九州出身者がつくる九州情報館。

今日から2月、プロ野球界では春季キャンプインを迎えました。
各球団とも1軍は宮崎と沖縄のいずれかをキャンプ地としていますが、
2軍は1軍と異なる場所でキャンプを行う所もあります。

ソフトバンクホークスはこれまで1軍、2・3軍ともに、
宮崎市の生目の杜運動公園でキャンプを行ってきましたが、
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、
3軍・新人の多く・リハビリ組がC組としてタマスタ筑後でキャンプを行うという
球団初の宮崎・筑後分離開催となりました。

まず宮崎で行われたA組（1軍）、B組（2軍）のキャンプでは、
初日ということで最初の約1時間は室内練習場で測定などの
スクリーニングテストが行われていました。
その後選手たちは球場でウォーミングアップを行った後、
野手は引き続き球場で打撃練習、投手はブルペンで投げ込みを行っていました。

ブルペンではA組・B組の投手25人全員が投球練習を行っていました。
A組の投手陣は早いうちから実戦形式の練習に参加するため早めの調整が求められますが、
B組の投手陣のうち、主力勢は独自のペースで調整が可能となっています。
とはいえB組のブルペンでは、
千賀・石川・東浜・和田・嘉弥真・森と、
主力6人が同時にブルペン入りするという圧巻の光景が見られ、
どっちがA組かわからなくなるほどでした。

球場では打撃練習が行われていましたが、
今年から特別チームアドバイザーも兼務することになった王会長が、
昨年のドラフト2位で入団し、A組に抜擢されたルーキーの正木の打撃を見て、
「なかなか実戦的に感じましたね。
フリーバッティングだけだから分かりませんけど、
慶応で頑張った選手で楽しみにしてたんです。」
と語っており、期待を寄せていました。
王会長から直接声もかけられた正木は、
「（王会長に）直接言っていただいて、嬉しかった。
自信になる言葉でした。」と感激していました。

さて、タマスタ筑後で行われているC組のキャンプですが、
ドラフト1位で入団した風間らルーキー勢と、
自主トレ中に新型コロナに感染した後回復し、調整を行う主力が混じるという、
こちらもA組と遜色ないくらいの顔ぶれが見られました。

新人合同自主トレ中は着用していなかった
真新しい背番号『1』のユニフォームに身を包んだ風間は、
柳田や松田といった主力選手たちとウォーミングアップを行いましたが、
「オーラが違うので緊張して話もできなかった。
体が大きく、触りたいなと思いました。」と語っていました。
確かにプロ野球のトップクラスの選手たちはルーキーに比べると体つきが大きいので、
間近で見るとそのように感じるのも無理はありません。
ですが風間もいずれはきっちりプロの1軍で戦える体を作ってもらいたいですね。

明日のA組は投内連携やシートノックと守備のメニューが多く組まれています。
実践に近い練習がキャンプの早い日程で行われるということですが、
さすがに紅白戦は2日目では行われないようですね。

まだキャンプは始まったばかりですが、
選手たちがケガすることなくキャンプを終えてもらいたいと思います。
それでは、今日はここまで。