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テーマ:介護(371)
カテゴリ:ケアエッセイ
介護現場にいると「甘えている」とい事をいう職員がいませんか?大抵どこの職場にもいると思うのですが、この「甘える」という概念は捨ててしまった方が良い介護ができると僕は考えています。
この「甘えている」という言葉が出る場面というと、自分で出来る事をせずに依存をしている場合に出る言葉です。認知症がない利用者なら、「甘えている」と依存している利用者に対して、切り捨てることよりも、なぜこの人は依存するのか、そもそも依存とはどんな精神状態の時に出てくる気持ち、心なのかという事を深く考えていくことが大切なのだと思います。「甘えている」から「自分で出来るのですから、やって下さい」と言い続けるのは、馬鹿の一つ覚えだと思います。自分から頑張ってみよう!やってみよう!という気持ちを芽生えさせるのが介護だと思っていす。(僕が批判している相手とは、仕事としてお給料をいただいている介護職の事を言っています。家族や嫁、婿など、お給料をもらっていない介護者の事は入りません)自分からやってみよう!という心を芽生えさせるような援助していんないなら、それは、僕からいえば、介護をしていない、ただ世話をしている。というふうに考えます。 認知症の方に「甘えている」という言葉を浴びせる方は、認知症という病気を全く理解していないという事が分かります。今の自分の職場にもいます。 どんな時に出るかといいますと、その方お風呂の拒否がある方で、いやいやでもついてきてくれるときがあり、風呂場までは来ても、それから脱いでくれない、裸になったが、動いてくれない、服を着せようと介助すると、介助している間から、脱いでいくという方なんです。 少し強引に誘っても来てくれるなら、それは別にいいと思います。少し強引の方がいい時もありますから。ただ、拒否が強くなって、興奮状態なのに、一生懸命服を着せようとするから更に興奮状態がひどくなる。認知症の人は、別に甘えているから拒否をしてるのでなく、混乱していて、自分で収拾つけようと考えているのに、横から、ああでもない!こうでもない!とうるさく言ってくる。「うるさい!」怒鳴ると、職員が批判されたと思って、説教までしてしまう人もいる。この「うるさい」は、頼むから静かにしてくれ!自分でいい方法を考えているのだから。という事を「うるさい」という4文字に簡略化してしまっているのです。 だから一番いいのは、少し一人にする時間を設けるという対応が一番効き目があると思います。ただ、裸で大多数のいるフロアに出ていこうとしたりする場合はやはり、止めなければなりませんが、そうでなければ10分くらい一人にして、落ち着くのを静観するのが最善の策だと思います。 認知症の方の混乱がなぜ起きたのか、何がきっかけに混乱し始めたのか、混乱がひどくなっていったのはなぜかという事を丁寧に観察していき、仮説を立てて、その仮説が正しいのかケアを通して実証していかなければいけないと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月19日 14時10分07秒
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