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テーマ:障害児の親として(1425)
カテゴリ:宇宙人現る
3人目の出産を控えて、かえで2歳児健診。
大きなお腹で、動き回るかえでを追いかけながらの健診だった。 健診のカルテに書いてあったと思われる「自閉症の疑い」という話を、保健婦さんと話した。 かえではまだ、自閉症だと診断されたわけではなく、 私の中ではもちろん否定したい気持ちが大きかった。 「こういった自閉症のお子さんはね、早くから療育しなくちゃだめなんですよ」 と、その保健婦さんは、なんとなく傲慢な態度でそう言った えっ?うちの子、自閉症なの? こないだの発育相談では、可能性はあるけどはっきりしないからって言われたのに、 どうして医者でもない保健婦さんが、そうやってはっきり告知するわけっ!?? すごくショックだった。 その保健婦さんの年齢や顔立ち、話し方、態度、声の雰囲気・・・ その全てが私の嫌いなタイプだった。 こんなことで偏見を持ってはいけないけど、この人にどんな良いことを言われても、 素直に聞けなかったような気がする。 その健診の帰り道、かえでを車に乗せて、 このまま一緒に死んでしまおう、と思った。 たぶん、マタニティブルーにもなっていたんだろうと思う。 どうしていいか判らなかった。とにかく辛かった。 「かえで、このままお母さんと一緒に死のうか?」と泣きながらかえでに話しかけた。 何も知らないかえでは、チャイルドシートの上でクークーと眠っていた。 その5日後、3人目を無事帝王切開で出産した。 女の子だった。 長女とかえでは、実家の母が見てくれていて、安心して入院することが出来たけれど、 退院してからのことを考えると、嵐を予感せずにはいられなかった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月19日 11時52分46秒
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