6・6の破調。実景描写に徹するなら、中七の「待ち焦がれる」という心情表現は不要。これは添削が妥当かな。他の案は思い浮かびません。◇八嶋智人。場所取りの恩賜の桜花 ふるさとぞふるさとの苗木とおもふ桜かな(添削後)故郷の桜を詠んだのかと思いきや、作者の話によれば、> 上野の恩賜公園の桜は> 故郷の奈良から移植したのだなあという詠嘆らしい。これは読み手には伝わらないけど、添削句のほうも、どういう状況か分からない。ためしに、吉野より来し花なるか 上野山としてみました。◇ネルソンズ青山。高架下 揺れる酎ハイ 春怒涛高架下 轟く春よ酎ハイよ(添削後)原句は三段切れ。下五が意味不明ですが、打ち寄せる波を意味する季語を、高架下の轟音の比喩に使ったらしい。添削句では、「怒涛」を「轟く」に置き換えたそうですが、《高架下に揺れる》と書けば、電車の轟音は想像できるわけだし、実景の描写に徹するなら、酎ハイの揺れるや 高架下の春と書けば済むのでは?◇キスマイ横尾。通過待ちのA寝台や 雪のひま上6の字余りではあるものの、中七を「や」で切って、下五に季語を置くのは型どおりだし、取り合わせも良いと思います。◇梅沢富美男。六合りくごうを花に埋もるる上野山掲載決定でしたが、わたしは直しが必要だと思う。原句は、《上下四方を桜に埋もれている上野山》という意味ですね。しかし、四方はともかくとして、上下も桜に埋もれるってどういうこと?そもそも、どこに立ったら、それを実景として視界に収められるのか。むしろ、これは先生が言うように、《上下四方を桜に埋もれて(上野山に)いる私》と解釈するしかない。つまり、四方だけでなく、頭上にも桜が咲きほこり、地面にも花びらが敷かれてるってこと。そして、それならば、六合を花に埋もれて上野山と書かなければなりません。◇清水アナ。上野のセロ弾き チップ箱に桜8+9の句またがりですが、地名の情報を省けば、セロ弾きのチップの箱に花吹雪のような定型に出来るし、そのほうが動画的で華やかかも。/📣木曜、夜7️⃣時からは #プレバト !!\清水アナが次回のお題に挑戦!🔥惜しい!欲張らないこと大事!😭#清水チャレンジ#夏井いつき 先生#俳句 pic.twitter.com/XbP0CBP8GI— 「プレバト!!」毎週木曜よる7時【公式】 (@prbt_official) March 24, 2025▽過去の記事はこちらhttps://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/ctgylist/?ctgy=12