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まいかのあーだこーだ

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2023.12.15
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カテゴリ:ドラマレビュー!
最終回。

まあ、
結論は分かりました。
ゆりあがハッキリと台詞で語ったから。

つまり、
運命の赤い糸ってのは、
夫婦の絆だけじゃないわけですね。
運命の人って、
男女間だけのこととか、
たったひとりの人って考えるのはどうかな…って。
そうじゃなくて、
人生のターニングポイントになった人っていうのかな。
たとえば私にとっては、
まにもみのんもみちるママも運命の人だと思うから。
赤い糸は1本じゃないし、繋がったり切れたりする。

ゆりあは、
稟久の幸せも願い、
みちる&娘たちの幸せも願い、
優弥や、その妻や息子の幸せも願った。

それと同じことはゴロさんにもいえる。

つまり、
妻も「大きな人」だったけど、
夫も「大きな人」だったのよね。





夫の愛人の幸せを願ったり、
不倫相手の家族の幸せまで願うのは、

ふつうに考えたら非常識ですが、
結局のところ、他人にしたことは、
めぐりめぐって自分自身に帰ってくる。

夫の体が不自由になり、妻が乳癌になったとき、
その夫婦を助けてくれたのは、
実の家族じゃなく、若い愛人たちだった…という話。

このドラマのテーマは、
性愛でも、恋愛でも、夫婦愛でも、家族愛でもなく、
いわば「博愛」と「友愛」だったということです。





夫婦や家族の枠組みで考えたら、
パートナーや家族以外の人を愛するのは裏切りになるけど、
主人公夫婦の考え方はその枠組みを超えてる。

まあ、
子供がいなかったせいもあり、
この夫婦にとっては、
若い愛人たちが子供みたいに思えたのかな。







でも、
この結末って、かなり斬新です(笑)。

ゴロさんが目を覚ましたあと、
本妻と愛人の入り乱れる修羅場になるかと思いきや、
いったんは大きな共同体になってしまった。

ところが、
それでメデタシメデタシかと思ったら、
まだその先があって、

稟久が実家に戻って旅館を継ぐことになり、
ゴロさんも稟久のところへ行ってしまった!

え?
もしかして行ったっきり?!
もう帰ってこないの?

稟久のパートナーが、
父親ほども年上のゲイだと知ったら、
稟久のママは卒倒するのでは?!

しかも、ゴロさんって、
もしかして稟久ママより年上なのでは?



かたや、ゆりあは、
優弥との結婚を選択しませんでした。

自宅をカフェに改装するときも、
優弥には仕事を依頼しなかった。

それは、すなわち、
自分の恋愛や結婚よりも、
愛人たちとの共同体を選んだってこと。

ところが!

別の便利屋さんに依頼したはずが、
やってきたのは、やっぱり優弥で…(笑)
優弥との恋愛が再開するところで終わった。

これって、どゆこと?
ただの視聴者サービスですか?



かりに、
ゆりあと優弥が結ばれ、
ゴロさんと稟久が結ばれるとしたら、

おたがいの不倫が成就して、
夫婦関係と家族が崩壊するってこと。
なかなかにスゴイ結末です。

しかも、
ゴロさんもゆりあも家を出るとしたら、
家に残るのは、もはや姑とみちるの母娘だけ。

いったい誰がカフェを運営するの?



はたまた、その逆に、

ゆりあが優弥を家へ迎え入れ、
ゴロさんも家に戻って、
稟久との遠距離恋愛をするのなら、

離婚した夫婦と、
双方の愛人やパートナーが、
ひとつの共同体を形成しながら、
一緒にカフェを運営するということです。

それもまた斬新すぎる(笑)。







たしかに、
恋人や夫婦や家族の枠組みにとらわれず、
ひたすら「博愛」と「友愛」の精神をもって、
あらゆる人の幸せのために尽力していれば、
いずれ自分が苦境に立たされたときに助けてもらえる。

人間関係って、そういうものかもしれません。

でも、
これって、やっぱりスゴイ結末。
わたし自身は、主人公の考え方について、
とくに肯定も否定もしないし、
こういう物語があってもいいと思いますが、

多くの視聴者がこの結末を受け入れるとしたら、
そのこと自体が、かなり斬新だと思う(笑)。

ちなみに「泥濘の食卓」のほうも、
愛人の立場で、男の妻や息子まで愛そうとする話なので、
ある意味「博愛」の物語だといえます。








それはそうと…

第7話までは話がゆったり進んでたのに、
終盤の展開が急にせわしなくなったのは、
ちょっと残念でした。

ゴロさんが目を覚ましたと思ったら、
次の週にはもう仕事の話まで進んでるし、
稟久とバレエの先生が出会ったと思ったら、
次の週にはもう付き合ってるし、

あまりに展開が早すぎて、
いまいち感情の流れがよく分からなかった。



テレ朝の木曜ドラマは、
前作も前々作も全9話だったから、
べつに1話分減らされたのじゃなかろうけど、

とくに第8話は、
まるで無理やり二話分を詰め込んだような、
なにやらダイジェスト的な慌ただしさでした。

せめて、全10話にして、
もうちょっとゆったり見せてほしかったです。
(乃愛ちゃんのバレエ発表会も見たかった!)




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最終更新日  2023.12.16 14:54:11


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