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白い倍音の魔法使い

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白い倍音@ そうだったんですね ごちゃまぜアイスさんへ  ブログ閉鎖さ…

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November , 2024
May 12, 2010
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カテゴリ:死別
 さんざん母の命日に泣いたからだろうか
もう自分を責めないと強く心に決めたせいだろうか

 母のことで自分を責めなくなった、

 母がいないこともあいまいで、
まるで前世の記憶のように感じることもある。
 
 自分で自分を苦しめることはしない方がいい

 この前も、医療実習のボランティアで大学病院に行ったとき
駐車場に車を止めたら、心がぎゅっと苦しくなった。
 どうしてだろうって病院を眺めたら、ここに母が検査入院してたことを思い出した。
 意識では忘れてはいても、身体は忘れていない
水分を含んだような苦しい想いがそれを私に気づかせる。
 水分はそのまま浮上して、涙が出そうになる。

 でもまっすぐ意識にあがってくることは少なくなった。

 定着した
 私の中に、否定せず母の居場所を作れた
のかもしれない。

 自分の中で、それをそっと見つめることが出来るようになったのかもしれない。

 でも時々、現実はその記憶を生々しく呼び起こす。
今日も用紙を記入していて、母の欄に「死亡」と書くのが辛かった
手が止まった・・死亡と書きたくなかった。
母の元気な頃の笑顔が目の前に現れて
どうしてお母さんが死ななくてはならなかったんだろうって、やっぱり思ってしまう。

 そういうとき、心の奥にある母の居場所から何かが浮上する
浮上して、涙が出てくる。
 
 でも、それでいいんだとおもう。
それでいいんだと
 だって、悲しいのは、悲しいのだから、
私はお母さんがいなくて寂しい、

 でもそれだけ

 自分を母のことで責めなくなった


 

 





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Last updated  May 12, 2010 06:53:39 PM
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