The Blue Pearl/ Bohuslan Big Band Plays Lars Jansson
百合が咲き始めました。一年はあっという間ですねぇ。よりみち小径の一枚。ジョンスコがメトロポール・オーケストラと共演した新譜「「54/Metropole Orchestra featuring John Scofield conducted by Vince Mendoza」なんて、買って聴いてた。ビッグバンドもヴィンスメンドーサも、中途半端なのですが、このオランダの放送局が運営するメトロポール・オーケストラは、世界で唯一ストリングス・セクションをもつ総勢60人からなる巨大アンサンブル集団なんだそうです。(クリスさまからご拝借)で、そこの音楽監督がヴィンスメンドーサなわけ。トレイをまわすと、これがいきなりヴィンスメンドーサ、ッテ、サウンドに溢れてる。あれやこれやかけていたんですが、唐突に聴きたくなったのがこのアルバム。ボーヒュースレン・ビッグ・バンド(Bohuslan Big Band)は、わたしが尊敬してるスウェーデン在住のベーシスト森さんが在籍するスウェーデンのビッグバンドでその軽やかで羽根の生えたようなサウンド、そして、素晴らしいソリスト達でわたしを魅了してくれます。自分で演奏しないわたしは、ビッグバンドに属したこともなく、基本的にビッグバンドをあまり聞かないのですが、ヤンソン繋がりで知ったこのビッグバンドはファンです。毎年のように素晴らしい企画を考えて、チャレンジしてる。でも、15年も前のアルバムなのですがわたし的にはこのビッグバンドを知る原点になったアルバムなので未だに良く聴きます。特に、もぁぁ。。っと、心が晴れないとき、この1曲目を聴いたら、本当に爽快になるんだもん。自己検索したら、まだ、ブログにあげてなかった。。ヤンソンがアレンジ担当、ピアノ参加、そして、すべてヤンソンの曲、ジャケットはあの閣下のお嫌いな(イェ~~イ)Mimmo Paladino!完全なるヤンソンづくし!イケッ!何がなくてもこの1曲!疾走感あふれるバックをうけて、Fredrik Norenが走る。爽やかな北欧の風。やはり、豪華なオケーストレーションがついたこのヴァージョンが最高!途中に出てくるヤンソンのピアノもファンには嬉しい。5分半なのですが、ほんと、あっという間。The White Cliffはバラード。甘いだけでなく、哀愁を持った美しいメロディ。テナーサックスのErik Norstromのジェントルな音色と演奏、その後ろのサウンドもとても気持ちいい。心洗われるようなヤンソンのソロ。ヤンソンらしい躍動感あふれるA Cup of Mintzer-Tea。ミントの綴り間違いではないですよん。もちろん、あのミンツァーでしょう。(笑)ロックビートで躍り出るのはウルフワケニウス。いぇーーい!相変わらず、ノリノリなソロです。パーカッションもフィチャーされて、楽しい1曲。Changeは、静かなオーケストレーションで始まりうっとりしてると、、Ove Ingmarssonのソロが入ってかっこいい4ビートのジャズに。ヤンソンのピアノもクールだけど、次第に熱くなる。The Great Belongingが始まると、とても大きな視界が開けたように目の前に大きな空間が広がる。その大きな空間を朗々とChristfer Olofssonのトロンボーンが渡る。優しい曲なんだけど、スケールの大きな夢を観ることができるかな。Urgenは、Mikael Karlssonのテナーサックスがグリッっとつっこんできてファンキーな感じ。かなり、シリアスな感じのヤンソンのピアノで始まるUnio Mystica。即興的な感じを大きく生々しく残して、Niclas Rydhが咆える。森ベースも咆える。ちょっと強面なサウンド。こういう曲が入るのがヤンソンらしい。ヤンソンがMimmo Paladinoの作品が好きなのが良くわかる。アメと鞭。Sacredは甘く美しいメロディ。冒頭、Lars Lindgrenの丁寧なフリューゲル?の演奏とオーケストレーションの重なりはため息が出る。人の心のもっと美しい部分に触れたような気持ち。この後のヤンソンのソロの透明感、そして、叙情的な演奏は素晴らしい。The Blue Pearlはタイトル曲。どうも、レーベルサイトのライナー抜粋を読むと、「東洋の言い伝えによる”第三の眼”のことを指している。魂の宿る”心眼”といったような意味」らしいです。ヤンソンは禅にも造詣が深いんでした。って、メロディとか凄いオリエンタルなわけではなく、かなり洗練されたかっこいいアレンジです。ちょっと、コリアのスペインみたいな決めもあってエキゾッチクな感じもあるかな。森さんのベースもブイブイ踊って、圧巻はキューピーさまことAnders Kjellbergのドラムソロ。いや、お2人とも全編で活躍してますけど。シュルベリのドラムは本当にかっこいィ!繊細&エキサイティング!終演は太陽サンサンのラテンムードのEyes That Smile。ちょっと、ラテン風の哀愁あるヤンソンのソロが微笑ましい。Erik Norstrom、Jacob Andersonと繋げて、キュートに終演。久しぶりに聴いても、やっぱり、楽しかったな。今は、廃盤?品切れ?らしいです。やっぱ、わたし的北欧のビッグバンドでした。去年でた、クリスマスアルバム「Good Time Christmas/Bohuslan Big Band」は、通販サイトでは去年のクリスマスには間に合いませんでしたが、今年も一押しのクリスマスアルバムの筆頭です。是非、お試しください。1.Flyfisher2.The White Cliff3.A Cup of Mintzer-Tea4.Change5.The Great Belonging6.Urgent7.Unio Mystica8.Sacred9.The Blue Pearl10.Eyes That Smiletp Lars Lindgren, Lennart Grahn, Hildegunn Oiseth, Jan Eliasson, Fredrik Noren #1tbBengt Ake Anderson, Christfer Olofsson, Ralph Soovik, Niclas Rydh(btb)saxNiklas Robertsson(as), Claes Lindqvist(as,ss), Erik Norstrom(ts), Ove Ingmarsson(ts,ss), Mikael Karlsson(ts,fl), Jan Forslund(bs)Lars Jansson (p)Yasuhito Mori (b)Ulf Wakenius (g) #3Anders Kjellberg (ds)Jacob Anderson (pc.)写真の追加。このアルバムに思い入れのある理由はもう一つ。新潟にスカンジナビアンコネクションで彼らがきたときのサインがあるから。えっと、あとでオーヴェのサインももらったンだもん。さて、昨日は某猫屋で、面白いインタビューに立ち会って、、つっこんできた。頂いた写真での、わたしとインタビュアーの一枚は、まさに昨日話題になった「Gene Bertoncini&Kenny Poole」のジャケットみたいだった!しかし、、あぁ。。時間がギリギリで、またもサインもらうの。。忘れちゃった。。orz....★今日かけてた音楽★Another Song /Thomas Fryland Quartet トランペットが気持ちいいThe Blue PearlのFlyfisher、Sacredを聴いたら、突然、デンマークの好きなトランペッター、トーマスフライランドがジムマクーリーニをフューチャーしたこのアルバムを聴きたくなった。いいトランペットなんですよ。良く聴くのはギターとの「Playing in the Breeze / Thomas Fryland」なんだけど、今日は持ってる中で一番新しいこれが聴きたくなった。トランペッター的琴線、クリフォードの思い出もいいんだけど、なんだかつかみ所がないけど、クールでたんたんとした最後の曲も好き。ソロかっこいいし。さて、7月になりましたね♪新潟のジャズのお祭りは、「新潟ジャズストリート」です。今年は、八木兄弟、関係は4色出そろいます。★夏のコヤギ達(7/17)★Step of Three@入り船うどん八木義之(vtb) 細木久美(p) 東聡志(b)放し飼いトリオ+@ジャズフラッシュ仕方ひろむ(org) 西尾研一(ds) 八木敬之(ts) 八木義之(vtb) ゲスト:平田志穂子(vo)★夏のコヤギ達(7/18)★加賀屋ホッピーズfeat.八木ブラザーズ@NSTスタジオSWITCH加賀屋ホッピーズ(big band) 八木暢之(tp) 八木敬之(ts) 八木義之(vtb)八木ブラザーズ Ver,8.0@ジャズフラシュ八木敬之(ts) 八木義之(vtb) 細木久美(p) 大村光広(b) 西尾研一(ds)さて、それぞれの仕切りの皆さま。そろそろ、バンドのコンセプトも決まり、練習に余念がないことと思います。(きっぱり)璃事長は、今回は予測はあきらめましたので、って、ちょっとはわかるけどさ、、(爆)是非、バンドのお勧めどころをお知らせくださいませ。ここにコメントしてくれても、メールでもメッセージでええですから。来週、あたり、、再度、のせなおします。って、無視すると天罰が落ちますからね。(きっぱり)では、暑いので退散♪