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カテゴリ:社労士のネット術
先日、取材協力した内容が新聞に載った。全国紙の一面を飾ったのだから、俺としては満足のいく結果だ。度重なる保険料の値上げで、中小企業が悲鳴を上げている現状について書かれたモノだ。 経営基盤の脆弱な中小企業と大企業が同じ条件で、社会保険料を負担する現在の仕組みは、現状として様々な歪みがあり、国側はそれを無視した政策が相も変わらず続いているわけだ。 社労士という職業は、そういう歪みや矛盾の最先端にいる職業であって、国や役所、役人のいい加減な社会保障政策に、いつも悩み続けている。法律と現実の激しい乖離に、憤りを感じたり、己の無力さを嘆いたりしている社労士は俺だけではないだろう。こういう現実に、やっと目を向けてくれたマスメディア関係者がでてきたことに喜びを感じる。
記事中の東京都内の社会保険労務士・・・とは、俺のことだ。今さら、売名などしたくはないから匿名になっている。 「社会保険料を払わなくても済む抜け道はいくらでもある」と話す。・・・と書いてあるんだが、ここだけを読むと、またまた俺のダーティなイメージが膨らんでしまうかもしれないから、補足しておくと、俺はそういうノウハウで社労士業をやっているわけではないので、くれぐれも誤解がないようにしてほしい。(笑) 今回の取材にあたり、リーマンショック後に、偽装全喪した事業所とかそういう実例や取材先を紹介して欲しいというオーダーもあったのだが、そもそも、そういう会社は社労士の顧客としては対象外なので、ウチには該当例がなかった。 この記事は、もとはといえば、このブログを読んだ新聞記者さんから、取材の依頼があったところから実現したものだ。矛盾だらけの社会保障制度に警鐘を鳴らしたいという、俺の考えや主張がきっちり反映されたモノになっているから、満足している。このブログの情報発信力、なかなか強力ではないか。これも、今まで 書き続けてきた成果だと思うよな・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年10月10日 11時19分24秒
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