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カテゴリ:疾病
![]() 外出時鍵を掛けたか不安、ガスの元栓を閉じたか不安、水道の栓を閉じたか不安など、人はひとつのことを気にするとついつい気にし過ぎてしまうことがある。 それが病的になると立派な疾病で強迫性障害と診断される。 こういった場合、確認行為をあえて我慢することが治療のひとつになるが、人間の心と言うものは複雑で微妙なものである。 ![]() 「人を傷つけてしまったのではないか」 東京都内に住む30歳代の女性B子さんは、昨年から、様々な場面でそんな不安に襲われるようになった。 道を歩き、人とすれ違うと、ぶつかってもいないのに「倒れて、けがをしたのではないか」。店で棚から食器を手に取って元の場所に戻し、その場を離れると、「そこを通った人に商品が落ちてけがをするのでは......」。不安で頭がいっぱいになった時は、必ず振り返り、その場所まで引き返して大丈夫かどうか確認した。 つらさのあまり、うつ状態になり、昨年夏に病院の精神科を受診。「強迫性障害」と診断された。 強迫性障害は、ある特定の考えやイメージ(強迫観念)がわき起こり、そこから生じる不安を取り除くための行為(強迫行為)に労力と時間を費やす病気だ。 治療としてまず行われるのが、薬物療法。B子さんは強迫性障害にも効果があるSSRIという抗うつ薬を服用した。うつ状態は改善したが、強迫観念はなかなか消えなかった。 昨年暮れ、認知行動療法を行う「原田メンタルクリニック」(東京・飯田橋)を紹介され、院長の原田誠一さんから治療の考え方について説明を受けた。 強迫行為(確認)を行うと一時的に不安が和らぐが、かえって強迫観念が浮かびやすくなる。その不安を消すためにまた強迫行為を繰り返す。この悪循環を断ち切るために、不安な場面にあえて身をさらし、強迫行為を我慢してみる。すると、強迫行為を行わなくても、不安はやがて消えることが体験できる。 こうした説明を受け、B子さんは、「確認を我慢しよう」と意欲がわいた。「説明を理解するだけでも患者の症状に対する認知(見方・考え方)が変わることが多い」(原田さん)。 原田さんからは、行為ごとに不安の強さを最大100点として、表を作るように言われた。 「ごみの捨て方が悪く、収集車の人がけがをするのでは」(20点)、「横断歩道を渡ると、自分が原因で事故が起きるのでは」(80点)......などB子さんは10項目を書き込んだ。 これをもとに、点数の低い項目から挑戦、確認する行為を我慢した。最初は確認をしないと不安で仕方なかった。しかし我慢を続けると、不安が次第に消えていくのが実感できた。 こうして、今では不安度100点の「外を歩き、人とすれ違う」時、確認をしなくても大丈夫になった。 原田さんは「他の考え方に耳を傾ける柔軟性と、根気のある人ほど、早く良くなります」と話している。 【強迫性障害の症状の例】
電車のつり革やドアノブに触っただけで病気になると考え、何度も手を洗う
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最終更新日
2007年04月27日 04時16分17秒
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