Playing in the Breeze / Thomas Fryland
少し前から自分の心にさざ波がたってしまってるんですね。困ったものです。そういうときは、あまりパワー全開のアルバムは聴けなくなりますよね? 静かな気持ちに戻りたいなぁ・・・って、自然に棚から選んできました。Playing in the Breeze / Thomas FrylandThomas Fryland(Tp)Jacob Fischer(G)Jesper Lundgaard(B)Thomas Frylandは、デンマークの若きトランペッター、王道ハードバッパーです。ボッソのスリリングでハイテンション演奏スタイルとは違って、朗々とストレートに歌い上げるタイプですよねぇ・・。しみじみと、聴き惚れてしまうペットです。何枚かアルバムあるのですが、良くも悪くも出来は横並びかもしれない。最近アルバムかってないのでですけどね・・・。メンバーと曲で選んだら、今日はこのアルバムになりました。このアルバムは、Jacob Fischerって、やはりデンマークのしっかりした音色と切れ味ばっちりなギターいます。オーソドックスだけどとても素敵ギター♪そして、ダグレイニーのアルバムにも居たデンマークのベースの重鎮Jesper Lundgaardもいます。メンバーだけで、私的には買い。好きなSail Awayも演奏してます。とにかく、ストレートに感情をのせて、胸にジンと来る演奏をしてくださいます。うん、魅惑的なサブトーンでございます。し・・しびれる。派手な立ち回りはないけど・・・歌心あふれるフレーズと、落ち着いた音色。3人の息もぴったりで誰がソロをとっても、粋で実にお見事です。(5曲目のLundgaard、7曲目のFischer、私は、もうにんまりです)素敵な曲が次々つづくので、知らないうちに嫌な事わすれるぞぉ・・・。なんだか行き詰まってしまったとき、本当によくお世話になってしまうんですよね・・。曲もあげておこうかな。1,My Melancholy Baby2,Ask Me Now3,From This Time4,I Remember Clifford5,The Touch of Your Lips6,You Go to My Head7,Sail Away8,Nobody Else but Me9,Song for Strayhorn10,Joy Spring11,A Flower Is A Lovesome Thing12,Wrap Your Troubles in Dreams3,7がトムハレルの曲です。9はオリジナル。Strayhorn好きなんですねぇ・・。私もです。自分の好きなミュージシャン達に思いをはせながら、でも肩に余分な力はもはいらず、朗々と吹き上げてしまってるデンマークの貴公子でございました。(かなり、見た目もかっこいいのです)Jacob Fischer、って、すごく良いギターなのですよね。でも、彼のリーダー作、これ~~、って、はまってるのまだ無いのです。いろんなアルバムで聴くのですが、是非これだけ一枚、ってのが出るといいな。