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テーマ:障害児の親として(1427)
カテゴリ:宇宙人現る
1歳6ヶ月健診のあと、保健所の発育相談に行った。
すごく若い女性の心理判定士の方が、面談をしてくれた。 かえでは、保健婦さんが相手をしてくれていて、 おままごとの道具や、自動車や機関車のおもちゃをたくさん用意してくれてあった。 しかし、かえではおもちゃには全く興味を示さず、私たちの周りをただグルグルと走り回って、 疲れると私の膝にちょこんと座りに来て、ほんの10秒くらいいたかと思うと、 またグルグルと走り回るのだった。 妊娠中や出産してからのことを細かく聞かれた。 とにかく、かえでの怪しい行動が少しでも解明できるのなら、という必死な思いで、 どんな質問も答えた記憶がある。 結論は、1歳半では判定することは難しい、とのこと。 普通は3歳児健診で、言葉の遅れや視線が合わないなどの心配から発覚することが多いらしい。 だからはっきりとは言えないけど、その可能性もあるかもしれない。 ただ単に発達が遅れているだけかもしれない。 3歳くらいになって、成長が追いつく場合もあるから。とのことだった。 「お母さんは、大学で心理学の勉強でもされていたのでしょうか? こんなに早く気付かれる方は、滅多にいないですから」 いえいえ、私は高卒ですから^_^; これはただ、母親の勘なんですよ。 心理判定士さんは若くて、障害児の現場も知らない、 もちろん未婚だろうから子育ての経験もない。 学校で勉強するだけでは、知識は活かされないんですよ。 結局、私が妊娠中ということもあって、出産して落ち着いたら、 保健所でやっている『親子教室』に参加してみませんか?ということで終わった。 私の中のモヤモヤは、晴れることなく、3人目の出産以降まで持ち越されることになった。 相変わらず、あちこちと何処かへ行ってしまうかえでを、私は大きなお腹で追いかける。 出産したら、どうなるんだろう・・・ 新しい生命の誕生を喜べないまま、毎日、かえでを追いかける日々だった。 まさに、かえでは宇宙人と化していた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月16日 20時54分40秒
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