テーマ:歩いて愉しむ東京(898)
カテゴリ:気になる風景
大正通りを南側の墨堤通りの方へ歩いて行くと、道路沿いに公園があってそこに石碑が建立されていました。
碑文の刻まれた大きな石碑です。 篆書体で「大正記念道碑(たいしょうきねんどひ)」(→→→こちら)と刻まれています。 これが大正通りという命名と関連しているようですね。 この大正記念道碑、 碑文は、かの文豪、森鷗外(1862〜1922)が文章を起草しているようです。 碑文に関する説明がありました。 説明によると、この道は、大正1911(明治44)年から開始された荒川放水路の開削工事によって不要になった用水路を埋め立てて、新たな道を作ったようです。 そして、大正記念道碑は、大正新道敷設を記念して当時の地域の有志が大正5年(1916)に建立したものですが、もともとは、別の場所にあったそうですが、平成26年(2014)4月に千住の鷗外碑保存会が公益信託あだちまちづくりトラストの「まちづくりトラスト」助成を受けて、大正新道に面する千住中居町公園に移設整備したそうです。 森鴎外の書いた漢文の読み下した内容が説明板に書かれていました。 碑文の最後に「千住は父がかつて住んだところでなじみがあり、辞退するわけにもいかず、いわれを書いて与えた」とありました。 森鴎外は、大学卒業後、父静男が千住に開業した橘井堂(きっせいどう)森医院で医師として医業に携わっていたのですね。 【つづく】 人気ブログランキング 「大正通り」を探そう(その3) 大正記念道碑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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