タバコのお話
だいぶ前からだけれど喫煙者は隅に追いやられている雰囲気があるけれど、まあそれは仕方ないことだし、喫煙者だけれど、タバコの煙が嫌いなふみをは、精神的には難しい立場にいる気もする。タバコとふみをは長い付き合いになる。高校生の頃に興味本位で吸い始めて、大学生だった時にはヘビースモーカーに大成長していた。今の大学はどうだか解らないけれど、ふみをが大学生の頃は、大学生になればお酒もタバコも解禁が当たり前だった。居酒屋で身分証明証提出を要求された記憶はあるけれど、それはふみをではなかったことは覚えている。子供の頃の話だけれど、父親はふみをが物心つく前に禁煙していたので喫煙姿は知らないけれど、大人になったらタバコを吸ってお酒を飲むのは当たり前だと考えていた。お酒好きは父親譲りなんだろうけれど、水っぽいグループ名の歌詞にもある大人の階段って奴である。父親が禁煙したのは父親の父親、つまりふみをのお爺ちゃんが、ハイライトの吸い過ぎが多分要因で肺ガンで亡くなったからみたいだ。その姿だけは覚えていたりする。お爺ちゃんはふみをが小学校に上がる前に亡くなったのだが、古めかしい木目でチャンネル式のテレビの上に、ハイライトが並んでいた記憶がある。ちなみにお爺ちゃんは1日で5箱吸っていたらしい。そりゃあ死ぬわな。ふみをでさえ、若い頃に1日4箱が最高である。で子供の頃の話に戻るのだが、その子供の頃に自販機に並んでいるタバコ群を見て、「大人になったらこのタバコを吸うのだ!!」と決めていた。それはラクダの絵が書いているキャメルというタバコだ。あの異国情緒あふれるパッケージになぜか憧れていたのだ。で、実際は大人手前ではあったけれど、キャメルを買って吸い始めるというわけだったりする。子供の頃の憧れって凄いんだなあ、改めて。キャメルというタバコは日本ではマイナーだけれど、海外では有名だったりする。なんでタバコがキャメル、要はラクダがタバコなのか、えらく不思議ではあるけれど、その謎を突っ込んで調べる気には今のところなれなかったりする。そんなキャメル。ふみをはオリジナルっぽい”FILTERS”よりも”MILD”が好みだった。本当のオリジナルはフィルターの無い両切りなんだろうけれどさ。ふみをが若い頃は両切りもたまに売っていて、面白半分で買ったことはあるけれど、キツ過ぎてとても吸える代物ではなかったけれど。そして時は流れて2011年。震災が起きてタバコの流通も滞った。いつも近くのローソンでキャメルを買っていたのだが、そこの男性店員さんがある時、「いつもキャメルを買っている方ですよね?震災の影響でキャメルは日本で発売中止になりました。僕もキャメル吸っていたんです。残念です。」と、唐突に言われたのだった。嗜好品の世界では、こういう仲間意識が強い気がする。今まで話したこともなかった人から声をかけられたのだった。そのキャメルはというと、最近細々と販売再開している模様だけれど、あの頃のふみをが好きだったキャメルではないのが、パッケージや名前から解るので手を出していない。その後に、手巻きタバコに手を出すのだがそれはまたの機会に。追伸:タバコの話は自分勝手に盛り上がった。カテゴライズしてしまったり!!いつか同じ題材で書きたいと思ったり。