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[団地めぐり（東海）] カテゴリの記事

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  東海団地めぐり　---平針団地（愛知県営住宅）その2---

  平針団地の続きです。運転免許試験場へ続く道沿いに、案内板がありました。111204-38 posted by (C)Mishizawaメイン団地内には主要な道路がX字型に走っています。県営住宅の部分は黄色部分のみ。緑色の分譲エリアは団地住棟ではなく、一戸建て形式でした。県営住宅は現在はすでに北側のエリアが建替え済みまたは建替え中で、残っているのは南側のエリアでした。信号機の影がかかってしまいましたが、影の部分は建替え済み。スターハウスは北側の1街区に4棟と4街区に1棟、それに南側の9街区に4棟ありましたが、現存するのは9街区のみ。特に1街区のスターハウスは特徴があり、板状住棟が並ぶ南と北の端にそれぞれ2棟ずつ並べる配置で、特に南側は、南入り板状住棟とNSペアを組むような配置でした。普通なら板状住棟を建てると思いますが、敢えてスターを2棟並べている所に、試験的な意図を感じます。keneihirabari3 posted by (C)Mishizawaメインありし日の1街区のスターハウス　2006年7月撮影（この写真のみ）階段室が北側の南入り住棟と向かい合っている所がNSペアを彷彿させる。111204-56 posted by (C)Mishizawaメイン板状住棟は、殆どの住棟が増築されていました。（名古屋市営住宅とは異なり、スターハウスは増築なし）111204-55 posted by (C)Mishizawaメイン板状住棟は南入りが多いのが特徴。増築部分の谷間に階段室への通路があります。道路から直接アクセスできるので便利です。111204-60 posted by (C)Mishizawaメイン団地は全体的に南側に向かって上る斜面に建っています。けっこうな高低差があります。各住棟に高置水槽が設置されています。ということは、給水塔は・・・111204-57 posted by (C)Mishizawaメインありました、給水塔。団地内には小高い山があり、そこに立っていました。111204-59 posted by (C)Mishizawaメイン給水塔は四角いコンクリート製。111204-72 posted by (C)Mishizawaメインスターハウスには銘板がありました。昭和40年に竣工しています。公団では昭和39年を最後にスターハウスの建設が終了していますが、愛知県営住宅では昭和40年代の中頃まで建てられていたようで、コダワリが感じられます。以上、愛知県営住宅平針団地でした。

  2011.12.08

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  東海団地めぐり　---平針団地（愛知県営住宅）---

  バスと団地の良い関係、今回は平針団地。名古屋市の東部、平針にあります。愛知県在住の方なら、平針と言えば・・・そう、運転免許試験所。今回、免許の更新のために平針の運転免許試験所を訪れました。111204-48 posted by (C)Mishizawaメイン地下鉄鶴舞線の平針駅から、平針住宅行きの名古屋市営バスに乗り、終点の平針住宅で下車します。バス停前にはスターハウスがお出迎え。平針団地のスターハウスも、このエリアの4棟を残すのみとなりました。111204-49 posted by (C)Mishizawaメイン名鉄バスも団地前を走ります。バス停は無く、スルーします。111204-51 posted by (C)Mishizawaメイン終点に到着したバスは、団地内の車庫に入ります。後ろに見える住棟は、名古屋大学の職員住宅のようです。梁が目立つ外見は公務員住宅風。111204-54 posted by (C)Mishizawaメイン地下鉄平針と平針団地を結ぶバス路線は、団地住民だけでなく運転免許試験場へ行く人も利用する人気路線です。バス停にはたくさんの人々がバスを待っていました。111204-74 posted by (C)Mishizawaメインここのスターハウスは、数は減りましたがまだまだ現役という感じです。以上、平針団地とバスでした。

  2011.12.05

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  東海団地めぐり　---高浜市内の公団特定分譲住宅---

  愛知県高浜市のとある国道沿いに建っている集合住宅。まずは写真をご覧下さい。101010-07 posted by (C)Mishizawaメイン鉄筋コンクリート造の3階建て集合住宅です。看板から民間のマンションである事がうかがえますが、この外観はどう見ても公団住宅の2DK住棟です。しかし、規模は普通の団地住棟よりずっと小さく、階段室は2箇所で、何より3階建て。戸数は12戸と、小規模の団地風住棟がこんな所にポツンと建っている事が、前から気になっていました。そして、ある日通りがかりに側面に銘板らしき物がある事に気付き、改めて調査に向かいました。110811-02 posted by (C)Mishizawaメイン銘板を見て、なるほどと思いました。この住棟は日本住宅公団が民間企業のために建設した特定分譲住宅だったのでした。「神惣瓦工業（株）共同住宅」となっていますが、ここ高浜市近辺は三州瓦の生産が盛んな所です。そのなかの瓦製造会社がおそらく社宅として建てた共同住宅で、設計は日本住宅公団の標準設計を踏襲しているものと思われます。周辺に公団住宅が無いこの地に団地としてはまずあり得ない規模の住棟が建っているのには、このような事情があったのですね。日本住宅公団の特定分譲住宅は、今回初めて見ましたが、探せば他にもありそうですね。

  2011.08.16

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  東海団地めぐり　---東陽町住宅（愛知県営住宅）---

  東海団地めぐり　今回は愛知県刈谷市内にある東陽町住宅。100728-03 posted by (C)Mishizawaメイン愛知県刈谷市、自動車産業が盛んなこの街に、昭和30年代の市街地住宅風の県営住宅がありました。100728-07 posted by (C)Mishizawaメイン県営東陽町住宅。昭和34年度　建築1階は商店街、2階は商店の住居、3階と4階は普通の県営住宅です。100722-21 posted by (C)Mishizawaメイン商店街は「刈谷名店街」と呼ばれ、当時はかなり賑わっていたとか。今ではレトロ商店街の仲間入りです。100722-23 posted by (C)Mishizawaメイン上階の一般住居には階段室でアクセスします。階段室は2箇所ありますが・・・ご覧の通り上り階段部分がベニヤで封鎖されています。残念。現在は3階と4階に居住者はいません。100722-07 posted by (C)Mishizawaメイン通りの裏側はバルコニーがあり、こちらが南面になります。階段室スペースは透かしブロックで飾られ、昭和30年代の集合住宅の雰囲気を演出しています。2階部分は商店用の住居スペースです。100728-06 posted by (C)Mishizawaメイン建物の西端にも階段室があり、こちらも透かしブロックで飾られています。以上、愛知県営東陽町住宅でした。

  2011.08.11

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  東海団地めぐり　---新町アパート（津市営住宅）---

  過去に近鉄電車から見えた旧い団地を紹介しましたが、今回、三重にいく機会があり、寄ってみました。近鉄津新町駅からほど近い場所に、この団地はありました。110212-22 posted by (C)Mishizawaメイン昭和20年代の公営住宅の代表格、51C型の住棟と思われます。こちらは2号館となっています。4号館まであるようですが、1号館は見当たりませんでした。110212-28 posted by (C)Mishizawaメイン道を挟んで近鉄の線路に近い所にあるのが3号館と4号館です。こちらも標準設計51C型と見られますが、ちょっと雰囲気が違います。出窓の部分が横に長くなっているのが一般の51Cとは異なるようです。その代わりに、台所部分は狭くなっています。バルコニーは狭くなっていないようで、長くなった出窓の部分に一部重なります。110212-34 posted by (C)Mishizawaメイン北面は普通の51C型とほぼ同じ。階段室の踊り場にも窓がはめられているのは三重県の51C型の仕様でしょうか。側面の表記は、住棟番号だけでなくアパートまで入る目立つものです。しかも横書きと縦書きを組み合わせている所が独特で、どこか犬神家を連想させます。110212-39 posted by (C)Mishizawaメイン階段室入口は片側だけ鉄格子のような明り取りがありました。ちょっとモダンな印象です。以上、津市営住宅新町アパートでした。

  2011.02.13

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  東海団地めぐり　老松市街地住宅（日本住宅公団）

  東海団地めぐり　今回は名古屋市内にある老松市街地住宅名古屋市の中心街からほど近い場所に建つ市街地住宅。撮影日：2010年　9月11日名古屋市内を車で走っていると、若宮大通り沿いに建つ味のある高層集合住宅が目につきました。けっこうな規模の住宅、これが日本住宅公団が手がけた老松市街地住宅です。実はこのカメラアングルの上には名古屋高速が通っており、アングル内に高速を入れずに団地全体を撮れる場所を探すのに苦労します。現在は高速道路沿いのせせこましい空間に建っているのですが、建設当時は高速道路はなかったため、100m道路で名高い広々とした若宮大通りに面した巨大な箱がそびえているといった光景が見られたのでしょう。銘板です。名称は「老松公団アパート」となっています。昭和40年から42年にかけて建設されていることがわかります。若宮大通りに面した1階部分は、以前は何かの施設が入っていたらしく、玄関と掲示板が残っていました。スプレーで落書きされて少々荒れています。後日調査をしてみると、ここには名古屋市営バスの車庫（老松自動車運輸事務所）が昭和56年まで設けられていたようで、北側のL字型の住棟に囲まれた部分には市営バスが並んでいたことが航空写真からもわかります。そもそもここの場所には、名古屋市電の車両基地「老松電車運輸事務所」が置かれていた場所でした。昭和25年に若宮大通りの拡幅に伴い敷地の一部を道路に譲って閉鎖され、跡地に市営バスの車庫が設けられたとのことです。名古屋市内の市街地住宅は、市営交通関係の施設が併存されていることが多く。ここも実は車庫でした・・・若宮大通りから入った路地沿いには千早コミュニティセンターという公共施設が入っています。アパート入り口の表記は「UR賃貸　老松団地」となっています。名古屋の市街地住宅に良く見る切り文字タイプの表記ですが、賃貸を前面に押し出しているのが珍しいですね。屋上のペントハウス部分。屋上遊具もあります。コンクリートの人研ぎ製ですが、塗装されているので滑りは良くありませんでした。この公団老松市街地住宅の北側には、名古屋市営住宅の千早荘はあります。L字型の公団市街地住宅の空地を埋めるように市営住宅の住棟が2棟建っています。昭和58年に建設されたとのことで、前述の市営バスの車庫が昭和56年に閉鎖された跡地に建てられたようです。さらに住棟で囲まれた中央部分は駐車場になっています。このあたり、公団と市営の住宅が共存している面白い空間になっています。まあ、元々が市交通局の敷地であったことがわかれば納得ですね。以上、老松市街地住宅でした。

  2011.01.16

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  東海団地めぐり　七本松市街地住宅（日本住宅公団）

  東海団地めぐり　今回は名古屋市内にある七本松市街地住宅JR中央線／地下鉄鶴舞線　鶴舞駅から徒歩圏内にある市街地住宅です。管理開始年度：昭和39年戸数：381戸撮影日：2010年　9月11日市街地住宅K.Kのけんちんさんから、七本松が建て替えられるとの情報をいただき、行ってきました。中央線の高架沿いから少し入った所に建つ高層住宅。建物全体はコの字型で、1階とコの字型の中央には名古屋市交通局の施設が入っていました。建替え前なので、訪問時にはすでに退去が完了し、囲いや封鎖が施されていました。南面からの撮影。1階に入る施設はかなり大きい規模です。写真ではわかりにくいですが、コの字型に囲われている中の建物の屋上に、遊具がありました。名古屋市交通局の施設を表す銘板です。「名古屋市交通局　軌道事務所　電路事務所」が入っていました。交通局は交通局でも、どうやらバスではなく地下鉄に関係する施設のようです。この団地が建てられた昭和39年当時、名古屋の地下鉄は東山線のみで、名城線が間もなく開業するといった時期でした。立地からも名城線に近く、おそらくは名城線のために設置されたものでしょうか。それとも、市電のための施設だったのかもしれません。のちに上から新しい表記板が掲げられていた跡があります。西面です。住居部分は共用廊下が並んでいるらしく、窓の上部が常時空いている造りです。北側には交通局の事務所と、住宅部分のエントランスが並んでおり、人の動線はこちらからがメインになっていたようです。1階部分には昭和30年代の公共施設の重厚な雰囲気が残っています。かつての住宅のエントランス部分です。鶴舞駅に一番近い部分に設置されているのは当然のことでしょう。北面と東面の住居部分は窓が並んだ市街地住宅らしいファサードになっています。（おまけ）近くには七本松第2市街地住宅があり、こちらはまだまだ現役でした。こちらについてはまたの機会にします。以上、七本松市街地住宅でした。

  2010.11.13

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  車窓から見かけた三重の旧い団地

  先月、大阪に行く機会がありました。大阪方面行き近鉄電車の車窓を眺めていると、気になる団地がありました。津新町あたりを通過したときに右側に昭和20年代のものと思われる古い団地住棟が見えました。あわててカメラを準備し、後ろ向きに撮った写真がこれ。屋上へ上れる階段室、出窓と庇の特徴から、昭和20年代の標準設計、51C型に似ています。Google Mapから、津市営住宅　新町アパート（2～4号館）らしいのですが、いずれ行ってみたいと思います。

  2010.09.18

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  東海団地めぐり　---曙町市営住宅（四日市）---

  東海　団地めぐり　今回は三重県四日市市にある昭和20年代の団地　曙町市営住宅。建設年度は1953年度～1954年度（昭和28年～29年）四日市市の、関西本線や貨物線と国道23号線に囲まれた昭和の市営住宅は、工業都市四日市のイメージ。この団地の住棟は基本的には公営住宅の標準設計が採用されているようです。はじめに、標準設計51C型とみられる住棟。2号棟、3号棟、6号棟、7号棟の4棟が51C型のようです。特に普通の51C型とみられますが・・・階段室踊り場の窓はサッシが嵌っているのが特徴。6号棟のみ、大胆な耐震補強工事が施されています。これはこれでかっこいい。手前の空地にはすでに解体された1号棟が建っていました。51C型（推定）の側面には四日市市の市章（手前の住棟）が付けられていました。奥の住棟（2と書いてあるが6号棟）に付いているマークは個人的にかっこいいと思うデザイン。四日市市の市章ではないようですが、何でしょう？　未だに不明です。4号棟と5号棟はこのような2階建て。外観から、標準設計52FCと推定されます。52FCはコンクリートブロック造の簡易耐火2階建て住棟ですが、テラスハウスではなく各階に住戸を持つフラットタイプ。記号の「F」が「フラット」の意味らしいです。3階建ての8号棟。この住棟は短い共用廊下が4戸をつなぐ独特のつくりで、標準設計55E型と推定されます。間取りは1DK。側面には例のマークが付いています。このタイプ、初めて見ましたがなかなかインパクトがあります。55E型（推定）は北面が特徴的でしたが、それとは対照的に南面は極めてシンプルな印象。本来は窓ひとつが1戸なのですが、バルコニーの仕切りから推定すると窓二つ分を1戸に改造しているかもしれません。その隣の9号棟はこの団地唯一のテラスハウス。標準設計かどうかは不明です。以上、昭和20年代の公営住宅標準設計の見本のような曙町市営住宅でした。

  2010.09.13

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  東海団地めぐり　---名古屋高等裁判所岡崎宿舎（公務員住宅）---

  東海　団地めぐり、今回は名古屋高等裁判所岡崎宿舎。岡崎市の美術館や市立図書館、岡崎警察署、地方裁判所等が建ち並ぶ一角にこの公務員住宅はありました。南面です。公務員住宅には良くある梁が目立つ無骨な印象の住棟です。ここにはこの住棟が1棟のみなので、正確には団地とは呼べないかもしれませんが、雰囲気が良いので紹介します。もうすでに住人は退去しているようで、無人です。北面です。一般的に良くある北入りの階段室型住棟です。敷地の入口にはフェンスが設置されており、近づくことができません。一見、普通の団地住棟が1棟建っているだけのような感じもしますが・・・ダストシュートがレンガ色なのが気になるくらいでしょうか・・・・・・間取りはどうなっているのでしょう？階段室から手前側に大きい窓が2個分、北側には少なくとも2部屋あり、けっこう広い間取りと推測されます。南面は1部屋とダイニングキッチンと風呂場、トイレ・・・3DKでしょうか・・・ここで、気になるところがあります。奥の階段室の住戸は、北側に大きい窓が1個と小窓が1個（電信柱で見えにくいですが・・・）、そして、小窓の下には風呂釜の室外機が見えます。つまり、奥の階段室の住戸と手前の階段室の住戸では、間取りが異なると推測されます。一般の団地では1つの住棟で複数の間取りを持つ例はあまりありません。この公務員住宅では、住棟が1棟しかないため、住棟内で2種類の間取りを持つように設計されているようです。もはや解体を待つだけとなったこの公務員住宅の住棟ですが、色々と興味深い住棟でした。以上、名古屋高等裁判所岡崎宿舎でした。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.11.23

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  東海団地めぐり　---猪子石荘（名古屋市営住宅）その2---

  東海　団地めぐり、猪子石荘その2今回はスターハウスその他です。この団地には2棟のスターハウスがあります。団地の中央付近に2棟並んで建っています。スターハウスのようなポイントハウスは、は空いたスペースを埋める程度に使用するという使い方が一般的ですが、板状のフラット型住棟の代わりにスターハウス2棟というパターンもしばしば見られます。また、名古屋市営住宅のスターハウスは南面が増築された住棟が多く、上から見ると「山」のような形になっていたりしますが、この団地の2棟はそのような増築はありません。南側部分は増築されていないオリジナルな姿を保っています。梁が目立つ住棟構造は昭和40年代前半に建てられた名古屋市営住宅のスターハウスに準じており、同じ時期に建てられたおおね荘や御前場荘のスターハウスと同型と思われます。このスターハウス、おおね荘や御前場荘とは異なり増築されたかった理由は、やはり南側に道路があり、スペースが確保できなかったからという理由が推測されます。また、増築されていない住棟を見ると良くわかりますが、各ウィングの幅と比べて奥行きが長い印象があります。そのため中央より左右の方が広く見えます。昭和40年代に建てられた名古屋市営のスターハウスの特徴が観察できる良い住棟です。この団地の給水塔。赤白に塗装されています。公園です。この付近はけっこうな高低差があります。以上、名古屋市営住宅猪子石荘でした。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.11.09

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  東海団地めぐり　---猪子石荘（名古屋市営住宅）その1---

  東海　団地めぐり　今回は名古屋市営住宅猪子石荘。名古屋市名東区にある名古屋市営住宅です。建設年度は1967年～1969年（昭和42年～44年）戸数　1305戸2008年5月　撮影案内板です。公園を中心に、フラット型の住棟がほぼ平行に南面配置されています。中央付近にスターハウスが2棟配置されているのが興味深い。フラット型のほとんどの住棟は南面が増築タイプ。名古屋市営のみならず、公営住宅に良くある増築方式で、増築部分が出っ張っており、南面のオリジナルな姿は失われている。生活水準の向上やライフスタイルの変遷により、団地も時代とともに変化する必要性はあると思いますが、いかにも取って付けたような増築は見ぐさい。フラット型住棟の北面は各階に共用廊下があり、玄関扉がずらーっと並ぶタイプ。昭和40年代前半の名古屋市営住宅によく見られる住棟形態です。共用廊下に平行した階段は鉄柵が付いただけの開放的な作りです。また、バリアフリーの観点から、近年ではエレベーターが取り付けられています。こちらはタイプが変わって、階段部分がコンクリート壁で覆われたタイプ。堅牢な印象を与えます。廊下部分も住棟の端まで延びていないのですが、玄関のない部分まで共用廊下を延ばしても意味ないのでこれは理にかなった構造。そのためエレベーターを住棟の端に作ることができなかったのか、エレベーターは住棟の中央付近に設置されています。一番南側には南面が増築されていない住棟がありました。おそらくは住棟南側の道路のせいでスペースが確保できず、増築を免れたのでしょう。こちらの住棟は階段が後から増設されたと思われるタイプ。この住棟は全長が短いのが気になりますが、もともとあった階段のすぐ隣りに鉄製の階段が付けられています。設置理由は不明なのですが、後年になってから、1つの住棟に階段は2個以上なければいけないという決まりができたのでしょうか。階段が増設されたと思われる住棟は複数棟ありました。ただでさえメカニカルな印象の住棟がさらにメカニカルに！つづく。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.11.08

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  東海団地めぐり　---小林荘（名古屋市営住宅）---

  東海　団地めぐり　今回は名古屋市営住宅小林荘。名古屋は大須の観音様の門前に広がるアーケード街。その北東の端に位置するのがこの小林荘です。建設年度は1958年（昭和33年）。南面です。4階建ての市街地住宅で、1階が中公設市場「旬市」となっています。名古屋市営住宅で公設市場を併設しているところは多く、他にもとこい公設市場（元古井荘）、大高公設市場（森の里荘）、西公設市場（五条荘）等があります。南側の入口は東側の端にありました。ビルの間にひっそりと表示があります。ネーミングが懐かしい木造賃貸の雰囲気。でも名古屋市営住宅なのです。つづいて西側から北へ廻ってみます。西面の住戸部分は南面と同じくバルコニー面。人通りが多い通りに面しているので、目隠しがルーバー風（写真左側）。北面は共用廊下です。2階から上の住戸部分は南面、西面、北面でコの字型になっているようです。北面は共用廊下に玄関が並んでいます。こちらは柵が鉄棒製でちょっと開放的。道路の人通りも少なめ。北側にも東端に入口があります。アーチ状の開口がちょっと新鮮。立派な銘板もあります。以上、名古屋市営住宅小林荘でした。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.08.21

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  東海団地めぐり　---県営鳴海住宅　（愛知県営住宅）その3---

  東海　団地めぐり、県営鳴海住宅の続き。今回は2街区です。鳴海住宅の2街区は東側を0街区、南側と西側を1街区に囲まれています。このような局所的な案内板もあります。基本的には1列2住棟が2列に並んで1ブロックを作っており、これが3ブロック、計12棟で構成されています。住棟と物置の配置も南北2住棟の組み合わせが基本のようです。南北2住棟の組み合わせと言っても住棟自体はNSペアではなく、共用廊下型のオーソドックスなタイプ。昭和30年代には中層棟は階段室型が主流だったのですが、40年代に入ると共用廊下型が幅を利かせてきているようです。妻面の色が異なるタイプ。新しく見えます。住棟番号は頭に2-が付きます。北側です。廊下の柵が各階に並ぶタイプもオーソドックスな外観。所々に、柵が板状になっている部分がありますが、これはおそらく玄関扉前のプライバシーを確保するためでしょう。以上、愛知県営鳴海住宅でした。1街区へ戻る ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.07.26

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  東海団地めぐり　---県営鳴海住宅　（愛知県営住宅）その2---

  東海　団地めぐり、県営鳴海住宅の続き。今回は1街区です。1街区の住棟。1街区の住棟は見た限りでは階段室型のみで構成されていました。住棟の造りや構造も共通しているようで、統一感があります。同型の住棟の南面です。階段室型の住棟は左右対称の間取りが交互に並ぶ事が多いです。バルコニーの柵が板状のものと棒状のもので使い分けられています。1970年頃の愛知県営住宅では良く見かけるスタイル。住棟番号は頭に1-が付きます。1街区という意味のようです。団地全体図の他に、このような局所的な案内図もあります。南側が増築されている住棟もありました。こちらはオリジナルな状態。団地内の公園。1街区の住棟には4階建てと5階建てがあります。写真は4階建て。階段室の踊り場部分の壁が波板のような感じです。このような処理の住棟は他には愛知県営清水住宅等で見る事ができます。この部分の壁はコンクリート製でした。住棟に貼ってある銘板です。竣工は昭和46年。設計番号の最後の「-PC」が気になります。これはもしかしてプレキャストコンクリート造の意味でしょうか。そういえば住棟の壁部分につなぎ目のような線があるのが気になります。施工も「く体工事」と「仕上げ工事」に分けられています。2街区へつづく。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.07.25

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  東海団地めぐり　---県営鳴海住宅　（愛知県営住宅）その1---

  東海　団地めぐり、今回は愛知県営鳴海住宅。名古屋市緑区にあります。鳴海と言えば旧公団鳴海団地が有名なのですが、今回は愛知県営住宅の鳴海住宅をめぐっています。撮影時期：2006年7月全体図です。全体的な街区が0街区～2街区まで3つあります。おそらくは0街区が一番旧いと思われます。配置は典型的な南面配置。早速ですが0街区で特徴的なのがこれ、南階段室型住棟。愛知県営住宅では南階段室型住棟はそれほど珍しいものではなく、他に依佐美団地や松ヶ丘住宅、平針団地に同型の住棟が見られます。しかし、この鳴海住宅で特筆されるべきはこの南階段室型住棟が一番南に配置されている事でしょう。たいていの南階段室型住棟は、北階段室型住棟の北側に配置され、北向きと南向きの住棟の入口を向かい合わせる「NSペア」と呼ばれる配置に使われるが一般的でした。しかし、この団地では一番南側に南入り住棟を配置する事で、道路から直接のアプローチを可能にしています。南階段室型住棟の銘板です。この団地ではかなりの住棟に銘板が付いていました。竣工は1967年（昭和42年）で、この頃の公団住宅ではすでに南階段室型の採用はほとんどなくなっている時期でした。愛知県営住宅ではかなり後年まで南階段室型住棟を建設する事になります。南階段室型住棟は北側が寂しくなります。窓割りは昭和20年代の51C型の南入りバージョン「51CS」に似ています。北入り住棟は南側が増築タイプ。一番南側の住棟を除いてNSペアを形成しています。北入り住棟にも銘板が付いていました。0街区の北側のエリアは、共用廊下型住棟が並んでいます。こちらの住棟も依佐美団地の片廊下型住棟に類似しています。つづく。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.07.24

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  東海団地めぐり　---明倫住宅　（東海市営住宅）---

  東海　団地めぐり　今回は東海市営明倫住宅所在地：愛知県東海市富木島町建築年度：昭和45年全体図です。通りから入った地区に8棟の住棟が建っています。住棟配置はは南面平行配置。この団地の住棟はすべて2階建て。玄関が1階のみのテラスハウスです。このタイプのテラスハウスは愛知県内の県営、市営住宅ではよく見るタイプ。豊田市の県営手呂団地もこのタイプでした。標準設計なのでしょうか。団地内には高低差があります。小高い山の途中にあります。南面です。1階の掃出し窓の開口部が天井まであり、開放的です。住棟の構造はプレキャストコンクリート造のようで、壁に継ぎ目が見られます。全体的な造りが合理的な印象。以上、東海市営明倫住宅でした。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.07.15

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  東海団地めぐり　---森の里荘　（名古屋市営住宅）その3---

  東海　団地めぐり、前回に引き続き名古屋市営森の里荘。その他、団地内で見かけたもの。プレイロットの遊具です。けっこう骨太。ジャングルジムやうんていもあります。遊具の定番です。プレイロットのオブジェ。バーベキューもしくは焼き鳥。これはH鋼を曲げただけの遊具？オブジェ？ホイストクレーンのレールが地面に這っているようにも見えますね。実はこのレールの上をロッキード社製のモノレールが走るのです・・・というのであれば夢があっていいのにな。プレイロットに隣接した住棟。片廊下型です。以上、名古屋市営住宅森の里荘でした。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.07.09

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  東海団地めぐり　---森の里荘　（名古屋市営住宅）その2---

  東海　団地めぐり、名古屋市営住宅森の里荘のつづき。片廊下型の高層棟。このような高層棟が平行に並んでいました。特にスキップフロアとかではなく、全ての階に共用廊下があります。片廊下型の住棟には保育園が入っている所もあります。奥に見えるのはツインコリダー型住棟。片廊下型住棟が南面配置であるのに対し、ツインコリダー型は東西に面しているため、位置関係は直交しています。木々の向こう側にツインコリダー型住棟が見えます。森の里団地という名前だけに、緑が多いようです。ツインコリダー内部の吹き抜け。ツインコリダーは共用廊下型の住棟が廊下側で背面連結されています。そのため、吹き抜けの両側には廊下が見えます。正面には二つの廊下をつなぐ通路と階段があります。小窓の高さが左右で異なる部分が階段室。今回はここまで、つづく。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.07.07

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  東海団地めぐり　---森の里荘　（名古屋市営住宅）その1---

  東海　団地めぐり、今回は名古屋市営住宅森の里荘。2005年8月　撮影名古屋市緑区にあります。建築年度：昭和52年～54年戸数：1252戸名古屋市営住宅の大規模団地です。ユニチカの工場跡地を再開発したとのこと。名古屋市の中心部、栄からバスが出ています。名古屋高速大高線経由で森の里団地まで行きます。これに乗っていざ出発！・・・ちなみに今回はこれに乗っていません。団地内の案内板です。10棟の住棟はいずれも高層棟。うち2棟がツインコリダー型。案内板はガラス張りの高級なものですが、宅配便の車が写り込んでしまいました。西側のエリアです。片廊下型の住棟が並んでいます。このエリアの住棟はくの字型に折れ曲がっているものもあります。団地内には大高公設市場があります。名古屋の公設市場は市営住宅内に設けられている場合が多いのですが、以前紹介した元古井荘のような市街地住宅風の住棟の1階に入っている例が多く、団地内の住棟とは別の敷地にある所は初めて見ました。公団の店舗付き住棟みたいな雰囲気です。公設市場の南側のエリアがこの団地の中心となるエリアのようです。ツインコリダー型の住棟が2棟と、それに直交して片廊下型住棟が並んでいます。つづく。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.07.05

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  東海団地めぐり　---東亞合成荒尾社宅---

  東海　団地めぐり　今回は東亞合成荒尾社宅。一般の企業の社宅です。2005年7月　撮影愛知県は東海市荒尾地区、この近辺には色々な企業の社宅や雇用促進住宅、県営住宅が多く、この東亞合成荒尾社宅もそのひとつです。住棟が2棟残っていましたが、住棟番号が2と3です・・・2棟の住棟はいずれも4階建て、2DKタイプと思われる住棟でした。公団の2DK住棟とも外観がそっくりです。ツタの葉が3階部分まで上がってきています。住人はすでに退去した模様。北面です。小窓が2つ並んでいる所やダストシュートや踊り場の塗り分けも公団型に準じています。昭和40年前後の建築でしょうか。また、屋上には高架水槽が載っています。敷地内はすでに立ち入り禁止となっており、住棟に近づく事さえ難しい状態でした。住人が退去してからけっこうな時間が経過しているようです。訪問当時は住棟が2棟でしたが、過去の航空写真を見ると、もともとは3棟あったようです。こちらは東亞合成社宅の並びにある別会社（関連企業？）の社宅。A号棟とB号棟の2棟あり、写真のB号棟は3DKの間取りと思われます。外観を見る限り、住棟自体も公団の3DKに準じた仕様のようです。B号棟の南面部分。まだまだ現役でした。以上、東亞合成荒尾社宅でした。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.06.29

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  蒲郡市三谷商店街

  先日、蒲郡へ行く機会があった。国道23号線を蒲郡から三谷温泉方面に走ると、三河三谷駅の近くに3階建ての集合住宅が姿を現す。国道23号線の蒲郡市内。ここを車で通るたびに気になっていたエリアです。国道を挟んで両側に鉄筋コンクリート3階建ての集合住宅が建っています。1階部分は店舗。このエリアは一般的には三谷商店街と呼ばれているらしいです。2階と3階が住宅部分になっているようです。階段室や屋上に出る部分まであるみたいで、店舗付きの下駄履きアパートで間違いないようですが、詳細は不明。今回は車からの車窓見学のため、調査が必要です。国道の両側に建つ住棟はほとんど切れ目がなく、所々にピロティがあり、裏手へ抜ける事ができるようになっているようです。見た目には昭和30年代の雰囲気がありますが、実際はどうなんでしょう？以上、三谷商店街でした。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.06.25

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  東海団地めぐり　---竹田住宅　（愛知県住宅供給公社）---

  東海　団地めぐり　今回は竹田住宅。名古屋市内にある県公社住宅です。1952年（昭和27年）建築案内板らしきものが立っていますが、全体図はありません。ほとんど掲示板の用途で使われています。住棟自体は共用廊下型で、南面はバルコニーのない窓が規則正しく並んでいます。戸手共同住宅（神奈川県住宅供給公社）にあったタイプと同形、公営住宅の標準設計50D型に準拠しているものと思われます。住棟は全部で2棟という小規模な団地。この付近には、他に愛知県営住宅の雁道住宅、さらに北側に紅梅住宅等があり、いずれも昭和20年代に建てられた2住棟からなる小規模な団地です。また、これらの団地は住棟の形態がそれぞれ異なるのがおもしろい。階段室の端にダストシュートが付いています。共用廊下型ではダストシュート1個あたりの利用者が多いはずですが、ダストシュートのボックスは小さめ。この50D型は1戸あたりの専有面積が現在のワンルームマンション程度しかなく、1世帯あたりの人数が少ないことを前提にしているのでしょうか。なお、この50D型についてはこちらのブログが詳しいです。ALL-A　団地・炭鉱・近代化遺産・建築・まちなみ…ALL-A （住宅協会 松原団地 片廊下型住棟のエントリー）　50D型の詳細あり北面は共用廊下型。あまり昭和20年代には見えない外観だと思いますが。南面は窓が規則正しく並ぶ。窓は出窓ではなくヒサシとちょっとした張り出しがあり、植木鉢くらいは置けるのではないでしょうか。また、洗濯物を干すために屋上が開放されるはずですが、各窓にも後付けと思われる物干竿が柵に付いています。以上、竹田住宅でした。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.06.13

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  東海団地めぐり　高辻公団住宅

  東海　団地めぐり、今回は「高辻公団住宅」。旧日本住宅公団が建設した名古屋にある市街地住宅です。昭和38年　入居開始。2006年7月　撮影名古屋市昭和区、高辻交差点から少し入った所に、このようなビルがあります。実はこのビルが高辻公団住宅なのです。同時代建築の公団御園アパートとはまた違った外観です。1階はトヨタカローラ愛豊のショールーム。エスティマが見えますね。カーディーラーが1階に入っている市街地住宅もあまり見ないような気がします。ビルの名称は「愛豊ビル」のようです。柱部分にこのようなアンドンがあります。こちら側が通りと反対側の面。こちらが南面になります。上の階にワッッフル型の住居部分が見えます。通りからちょっと入った道に面した住宅の入口。「高辻公団住宅」という銘板は切り文字風。エレベーターホールと集合ポスト。階段で上がることもできるようです。外からは地下へ下りる階段が見えたのですが、閉鎖されているようです。この住宅には地下駐車場が完備されています。住人のためのものか、カーディーラーのためのものかは不明ですが、もし住人のための地下駐車場が昭和38年当時に完備されていたら、かなり先見の明がある設計ですね。また、当初から1階にカーディーラーが入る前提で建てられたものかどうかも興味があります。ちなみに昭和38年当時のトヨタ車のラインナップは、クラウン、コロナ、パブリカ、ランドクルーザー・・・ディーラー名になっているカローラはまだ存在しない時代でした。以上、高辻公団住宅でした。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.06.09

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  東海団地めぐり　---おおね荘　（名古屋市営住宅）その2---

  東海　団地めぐり　名古屋市営住宅おおね荘のつづき。2006年7月　撮影この団地にはスターハウスもあります。名古屋市営住宅では昭和40年代に入ってもスターハウスが造られました。仕様は隣りの御前場荘と同一に見えます。壁に補強が目立つ外観、階段室の踊り場がフロア面と同一の高さ、ダストシュートの箱が高い位置にある等、名古屋市営住宅のスターハウスに良く見られる仕様です。北面の小窓も数が多く、ちょっと広い感じに見えます。名古屋市営住宅のスターハウスは南面が増築されているものが多く、この住棟も例に漏れず増築タイプです。どこか要塞のようなイメージです。フラット型住棟には、増築されていないタイプもありました。これがオリジナルな姿のようです。ワンポイントの壁画には、花が描かれているものが多いようです。増築部分側面のアップ。連結部分の一部はバルコニーの床を再利用しているみたいです。以上、名古屋市営住宅おおね荘でした。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.06.07

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  東海団地めぐり　---おおね荘　（名古屋市営住宅）その1---

  東海　団地めぐり、今回は名古屋市営住宅おおね荘。2006年7月　撮影名古屋市天白区にあります。この周辺は団地が多く、この「おおね荘」の他に「御前場荘」「高坂荘」があり、これらを「島田団地」というひとつの団地としてとらえる場合もあります。地図によっては「島田団地おおね荘」と表記されているものもあります。資料によると昭和41年～43年建築。戸数790戸。ちなみに「おおね」は「大根」と書きますが、ダイコンと紛らわしいのでひらがな表記なのでしょうか？フラット型の住棟。ワンポイントのイラストが目立つ。北面は共用廊下型となっています。廊下の柵は鉄柵となっており、細かくメカニカルな印象。住棟の造りは隣りの御前場荘と共通と思われます。階段も開放的な印象。基本的に階段部分は「外」という考え方でしょうか？住棟の端にエレベーターが付いている住棟もあります。一見サンルームみたいな感じです。ほとんどの住棟が南面を建て増しされています。建て増し部分は構造が異なるので良くわかります。その2へつづく。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.06.06

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  東海団地めぐり　---中道住宅　（愛知県営住宅）その2---

  東海　団地めぐり、県営　仲道住宅その2。400号棟です。前回の100～300号棟が49Bタイプなのに対し、こちらは基本設計が51C型のタイプです。窓のヒサシとバルコニーの床面が一直線に並ぶところも一般的な51C型の特徴。同住棟の北面です。名古屋市内に現存する数少ない51C型住棟。現役で使用されていました。模型製作の資料として参考にしています。400号棟のエントランス付近。まだまだ現役の感があります。また、窓はアルミサッシ化されていますが、出窓部分は上下が分割して開くタイプ。上の窓が大きく開きます。51C型が完成した当時の写真を見ると、出窓部分は同じような上下分割で、下の部分が転落防止の柵の役割を果たしているような構造にも見えます。多くの51C型住棟ではアルミサッシ化と平行してこの出窓に柵を取り付けているところが多いのですが、この住棟は上下分割構造を残したままアルミサッシ化されたためか、窓に柵がありません。住棟間にあった遊具。もう使用されていないようです。団地内の集会所。コンクリートブロッックでできています。100号棟～300号棟が現役時代に訪れておきたかった団地でした。以上、愛知県営中道住宅でした。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.05.31

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  東海団地めぐり　---中道住宅　（愛知県営住宅）その1---

  東海　団地めぐり、今回は県営　仲道住宅。名古屋市千種区　地下鉄吹上駅近くにあります。2006年　7月　撮影4棟の住棟が平行配置されています。住棟番号が100～400まで付いています。インフレ気味です。部屋番号と連動させるためでしょうか。住棟番号が100～300の3棟はバルコニーのないタイプ。外観より、愛知県営　紅梅住宅と同型と思われます。また、公営住宅の標準設計、49B型と同等であると推測されます。資料がないので建築年度は不明ですが、紅梅住宅が昭和25年建築のため、仲道住宅もその前後と思われます。南面のディテール。排水管が外付けで一旦下がった取り回しまで紅梅住宅に準じた仕様です。49B型の場合、大きな窓の部分がベランダ風バルコニーとして設計されているはずですが、この住棟はのちに改造されたのか、もともとこのような窓だったのか、詳細は不明です。100～300までの住棟はすでに退去済み、階段室のエントランスはベニヤで塞がれていました。北面はこのようにフラットな外観に窓が並ぶタイプ。階段室の開口部までガラスがはめられた仕様も紅梅住宅に準じています。階段室から屋上へ出られるタイプ。昭和20年代の住棟によくある特徴のひとつ。床下には秘密の地下室があります。紅梅住宅にもありましたが、当時を知る方の話ではこれは床下の倉庫とのことです。階段室のエントランスから地下に降りる階段があり、扉で仕切られた地下倉庫があるようですが、エントランスがベニヤで塞がれていたため確認できませんでした。その2へつづく。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.05.30

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  東海団地めぐり　---公団堀田市街地住宅---

  東海団地めぐり、今回は公団堀田市街地住宅。名鉄名古屋線、堀田駅に隣接しています。4棟の高層棟で構成されています。全ての住棟はL字型。銘板がありました。昭和45年起工、47年竣工。11階建ての大規模な住棟のようです。エレベータースペースにバルコニーのようなものが目立ちます。避難用のものと思われます。共用廊下側は小窓が並ぶ壁面が印象的。こちらの面が名鉄の車窓から良く見えます。名鉄の高架を挟んで1棟だけ離れて建っている住棟です。こちらもL字型ですが・・・離れている住棟は店舗付きで、さらに1階には駅が入っています。他の住棟と離れていながら、団地の中心的な施設はこの住棟にあります。堀田には急行が止まるので便利です。店舗付き住棟の南面は、駅のホームから見えます。店舗付き住棟はバルコニーが付いていません。非常階段。駅のホームより住棟群を見る。以上、堀田市街地住宅でした。 ←他の方の珍しい趣味のブログはこちらから

  2008.05.24

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  東海団地めぐり　---依佐美団地（愛知県営住宅）その2---

  東海団地めぐり、依佐美団地の続き。前回紹介したエリア（5街区）より少し古い住棟が残っていたエリアです。こちらのエリアの住棟は基本的に階段室タイプでした。写真は南入りの住棟。この住棟も5街区の住棟と同じく、退去が進んでいました。退去済みの住戸には窓にベニア板が張り付けられていますが、上の階まで行う必要があるのでしょうか。徹底的に塞いでいます。この南入りの住棟は2棟並んでおり、道路を挟んで向かい側（南側）の住棟とNSペアを作っていました。この依佐美団地は昭和42年に完成とのことで、その頃は公団等の団地ではすでに南入り住棟はあまり採用されていなかった時期ですが、愛知県営住宅では40年代の住棟でも南入りプランの採用例が多いです。しかし、この2棟が南入りを採用したもう一つの理由が推測されます。上の住棟の北面です。すぐ北側に川の土手が迫り、一階部分はつるが上がってきています。このように北側に用地が充分確保されていない立地条件により、南入りを採用したものと思われます。その他の住棟2棟は階段室が北側にある団地住棟でした。北入りの住棟側面に取り付けられた銘板です。黒御影の重厚なもので、67年設計の北入り4階建て、3Kの間取りである事がわかります。しゅん工は昭和43年。このような銘板は当時の愛知県営住宅ではたまに見られます。つづく。

  2008.02.23

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  東海団地めぐり　---依佐美団地（愛知県営住宅）その1---

  東海団地めぐり、今回は愛知県営依佐美団地。JR東海道線、東刈谷駅から徒歩ですぐのところにあります。場所は刈谷市と安城市と知立市のちょうど境目のところなのですが、団地自体は安城市にあるようです。撮影日　2006年8月典型的な片廊下型の住棟です。住戸のうち所々が閉鎖されています。屋上の高架水槽が球状なのが遠くからでも目立つのが特徴です。住棟の北側には各階に共用廊下があります。この住棟はけっこう長い住棟です。手すりの玄関部分には目隠し用の板が付けられているのは愛知県営住宅ではよく見られます。+おもしろい自転車の停め方ですね。共用廊下の床下に自転車を入れています。しかも何台も・・・廊下の中央には階段があります。住棟が長いので両端の階段だけでは不便なのでしょう。住棟中央の階段部分。長い住棟の中央に階段を設けているのではなく、二つの住棟がこの階段を共用してつながっていると言った方が良いのではと思います。住棟の妻面。線が入っていてコンクリートが分割されているようなデザインですが、分割方法がちょっと意匠的。こちらの住棟の妻面はコンクリートの分割が規則的です。この住棟群は5街区とのこと。他にも団地が広がっています。しゅん工は1970年（昭和45年）。意外と新しい？続く。

  2008.02.21

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  東海団地めぐり　---くさなぎ荘（名古屋市営住宅）---

  東海団地めぐり、今回は名古屋市営住宅　くさなぎ荘。名古屋市営住宅は、OO荘という名前が一般的です。このくさなぎ荘は、昭和32年と38年建築の団地。名古屋市熱田区池内町、イオン熱田にも近いです。戸数は130戸。住棟です。この団地には住棟が4棟あり、2種類のタイプが2棟ずつあります。住棟番号はABCDまであり、A棟とB棟がこの写真のタイプになります。南面はのっぺりした感じですが、側面をよく見るとヒサシが途中で途切れており、建て増しされた感じがあります。戸数は1フロア6戸で5階建て。南面で奇妙なのは、３つの柱間が2戸分になっている事です。上の住棟の北面です。階段室に透かしブロックがふんだんに使われています。階段自体は住棟と平行になっており、旧い公団住宅のような雰囲気です。A棟とB棟が並んでいます。住棟記号から、こちらの住棟が昭和32年建築と思われます。他では見ないタイプ、全国的に見てもたぶんここにしかない住棟タイプと思われます。階段室部分のアップ。透かしブロックが縦長なのが気になります。階段室全体が透かしブロックで覆われているところも、独特です。もう一つの住棟タイプ。C棟とD棟がこのタイプになります。おそらくはこちらが昭和38年建築と思われます。こちらの住棟も南面は建て増しタイプ。しかしA棟とB棟とは異なり、建て増しがすぐにわかる構造です。妻面は、梁が出っ張ったタイプ。おそらくはこの住棟の構造自体が梁で強度を保つ構造なのでしょう。北面です。A棟とB棟と比べて若干近代的な雰囲気です。このタイプの住棟も階段室に透かしブロックが使用されています。階段室は透かしブロックで完全に覆われており、エントランス付近も透かしブロックで飾られています。こちらの住棟には階段室にダストシュートが取り付けられています。ダストシュート下部のボックスが高い位置にあるのは名古屋市営住宅ではよく見る仕様です。なお、ダストシュートはこのC棟とD棟にはありましたが、A棟とB棟にはありませんでした。もしかして、A棟とB棟は南面にダストシュートがあったのを、建て増し時に撤去されたとか。あくまで推測ですが。以上、名古屋市営住宅くさなぎ荘でした。

  2008.02.15

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  東海団地めぐり　公団相生山団地その5

  東海団地めぐり、今回は相生山団地その他。アクセスは名古屋市営バス。地下鉄桜通線野並駅から市営バスで10分。境根バス停下車。天白区のこの界隈はバスが充実しています。団地内の滑り台。らせん型。一本の柱から滑り台部分を支持しているアームが何ともいえない。奥の住棟は、バルコニーの物置ドアが青く塗られています。団地内にはグラウンドがあります。バックネットやベンチもあり、本格的な野球が楽しめるはずです。住棟の裏手に通る一方通行路。どこまでもまっすぐ続いているようにも見えますが・・・この広さではちょっと車を停めておく事もできませんね。以上、相生山団地でした。

  2008.02.11

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  東海団地めぐり　公団相生山団地その4

  相生山団地、前回紹介できなかった分譲エリアのフラット型です。この相生山団地の分譲エリアはポイントハウスをメインに構成されていますが、普通のフラット型（ようかん型）の住棟もあります。フラット型はバス通りに近い部分に集中しており、ポイントハウスが外から見えにくいようになっています。何かの意図があるのでしょうか・・・間取りは3DK、分譲住棟は全体的に広めの間取りが多いです。この住棟は焼却炉付き。妻面に煙突が付いています。南面は普通の3DK間取りと同一。バルコニーが連続していないタイプ。こちらの住棟は間取りが独特です。北面に大きい窓が2部屋分あり、小窓が一つしかありません。細部の仕様もポイントハウスに準じているようで、階段室の踊り場も手すりが金属製の掃出し型になっています。同住棟のダストシュート部分。レンガ模様もポイントハウスと同仕様。扉の中にカゴが入っているので、まだまだ現役の模様。同型住棟の南面。木が多いのでうまく撮れません。バルコニーが連続していないところは普通の公団住宅でも見られますが、この住棟ではさらにバルコニーの端に物置のような部屋が設けられています。他の団地では見た事がないタイプです。続く。

  2008.02.09

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  東海団地めぐり　公団相生山団地その3

  相生山団地の続き。この団地には分譲エリアもあります。分譲エリアは、団地の南側にあります。このエリアはボックス型のポイントハウスを主体とした住棟構成です。このポイントハウス住棟は、同年代の他の団地（知立団地等）のものと比較すると細部が異なり、凝った造りになっています。階段室側にはダストシュートがありますが、これもレンガ張りの凝った造りです。このようなポイントハウスが並んでいます。南面です。このエリアは緑が多く、環境が良いのですが、写真を撮るには邪魔な存在。撮影の腕が試されます。分譲エリアが載っている案内板は見当たりませんでした。続く。

  2008.02.06

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  東海団地めぐり　公団相生山団地その2

  相生山団地、今回は店舗付き住棟エリア。市営バス、「境根」停留所に隣接している商店街です。バス停を降りると、バス通り側にこのような商店街があります。これが相生山商店街です。商店街はアーケードの片側に並んでいます。この商店街も住棟で、2階建てです。1階が店舗、2階が住戸になっているようです。住棟番号は52番。店舗の建物にも、どこかに公団らしい雰囲気があります。商店街の奥にある集会所。郵便局もあります。ちなみに撮影当日は「日本郵政公社　最後の日」でした。商店の裏手です。搬入路が整備されています。2階部分がバルコニー付きで、テラスハウスの雰囲気。1階部分は店舗の裏手になるのですが、2店舗で1区画仕切るようにブロック塀で囲ってあります。囲いの中には倉庫らしいものも建っていますが、2店舗で共同使用なのでしょうか、気になります。また、倉庫らしい建物の形にも種類があるようです。以上、相生山団地　店舗付き住棟でした。

  2008.02.05

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  東海団地めぐり　公団相生山団地その1

  東海団地めぐり、今回は都市機構（旧公団）相生山団地。名古屋市天白区のちょっとした丘の上にあります。完成は昭和42年。名古屋地区の同年代の団地には、昭和37年の鳴子団地、昭和41年の知立団地、昭和43年の藤山台団地などがあり、住棟の造りが似ています。また、天白区のこの丘陵地帯には団地が多く、前述の鳴子団地や名古屋市営の一つ山荘、御前場荘、おおね荘、高坂荘、南相川荘などがあり、団地めぐりにはもってこいの場所です。団地内の案内板です。このエリアはほとんどすべての住棟が南面に平行配置。この南側にも他の住棟群があり、分譲エリアも広がっています。南側のエリアは高低差があり、団地内のこのような坂道を登ると住棟が見えてきます。先ほどの案内板に載っていなかった南側のエリア。公団らしい配色の案内板です。そのエリアの住棟。間取りは3DKで、この時代の公団住宅では一般的なタイプです。同住棟の北面です。小窓が3つ並んでいるのが3DKの特徴。オリオン座の見分け方みたいですね。北側のエリアはあまり高低差のない場所に整然と平行に配置されています。南側が平面的な2DK住棟もあります。バルコニーの端に倉庫を設けたので連続したデザインになりました。続く。

  2008.02.04

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  東海団地めぐり　公団御園アパート

  東海団地めぐり、今回は都市機構（旧公団）御園アパート。名古屋市の中心街、伏見駅から徒歩数分のところに、この市街地住宅型団地はあります。昭和38年建築。この界隈は、各シティホテルの他、御園座や名古屋ミュージカル劇場等が建ち並び、名古屋の芸術の中心地でもあります。この、一見変哲の無いビルが旧公団御園アパートである事は、通りがかりでは気づかないかもしれませんね。壁面には「東洋ビル」と書かれています。ビルの前の通りは伏見通。このビルには音楽学校も入っています。ヴァイオリンケースを持った子供が入っていったりしています。南側に廻ってみると、上の方の階が住棟になっている事がわかります。全景を撮影するのは不可能ですが、東側（通り沿い）と西側（奥）に1棟ずつ住棟があり、北側でつながって全体的にコの字型になっているようです。南西より。やっと集合住宅らしい立面が見えてきました。通り沿いに団地への入り口があります。入り口の上方にある銘板。切り文字タイプで高級感があります。名称が都市基盤整備公団になっていますが、「基盤整備」の部分がちょっと薄いような気がします。もしかして住宅都市整備公団の文字を再利用しているとか？この入り口を入ると、程なくして天井が高い通路になります。左側がアパート部分の入り口。エレベーターホールがありますが、住人の方の迷惑になるため、入っていません。右側は隣のビルとの間に塀があるだけで、塀の上は開いています。そして通路はまだ先に延びています。突き当たりは行き止まりでした。ダストシュートの回収箱らしいものがあります。以上、都市機構御園アパートでした。2009/12/14追記取り壊されていました。

  2008.01.06

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  東海団地めぐり　名古屋の市街地住宅（夜編）

  東海団地めぐり、今回は夜の団地。名古屋の錦と言えば、東海地方最大級とも言える歓楽街。その歓楽街の真ん中に、かつて旧日本住宅公団が建設した市街地住宅が現存する。その名も、「公団東袋町団地」団地マニア仲間のけんちんさんから、そんな情報を教えてもらい、行ってみました。夜に・・・ご存知、夜の錦はネオン街、あんなお店やこんなお店が建ち並び、酔いどれ天使たちの宴がまた始まる。そしてホスト系やアヤシい呼び込みがそこかしこに飛び交う。・・・そんな状況のなか、正確な場所もわからないまま、元団地だったビルを探す。これだ・・・聞く所によると、昭和33年建築の公団市街地住宅との事だが、昭和50年代に民間に譲渡され今日に至るとのこと。公団の手を離れてかなりの年月、そのままだという・・・（けんちんさんからの情報・・・）テナントはお水系のお店が入っているようでしたが、ネオンが消えていて、どうやら定休日のようです。入り口付近。歩道を歩いていても、これが元公団住宅だったとは知らなければわからないです。名称を表す看板。銘板と言ってよいのでしょうか？アンドン型、手術中とか書いてある物にも似ているのは気のせい？入り口から入ると、建物はコの字型になっており、その中央部がちょっとした呑み屋街になっていました。お店は赤ちょうちん系が多く、通りからちょっと入るとこんなお店が並んでいる雰囲気はどことなく札幌の呑み屋街を連想してしまいました。程なくして呑み屋のオヤジが店から出てきて団地に入ってゆきました。どうやらここの住人のようです。エレベーターホールの隣にある階段は微妙にらせんになっていて、機能よりは意匠重視の感じ。木の手すりが優美にカーブしています。住棟を見上げてみました。情報ではファンキーなバルコニーの手すりが見えるはずですが、暗闇で良く見えませんでした。やはり昼間に一度訪問したいですねえ。以上、夜の似合う東袋町団地でした。

  2007.12.18

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  東海団地めぐり　名古屋の市街地住宅（車窓編）

  東海団地めぐり、今回は車で名古屋に行く機会があった為、車窓からの風景を紹介する。まずは、名古屋市営　南熱田荘。名古屋港から北へまっすぐに走る通り沿いに建っています。結構目立つ市街地住宅は、バルコニー開口部のアールが特徴です。続いては都市機構則武市街地住宅（旧日本住宅公団）名古屋駅太閤通り口から歩く事もできます。交差点の近くなので全景を車から撮影しにくい立地でした。歩道橋も入ってしまいました。外観は普通の公団市街地住宅風です。実は下の階に中村区役所が入っています。帰りがけに反対車線から撮りました。いずれはゆっくり訪問したいです。

  2007.12.18

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  東海団地めぐり（番外編）　峰の沢鉱山住宅その2

  東海団地めぐり番外編、峰の沢鉱山住宅その2。この物件については、廃墟という視点で紹介されているHPはたくさんあるので、今回はあくまで団地という視点で見てみます。注目する点は、山の斜面に階段状に建っている事。特にこの斜面が急なため、階段室を挟んだ隣の住戸が1階分上がっている。階段状の団地は実はそれほど珍しい物ではないのですが、ここまで急な階段状の住棟を見た事はありません。そして気になるのは階段室の内部がどうなっているのか。階段室は階段を上がって1階の玄関レベル、さらに上がって踊り場、さらに上がって2階の玄関レベル・・・というような構造が普通なのですが、1階の玄関は右側しかなく、最上階の玄関は逆に左側のみ、右側は屋上・・・という構造と推測されます。南面は全面バルコニータイプですが、バルコニー側は1間分の居室の掃出し窓に、台所窓と思われる窓、その奥に扉があるかどうかは写真では確認できませんがスペースはあります。この面から推測すると51C型の2DKに準じた設計と勝手に思っています。建築年度は不明ですが、昭和20年代後半から30年代前半でしょうか。そして、閉山の昭和45年（一部住人はその後しばらくは住んでいたらしいが）まで使用されていたようです。という事は使用期間は15年から20年・・・下側の道には階段がありました。これを上ってゆくと・・・残念ながら金網で封鎖されています。管理者の方にアポを取って行った訳ではないので、ここから先は行けませんでした。北面です。すすきが深く、良く見えませんが、出窓が昭和20年代の雰囲気です。小窓がなかったり、階段室がオープンだったりと、独特の設計だったと思われます。外観だけでもしっかりと撮りたいのですが、住棟の上の方の道も金網で封鎖されており、これ以上は近づけませんでした。以上、峰の沢鉱山住宅でした。

  2007.12.13

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  東海団地めぐり（番外編）　峰の沢鉱山住宅その1

  東海団地めぐり　今回は番外編。静岡県は浜松市、天竜川のとあるダムの左岸に、その鉱山は存在した。国道を北へと走るとその遺構の一部対岸にちらりと見える。中腹の木がない所にコンクリート構築物が残っている。これが今回訪問した峰の沢鉱山住宅跡である。近くに来ました。階段状のコンクリート住棟が2棟現存します。このような山の中にこのような近代的なアパートが建てられるのも鉱山という恵まれた環境の特徴です。続く。

  2007.12.12

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  東海団地めぐり　公団藤ケ丘団地その3

  東海団地めぐり、今回は藤ケ丘団地の団地住棟。名古屋市営地下鉄東山線藤ケ丘駅前に広がる団地です。完成は昭和45年～46年。2007年11月撮影。団地住宅風の住棟。駅前の高層住棟と同じ団地内かと思わせるくらい雰囲気が違います。個人的にはこちらの方が落ち着きます。バルコニー側のアップ。バルコニーは連続したタイプ。窓割りがちょっと珍しい感じです。広い掃き出し窓に小窓が一つ並んでいます。遠くに高層住棟が見えます・・・実際は道路を挟んで並んでいるだけですが、やはり雰囲気の違いに距離感を感じます。通り沿いの風景。街路樹がいい感じです。階段室側です。階段室に隣接する小窓が一つしかなく、間取りは2DKより狭いことがわかります。ダストシュートが撤去または未設置ですが、屋根のヒサシにダストシュートを通す切り欠きがあります。このような状態の団地は、他にも高蔵寺の藤山台団地等で見られます。エントランス付近。入り口のヒサシ状の屋根の特徴以外は普通の団地です。以上、藤ケ丘団地でした。

  2007.11.16

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  東海団地めぐり　公団藤ケ丘団地その2

  東海団地めぐり、公団藤ケ丘団地の続き。名古屋市営地下鉄東山線藤ケ丘駅前に広がる団地です。完成は昭和45年～46年。2007年11月撮影。市街地住宅風の住棟は住戸部分にバルコニーが付いていないのもが多いのですが、こちらの高層棟は、住戸部分がバルコニータイプ。団地内の広場です。高層棟がくの字型に折れて空いたスペース、かなり広い。こちらの住棟の1階にも商店があります。アーケード付き。その商店の並びに、エントランスがあります。重厚な枠に囲まれたガラス張りの構造がどこか懐かしい。高層棟の妻面には、ダストシュートが２つ付いていました。一見現役で使用されているみたいですが・・・このような高層集合住宅でのゴミ収集システムがどのようなものか、調べてみるとおもしろいかもしれません。同型の高層棟の妻面。縦に入った2本の柱がダストシュートのようですが、かなり高さがありますねえ。市街地住宅風の住棟群の奥に、普通の団地住宅風の住棟が並んでいました。どちらの住棟群も同じ藤ケ丘団地なのですが、雰囲気が全然異なります。今回はここまで、続きはまた今度。

  2007.11.15

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  東海団地めぐり　公団藤ケ丘団地その1

  東海団地めぐり、今回は公団藤ケ丘団地。名古屋市営地下鉄東山線藤ケ丘駅前に広がる団地です。完成は昭和45年～46年。全体図です。5号棟までが市街地住宅風、6号棟から9号棟までが普通の団地風の住棟で構成されています。地下鉄藤が丘駅のホームより見た住棟。市街地住宅タイプです。ちなみに地下鉄は高架になっています。藤が丘駅前の通り沿いに住棟が並んでいます。こちらの住棟は1階が店舗、2階から5階が住戸で、階数はあまり高くはありません。上の住棟の廊下側です。目隠し板が並んでいるのが良い雰囲気を出しています。どこか名古屋市営の市街地住宅を思わせる雰囲気。地下鉄の駅の反対側には高層住棟が建っています。基本的なデザインは同一のようです。高層住棟の廊下側。地下鉄の高架越しに撮影。駅前通りからひとつ裏の通り。団地としてはこちらがメインの通りになるようです。続きはまた今度。

  2007.11.14

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  東海団地めぐり　公団内山市街地住宅

  団地めぐり、今回は公団内山市街地住宅。所在地は名古屋市千種区。千種駅から歩いてすぐの立地です。近くにはJR中央線が半地下状態で走っています。JR千種駅の北側に広がる街を抜けていくと、ありました。名前の通り、市街地住宅型です。1階部分は店舗。喫茶店が多い印象です。住居は2階以上ですが、全体が5階建てで公団の市街地住宅の中では階数が低いです。角部屋の部分は窓が少ない。この住宅自体は変形のロの字型構造。ただし東、北、西の3方向に面し、南側は別のビルです。角部分の角度が直角でないことに注意。直角に見えないのはカメラのレンズの影響ではありません。住宅の名称を示した銘板です。切り文字タイプの少し斜めになった字体がオシャレです。住宅・都市整備公団となっていますが、建築当時は日本住宅公団となっていたのでしょうか？西側の住棟が切れたところに階段があり、銘板はこの階段部分にあります。やはり完全に閉じたロの字型構造はできないようです。昭和35年12月起工、昭和37年3月竣工。けっこう時間がかかったみたいです。団地中央から住棟を見る。ロの字型の中庭はほとんど駐車場となっていました。写真は内側にバルコニーがある側。1階部分は店舗の裏側になっていて、ちょっと建て増しされた感じ。中庭にはポンプ室のようなものがあります。地面からちょっと高い所に作られているのが変わっています。高床の下を車が通れそうですが、最近流行のミニバンだとルーフをぶつけそうです。中庭全景。共用廊下が中庭に面している所もありますが・・・正面の住戸はバルコニーが北向きになっていますねえ・・・西側は共用廊下が通りに面しています。手前にエントランスがあり、こちらからも中庭に通じています。西側のエントランス。以上、内山市街地住宅でした。

  2007.11.08

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  名古屋市営住宅　元古井荘

  東海団地めぐり　今回は名古屋市営住宅　元古井荘名古屋市営住宅、所在地は千種区今池。昭和39年建築のようです。名古屋の市営住宅は、名称に「荘」が付くのが特徴です。元古井の名称は、このあたりにはあちこちに清水が湧いていて、それが井戸になったことが由来だそうですが、最近までサッポロビール名古屋工場がこの近くにあり、この元古井の名水を使用した限定ビールを作っていました。前置きが長くなりましたが、以下、住棟の紹介です。2006年7月訪問南西より全景。この住宅は市街地住宅のような作りで、1階が「もとこい公設市場」となっています。住宅は2階から5階です。西側の入り口です。階段室が住棟の両側にあります。銘板が金属製の立派なものです。右側にはダストシュートがありますが、集積ボックスが高い位置にあります。これは名古屋市営住宅には良くある設計です。また、左側には狭い抜け道があります。行ってみましょう。抜け道から階段室を抜けると住棟の廊下側が見られます。写真正面は東に面した住棟です。公設市場の裏手が立ち入り禁止のため、あまり詳しくは見られませんが、この住棟は全体がLの字型になっています。裏手の通りからの入り口です。公設市場のエントランスとして使用されているようです。通路には自転車が置かれていて結構狭い。階段の脇の通路は、このくらいの狭さです。自転車が置かれていた所よりもはるかに狭いです。元古井市場併存住宅配置図です。南面の住棟の両端に入り口があり、北側が片廊下構造になっています。さらに、東向き住棟が片廊下から北側に伸びています。南東から。南面はなかなかメカニカルな雰囲気です。南面のディテールです。基本的にはバルコニーになっていますが、通りに面しているためか、目隠し板がかなりの面積を覆っています。下の部分が板状と柵状の2種類あり、使い分けています。以上、名古屋市営元古井荘でした。

  2007.11.04

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  豊橋の団地めぐり

  今日は豊橋の団地を訪問。豊橋駅からちょっと南へ下ると、豊橋鉄道の新豊橋駅前あたりから東の方に、商店街が伸びている。その商店街は、中層のビルの1階部分になっており、そんなビルが1列に並んで商店街を形成しているおもしろい作りだ。その商店街の延長上に、今回訪問した県営大手住宅がある。このような1階が商店のビルが1列に続く。ちょっと不思議な光景。ビルのデザインはほぼ統一されている。豊橋駅に近い方のビル。一見住宅風であるが詳細は不明。駅から歩くと、こんな感じの板状のビルが、道路に沿ってちょっとカーブして並んでいる。その先に、この大手住宅があった。どうやら愛知県営住宅で、他のビルと同様、1階が商店で、2階以上が住棟の併存住宅のようである。詳細はまた今度。

  2007.11.03

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  東海団地めぐり　愛知県住宅協会　下林団地

  団地めぐり、今回は愛知県住宅協会　下林団地。現在では「愛知県住宅供給公社　豊田第1　第2住宅」と名称が変更になっているようだが、銘板の名称を優先させていただく。昭和37年建築。所在地は愛知県豊田市下林。撮影は2006年8月。全景です。4階建てのフラット住棟が2棟のみ。戸数は1棟あたり24戸で、規模はあまり大きくないようです。右が昭和37年建築、左が昭和38年建築の住棟で、間取りや専有面積はほぼ同じ。まったく同じように見えますが細部がかなり異なります。銘板です。団地の名称が「下林団地」となっています。黒御影石製とおもわれる立派なものですが、金網フェンスに覆われてしまっているのが残念です。第1住棟は、住棟番号がAです。一見普通の団地建築ですが、所々に独特さを感じます。上の住棟の北面です。間取りは2DKで、北面の窓割りは昭和26年につくられた公営住宅の標準設計51C型に準じた構成。特筆すべきは、階段室から屋上に出られる構造となっていること。旧い団地ではよく見る構造ですが、昭和30年代後半の住宅ではあまり見ない例です。第2住棟。こちらは住棟番号がBです。第1住棟と比べると細部が異なります。第2住棟の北面です。こちらの住棟は梁があまり目立たない構造です。また、両住棟ともダストシュートが設置されています。南面の窓割りの比較。手前の第1住棟はバルコニー側に大きな掃出し窓が2個付いていますが、奥の第2住棟では片側が勝手口付きと小窓になっています。比較すると第２住棟がより51C型に近い印象になっています。まるで51C型を30年代の時点で現代風にアレンジしたような感じで、同年代の公団住宅と比較してもちょっと旧さを感じるところが興味深いです。第1住宅の妻面にあった銘板です。白くなっていて文字が読めない・・・思わず墨入れしたくなります。掲示板と案内図です。2つの住棟で部屋番号の付け方が異なるところが面白いです。間違いを防ぐ為にわざと変えているのでしょうか。以上、下林団地でした。

  2007.11.01

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  東海団地めぐり　公団稲沢団地その3

  公団稲沢団地の3回目。この稲沢団地は、北側に中層のフラット住棟、中央部にL字型住棟が数棟建っている他は、テラスハウスとなっています。道路より。一般的なテラスハウスです。２階はバルコニー付き。こちらは2階部分がサンルームになっているタイプ。こちらもサンルーム付きのタイプですが、北面は窓の桟が横長に細かく、独特な雰囲気があります。本来なら最初に紹介しておかなければならないこの団地の銘板？です。住宅都市整備公団となっています。

  2007.10.30

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