テーマ:ゴジラ・特撮映画(7)
カテゴリ:見たものなど
そういえば去年
『シン・ゴジラ』 http://shin-godzilla.jp/ を見に行った。の続き。 ![]() 劇中、大杉漣さん演じる大河内総理の「議事録が残るんだ、政府に恥をかかせる気か」というせりふがあって、「こういうときは議事録をつくる」ことがわかっている人が脚本でよかったなと思いました。 会議室も何と一人一人にマイクが立っていて、議事録がつくられる会議に最適な会議室。 めったにないんですよ、こういう好条件の会議室。マイクが何もないとか、ハンドマイクが数人に1本置いてあって発言者もマイクを持ったり持たなかったりで、一般的なICレコーダーを端っこにいる事務局が手元に置いて漫然と録っている、録れた音は近くの人は聞こえるけれども遠くの人は聞こえない、まじめに議事録をつくる気があるのかな?と思うような悪音声がほとんどです。私に議事録お願いと依頼してくださる音は。 議会の議場の設備でないところで会議をしている、特に中央省庁や都道府県、政令市、中核市ぐらいの大きな団体は、会議して議事録を残すのも大切なお仕事なのですから、発言者全員のマイク音声が録れるような会議室を備え、職員も録音技術の研修をしていい音で録った上で「起こしてね」と依頼してほしいと思います。 いい音で録れれば録れるほど人手でも良質な議事録がつくれ、早く議事録づくりが人工知能化して、こんな大変な仕事を人があんまりやらなくてもよくなることでしょう。皆さん全然いい音で録ってこないので、まだまだ人が頑張っているのが現状です。「2020年になくなる仕事」と言われていて、なくなったらどうなるのか?と実は心待ちにしているのですが、今まだ大変忙しくてとてもなくなる気がしていません。 さて、『シン・ゴジラ』には自衛隊の会議室のような部屋も出てきました。そこには1人1台ラップトップのPCが置いてあり、会議のペーパーレス化をしているとわかります。しかしマイクはなくて、議事録はつくらない、オフレコの会議なのかなと思いました。自衛隊がどの程度議事録を残すのかは、自衛隊関係の仕事はしたことがないのでわかりません。 また、政治家や役人の役をしている俳優さんより、正直、本物の政治家の方のほうが地声に力があって聞き取りやすいかなと思いました。俳優さんはもっと声を鍛えてほしいです。 それから、会議のテンポが速いのはあくまでも演出上のことなので、現実に会議をしている皆さんは絶対そんなに早口で会議しないようにお願いいたします。大人になっても、年を取っても、「大きな声で、ゆっくりと」が人前で話すときの基本だと思います。 というわけで、『シン・ゴジラ』は公開以来大の大人が大まじめにいろいろ語っていて、「ゴジラだよ?」と思うところもなきにしもあらずですが、大人がそれぞれの視点から論じたいネタが散りばめられている作品です。 ただ、上記会議室も含めて政府や自衛隊の全面協力なので、今の政府与党大っ嫌いな人だと多分だめかなと思います。 皆さん何か語りたいみたいで。
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最終更新日
2017年03月05日 22時45分33秒
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