誰も期待しない音源集”無限回廊”解説 第4回"陽炎"編
最後っぽい。もう曲ないし。ぜひCDの感想をお待ちしています!!君の熱い気持ちをぜひ伝えてくれたまえ。また次にこんな曲があるといいとか、こんな詞がいいなとか未来への希望でもよろしい。「作詞作曲編曲 こんのふみを」”陽炎”はこれもミッドランドが3人体制時に作った曲で、2010年頃だと思うんだ。元々は対になっていて、陽炎はアニメのエンディングテーマを意識して作った。出来上がってみたらどちらかというと火曜サスペンス劇場っぽいけれど、まあ歌詞が歌詞だからやっぱりアニメっぽいかなと。でもそれは作り手の感想に過ぎないのは解っている。例え渡った人数は少なくても、この曲を聴いてくれた人によって、その人の感性がこの曲の良し悪しを引き出してくれて、それによってこの曲は完成していく。それじゃあこの解説は無意味なのか!?それは誰にも解りませんな。書きたいから書いているので、お付き合い下さい。で、オープニングテーマ的内容の曲はギリギリまで作っていたけれど断念。バンドサウンドだからやっぱりバンドで一度練らないとダメだ!!と当たり前のことを思わされた。アニメと言ってもふみをが好きなリアルロボット物ではない。イメージはやっぱりデビルマンなんだと思うんだ。前に”キスキス”という曲を書いた時もこのデビルマンを意識していた。デビルマンはアニメだとヒーロー物で勧善懲悪物。でもこれがマンガ版だとやばいことになるわけよ。ふみをは中学生の頃にそのマンガ版に近い朝日ソノラマ文庫から出ていた小説を読んだのだが、それがアニメ版とあまりにも違う内容で衝撃を受けた。あのラストシーンは何なんだ!?人間が地球を支配している構図である現在だけれど、それじゃあ人間とは何なんだろうとか、人間の尊厳とは何なのかとか、人間は他の生物にとってどういう存在なのかとか、興味ある方は読んでみて下さいな。でもですね、あの作品はR15をぐらいをお薦めします。・・・、ん?このブログ、そんな若年層、誰も読んでいないだって!?そうです、大人に対してのR15。大人が考える指定だから、子供にとってはどうでもいいことです。エロだろうがグロだろうが、子供は大人の規制を飛び越えていくものです。実際に大人になってしまうと、どうでもいいことが大半なんだけれどねえ。えーだいぶ話がそれました。ということで陽炎の生まれた背景はこんな感じ。実際に前の段階でほぼ出来ていた曲でもある。歌詞はまったく変えてないし、曲構成も後奏を変えただけ。ただ淡々とした曲だったけれど、さすがに趣味的要素が強過ぎると判断して、後奏は少しだけ展開させてみた。前は全編にコーラスが入っていたのだがやめた。70年代を意識し過ぎるのも受け入れにくいかなあと思ったから。効果音を入れたりしたのも、出来るだけ何らかのイメージ付けが出来ればと。それだけ作者からしてみれば不安たっぷりな曲なのだ。なんか長くなった。ラストの三輪氏の弾くガットギターは冴えていると思う。今回のCDで数少ない三輪ギターの聴きどころの一つ。ベースはオサム節は相変わらず炸裂している。ライブでどう表現するかという問題よりも、ライブでこの曲、演奏する機会があるのか!?の方が心配だ。もし気に入った方がいるのならば、メールとかくれるとふみを喜びます。