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ねぼすけの読書感想日記

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2013.07.21
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カテゴリ:ランキング
2013年上半期は、少し過ぎましたが、ようやく本ブログに読んだ本の個別の書評のアップが追い付いたことから、これを整理する目的で、2013年の1月から6月末の半年間で、私ねぼすけが読んだ20冊の本の中で、お勧め(少なくとも読んだ時間がもったいなくない)本の個人的なランキングを発表します。したがって、2013年以前に出版された本も含まれています。



第1位 生命の跳躍--進化の10大発明(ニック・レーン、みすず書房:2010.12)
 生命進化において、非常に重要な出来事を10個選定し、その謎に対して現時点で分かっている最新の知見やどのような解釈・分析があるのかをニュートラルに示してた本。具体的には、生命の誕生・DNA・光合成・多細胞・有性生殖・運動能力・視覚・温血性・意識・死の10個。どれも証明が非常に困難で、極めて意義深い出来事である。進化論関係の集大成のように思える。また、著者は、参考文献・書籍を手短に紹介しており、それも読んでみたい。

第2位 「婚活」現象の社会学(山田昌弘、東洋経済新報社:2010.6)
 著者は、パラサイト・シングルといい希望格差社会といい、今回の婚活も言葉のネーミングセンスが本当に素晴らしい。言葉から社会的ムーブメントを起こしており、間違いなく社会学の権威と言える。また本書の内容も、副題にあるように「配偶者選択のいま」で、従来からあったコンパや職場活動の結婚の配偶者を探す活動が、いつの間にか狭き門の好条件の配偶者をより早く・より効率的・効果的に探索する活動に変質した現象を分析した良書。

第3位 舟を編む(三浦しをん、光文社:2011.9)
 著者は、「まほろ駅前多田便利軒」でも、その文才を示しているが、本書も同様である。途方もないことを地道にコツコツと一つ一つ行っていく様を、「舟を編む」と表現上例えて、取り上げたテーマは「辞書編纂」の作業である。読み易く、かつストーリー展開も面白い。

第4位 神の代理人(塩野七生、新潮社・新潮文庫:2012.11)
 ルネサンス期の「悪名高きローマ教皇」4人を取り上げた物語。キリスト教会の権威復活のために、その最期まで十字軍再結成に動いたピオ二世。イタリアにおける宗教改革を抑圧し、教会によるイタリア統一を夢見た、チェーザレ・ボルジアの父、アレッサンドロ六世。イタリア内の教会領再復のため、自ら教会軍を組織し遠征したジュリオ二世。フィレンツェ・メディチ家出身で、芸術を愛し法王庁資産を食いつぶしたレオーネ十世。これら、ルネサンス期に生きたローマ法王4名の実像を描いた本。

第5位 世界を知る101冊 科学から何が見えるか(海部宣男、岩波書店:2011.6)
 著者が朝日新聞日曜版に掲載してきた101冊の書評選。書評の書評をするのは難しい。理由は二つある。一つは、一つの見解に対する意見は言えても多くの見解に対しては一般化して言えないということ。二つは、書評に意見は言えても、書評対象の本に対してはまた違った価値があるということ。即ち、取り上げ選定した本のセンスが良ければ、それだけで評価に値することである。その点、書評を行っているテーマも人間・生命・歴史・科学と分類分けも申し分ない。



ランキングは以上5位まで。ランキング中、第1位・第2位と第5位が科学本で、第3位・第4位は塩野七生作品を含む小説である。評価基準は、面白さ・興味深さで行っている。







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Last updated  2014.07.20 14:10:40
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