テーマ:鉄道雑談(1520)
カテゴリ:九州の話題
今年は格安航空会社(LCC)が続々就航する年となりました。
3月にはピーチ・アビエーション(以下ピーチ)が 関空と福岡を結ぶ路線を開設し、その後関空からは長崎・鹿児島便も就航しました。 そして7月にはジェットスター・ジャパン(以下ジェットスター)が 成田・関空と福岡を結ぶ路線を就航させる予定です。 これによりLCC同士の価格競争が起こりました。 ジェットスターが関空~福岡線の運賃をピーチよりも安く設定すると、 ピーチも負けじと7月からの関空~福岡線の運賃を値下げしました。 この価格競争に対抗しようとJR西日本は21日、 大阪・神戸市内~福岡・長崎間の新しい往復割引きっぷである J-WEST早特往復きっぷを発売することを発表しました。 このきっぷの最大割引率は大阪市内~福岡市内間で35%、 大阪市内~長崎・諫早間は42%と、のぞみを利用する割引券では 過去最大の割引率となりました。 ただしいくつかの制限があります。 ・J-WESTカード会員のみ購入可能 ・期間は7/2~9/30(お盆期間除く) ・乗車対象列車を指定(『のぞみ』『かもめ』) ただ、対象の列車の本数はピーチより多いです。 (ピーチの場合は関空~福岡線3往復、関空~長崎線2往復) 今年のGWにはLCCと同様低価格を売りとするツアーバスで事故が起こり、 多くの死傷者を出したことは記憶に新しいことだと思います。 またLCCでも地上の機器トラブルによって欠航や遅延が発生することがあり、 定時性にもやや問題がある感じがします。 さらに手荷物を預ける場合は運賃以外の費用が発生します。 海外ではある程度成功したLCCですが、こうした面をクリアしないことには 日本での定着は難しいような気がします。 新幹線の運賃には安全性・定時性・手荷物持ち込み可というところが 含まれると言ってもいいのではないかと思います。 旅行の時の交通手段が増えることはいいことですが、 価格とそれに伴うリスクを考えて、我々は手段を選ぶ必要があると思います。 それでは、今日はここまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年05月22日 03時03分12秒
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