団地めぐり---埼玉県営川口飯塚町住宅(埼玉県川口市)---
団地めぐり、今回は埼玉県営川口飯塚町住宅。埼玉県川口市に残る昭和20年代の県営住宅です。建築年度 昭和28年度(1953年度)撮影 2010年 8月銘板です。青銅製と思われる立派な銘板が入口の塀に埋め込まれています。県営住宅であることと、所在地が書かれていますが、団地名が書かれていません。4階建て24戸の住棟が2棟のみの小規模な団地です。住棟のタイプはバルコニー連続型ですが、よく見ると公営住宅の標準設計51C型をアレンジした感じです。間取りも51C型に似ているようです。同型の住棟は埼玉県営の長山住宅や七里住宅でも見ることができます。南側の住棟、北側の住棟と同型で、住棟北面は出窓が並ぶ様子や、屋上まで上がれる階段室が51C型とそっくりです。南側の住棟は南面が増築タイプで、間取りも3DKになっています。ところで、ネット上でこの団地を調査してみると、北側の住棟が市営住宅となっています。川口市営飯塚耐火住宅の所在も飯塚町3丁目となっており、建築年度は昭和29年となっています。もしかしたら二つの住棟は北側が川口市営、南側が埼玉県営なのかもしれません。以上、飯塚町住宅でした。