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カテゴリ:美味しいもの
鹿児島県はカツオの水揚げ量は焼津に次いで2位だそうですが、
鰹節の生産高が日本一と聞いたことがあります。 鹿児島枕崎の鰹節は品質も日本一と鹿児島の人は自慢します。 鰹節と言えは枯節が一般的ですから、鰹節と聞いて、ほとんどの方が 思い浮かべるものは、叩き合わすとカツカツと音がするアレだと思います。 そして、鰹節を削ると言ったら、引き出し付きの箱にカンナみたいなものが セットされた鰹節削り器が必要と、皆さん思いますよね? でも、鰹節の本場鹿児島には、カチンカチンではない、 カンナの付いた箱の削り器が必要じゃない、 そんな鰹節があるんですよ。 半生という感じなのですが、生節とかなまり節とかとは違います。 あれは、そのままいただいたり、お野菜と和えたりしますよね。 みそ味とかしょうゆ味とかの味付きでスライスした形で 売っているのもありますね。 わたしが言ってるのはそれとは違って、本当にだし取りをする鰹節なのです。 枯節になる手前なのかな?柔らかいのです。 柔らかいといってもフニャフニャではありません。 うちでは鉛筆を削るみたいにして包丁で削ります。 なんていう名前だったっけ?と夫の兄弟に問い合わせたら、 新節というらしいです。 枯節に対して新節なんでしょうね。 枯節のような香りはありませんが、だしは半端じゃなく出ます。 しかも、枯節の何分の一のお値段です。 空港の売店とかで買うと1本1500円とかしますが、 スーパーだと高くても1000円くらいでした。 半生のせいか、冷蔵だと悪くなったりするので、わたしは冷凍しています。 昔、夫をおだてて1本丸ごと削ってもらい、それを冷凍しておいたら 時間が経つにつれて味が悪くなる気がしたので、 今は、使うたびに自分で包丁で削ります。 ずぼら料理の大家であるわたくし、鍋の中に直接削り入れてしまいます。 もちろん取り出したりせず、一緒に煮込んで、 具の一つのようなふりをしてテーブルに載せます。 少し厚めに削ると、かえってバレません。 少量でよいだしが出るので、邪魔になるほどは入っていないし。 お吸い物も、うどんだしも濃厚な鰹だしで美味しくできます。 でも、実は、入れすぎても問題ないので、計量いらずですから だしの素を使うよりずっとずっと簡単なのです。 もちろん入れっぱなし。取り出しません。 新節スライスと刻みネギ、お醤油をおわんに入れてお湯を注ぐだけで そこらの和食屋さんに負けないおつゆができちゃうくらいです。 厚めに削ってお肉の代わりに青菜と炒めるのもおいしいです。 mamatam的には大根葉を茎からザクザク刻んだのを 中華鍋いっぱい、新節スライスと一緒に醤油で炒め煮にする これが最高です。 でも、これ、なぜだか流行らないんですよね。 デパートで鹿児島物産展に行き会ったりすると必ず探しますが、 販売されていたことがありません。 東京だと、有楽町の鹿児島物産館に売っていますが、 空港売店並みに高いので、 鹿児島に帰省した時にまとめて買ってきます。 2年前に買ってきた我が家の在庫はほとんどなくなってしまいました。、 今月末、帰省するので、また山ほど買ってくるつもりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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