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テーマ:Jazz(1977)
カテゴリ:JAZZ(Far North )
イタリアライブはちょっとお休み。
デュオを続けて聴きたくなった。。ホントは、キューンとの新作のほうをかける予定だったんだけど。(^_^);;やっぱ、糸関係デュオになってしまった。。 ノルウェー出身の先輩後輩、Karin KrogとJacob Youngのデュオです。 このアルバムを出した頃、二人はイヴェントで来日しています。 聴きにいきたかったんだぁ。その時、何処かのライブレポートにヤマハのフルアコ使ってるって書いてあって、「へぇ~」って思ったのをなんとなく覚えてます。(この「へぇ~」の感じ、、わかってくれる人、、いるかしら?) あ、カーリンは知らない人はいないとおもうけど(すげぇジャズシンガーです、、で、いいよね?)、ヤコブヤングはギターリストです。 Evening Falls / Jacob Youngなんてアルバムもだしているのですね。 先鋭的なギターリストではなく、基本的に白い浮遊系なんだけど、とても暖かな音です。 私みたいなあまちゃんはイチコロです。 つうか、どうやら、年上の女心を掴むのが上手いとみえて、ラジオを聴いてたカーリンからのコンタクトだったようです。彼女、趣味いいなぁ。(^_^); さて、12曲中11曲がスタンダード。聴かせてくれます。 3曲にArild Andersenが参加していますが、あとはホントしっとりしたデュオ。 カーリンは、かなりアグレッシブなスタイルのアルバムもありますが、今回はその人生の貫禄でストレートに彼女の存在感を示しています。 呟くだけで、囁くだけで、ジャズになる。吐息が香る。 こうなると、ギターもオーソドックスに正攻法に一生懸命尽くすしかない。 一曲目、Where Flamingos Flyが始めると、、おもわず、、懐かしい、、って気持ちがわきあがる。。マイナーメロディなんだけど、どことなく力のあるしあがりで、ヤコブヤングのギターもぴったりとサポートしていて素敵。次の Prelude to a Kissでは、ソロもとても良かった。ただ、彼女に添うだけでなく、(ヘンか?)積極的にサポートしてる姿勢がカーリンにも伝わっていて、なかなか良い関係。 Once I Lovedでは、自分の想い出を語るように歌うカーリンに、ヤコブヤングもアコギに持ち替えて、軽やかなギターワークを。。 この後も素晴らしいスタンダードで、時に妖艶、時に魅惑的な歌と展開していきます。 中盤7曲目、印象的なCaravan。もう、異国情緒たっぷりで、、まるでアラジンの魔法の世界にでも迷い込んだ感じ。アコギに変えて、ちょっと、スパニッシュギター風のアプローチのギターも不思議世界に効果絶大。 9曲目から3曲Arild Andersenのウッドベースがはいります。 唯一のオリジナルは、いきなり、彼のアグレッシブなソロから。テンションあがります。明暗はっきりした感じのアップテンポの曲。 Cry Me a River。これをカーリンが歌うのは、、反則な気がする。 感情のたっぷりなこの歌を少し、突き放すように、諭すようにうたあげる貫禄、魅力。 ベースソロが、やけに良い。と、いきなりブルースフィーリングたっぷりに、ねっとりと掛け合う、K.C. Blues。カーリン、、あなたは、、百戦錬磨の強者だぁ。。。 この後、ベースぬけて、Everytime We Say Goodbyeを噛みしめるように歌うカーリンと優しく見守るギター。。 この曲大好きな私は、涙目になって、遠くをみつめるのであった。。(きっぱり) 親子ほどのデュオは最後まで叙情豊かに女心を綴るのでした。 それでは、さようなら~~♪ 1. Where Flamingos Fly 2. Prelude to a Kiss 3. Once I Loved 4. Last Night When We Were Young 5. I'm Shadowing You 6. I'll Be Seing You 7. Caravan 8. Everything Happens to Me 9. Northern Sun 10.Cry Me a River 11.K.C. Blues 12.Everytime We Say Goodbye Karin Krog (Vo) Jacob Young (G) Arild Andersen (B) 9,10,11 そう、中間報告。。 イタリアライブ、、、私的に、、大変面白い。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月06日 18時26分22秒
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