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テーマ:ベトナム旅日記(111)
カテゴリ:イベント、楽しみ
タクシー騒動やら、C子さんのお部屋の移動やら、セイフティボックス騒ぎやら色々あって、ベトナム最初の夜は気づいたら日付けが変わって現地時間の午前1時でした。
でも体感は日本時間の23時ですから、体力的にはまだ余裕。とはいえ翌日はリアルジャングルクルーズの「メコン川クルーズ」でロビーに7時半集合ですから、身支度をし、朝ごはんをたべるには6時には起きなくてはなりません。日本時間なら4時ですから、これは大変!と、アラームをセットしてYちゃんとシャワーを交代で浴び、就寝しました。 セイフティボックス、電話、テレビと御難続きでも、建物は古くても、お部屋は清潔だし、熱いお湯がたっぷり出るシャワーがあり、トイレのお水もきちんと流れて、空調もしっかり効いたホテルはアラームが鳴るまで安心して休ませてくれました。 2人ともスッキリ目覚め、落ち着いて身支度。 事前情報では蚊が媒介する伝染病(デング熱やマラリア)に注意ということで、日本で季節外れの虫除けスプレーを探して買って来ましたので、まずはお互いに掛け合って対策その1終了。一階というかG階ロビー裏の朝食会場に。 あら、皆さんすでにお揃い! HPから拝借 こんな風にパン、飲み物、ヨーグルト、フルーツ、おかずなどが並べてあるので自分でお皿に取り分けます。 その日の朝ごはんはこんな塩梅。 右にある丼の中身はフォー(米粉を使ったベトナムの麺)です。お部屋の隅に屋台みたいなのがあってお願いするとサッと作ってくれます。麺が日替わりで美味しかったです。 コーヒーはベトナムコーヒー。ベトナムは世界的なコーヒーの産地ですが、普段わたしたちが飲んでいるのとは品種が違うそうで、インスタントコーヒーのような苦味の強い濃いコーヒーでした。 さすが熱帯のホーチミン、バナナやドラゴンフルーツなどの果物がとても美味しかったです。 あまりのんびりはしていられないのでそこそこで切り上げてお部屋に戻り、荷物の確認をしてロビーに。 バスの乗車時間が長いので、持病持ちの高齢者であるわたしはマスクも装着。対策その2も完了です。 待つほどもなくなくバス到着。ベルトラ(VELTRA)という現地の旅行会社主催のオプショナルツアーで、永長寺というお寺を見学してからメコン川へ。メコン川へはホーチミンからはバスで2時間ほどだそうで、早速出発です。 ホーチミン市内には フランス植民地時代に建てられた、西洋風の古いけれど美しい建物が何棟もあります。 もちろん今風のビルもあります。 そういえば、昨日の記事にクマタツさんからいただいたコメントは、「ベトナムは今もばっちょ笠をかぶった人が町中あふれているのでしょうかね。」でしたが、この写真に小さく写っている人たちの姿を見ていただければお分かりの通り、あの特徴的な笠を被った人はホーチミンでは1人も見ませんでしたよ。 それと、ここに写っている白い車体のVINASUN TAXIは、乗っても大丈夫なタクシーなうちのひとつです(これはガイドブックにも載っているし、ガイドさんも断言したので間違いのない情報のようです)。車体の色とドライバーさんが皆制服を着ているのがOKの印だそうです。 サイゴン川のほとりには、 こんな超現代的な眺めの一角があり、市の中心部を離れると、立派なタワーマンションなどもありました。 市街地から出ると田んぼや果樹園の続く田園地帯で、さらに離れると崩れかけた廃墟のような建物に洗濯物が干してあって住宅とわかるものや、小さな間口の外にたくさんの商品の並べられた古びた商店などが増えて来ます。 道路に面したお店だか住居だかわからない建物の前にテーブルと椅子が置かれ、その前では必ず男の人(たち)が飲み物を前にタバコを吸っています。 ツアーの日本語ガイド、ドゥックさん曰く「ベトナムの女の人はよく働くけど、男は働かない」そうです。 でも、ツアーバスのドライバーさんも日本語ガイドのドゥックさんも男性だし、ホーチミンでもたくさんの男性が仕事をしていました。わたし自身、旅行という短い期間の中でしたが、ベトナムの人はよく働くし真面目と感じる場面に何度も出会いました。 ただ、道の両側に植えられた木には綺麗な色のお花が咲き、ココナッツやマンゴーらしい実が生っているのが走るバスの窓から見えるし、お米も大した手をかけなくても1年に3回収穫できるというし、そんな恵まれた気候のおかげで、一生懸命働かなくても最低限生きていくことはできてしまうものだから、向上心の強い人、出世欲のある人とそうでない人とで、生き方に大きな違いが出るのかもしれないと思いました。 お店や市場の多くのスタッフには英語はもちろん日本語を上手に話す人も多いですし、この日の日本語ガイドのドゥックさんなんて、日本に来たことは一度もないそうなのに、日本語でジョークや流行語まで言うし、ベトナムの歴史を日本語で説明できちゃうほど、日本語が上手なのです。頑張り屋さんが多いのじゃないかと思います。 さて、観光です。バスはまず、お寺に到着しました。 永長寺です。1849年に設立され、この建物は1907年に改築された、割と新しいお寺ですが、 永長古寺という額がありました。 この建物も、かつての宗主国フランス建築の影響を受けているそうです。 これ、ブーゲンビリアだと思うのですが、この木、源平咲きなのです。珍しくないですか?時間がなくて、歩きながらだったのでこんな写真しか撮れませんでしたが、写真を拡大するともうすこしはっきりわかると思います。 境内にはたくさんの仏像が置かれていました。 この弥勒菩薩像は、ようやくお座りできるようになった孫の後ろ姿にそっくりで、思わずシャッターを切ってしまいました。 このお寺の見学に充てられた時間はとても短くて、今思えばかなり残念でした。 おそらくメコン川でのクルーズに組み込まれたランチをあまり遅くはできないので、お寺見学の時間が端折られたのかもしれません。 もう少しじっくり見たいところがまだまだたくさんあったので、クルーズの後お寺に寄ってくれたら良かったと思いましたが、本当に残念至極、ここはチャチャっと一回りしただけで、バスはクルーズ船の乗り場のあるミトーに向けて出発しました。 ミトーに着けばいよいよメコン川クルーズ。 そのお話は、次回に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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