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カテゴリ:疾病
人間、楽観的に考えるタイプと悲観的に考えるタイプの人がいる。 楽観的に考える人はその人自体楽だし、周りの人も気分は悪くはない。 特にうつ病の人は自分を責めがちなので、楽観的思考をすることが大切である。 「憂うつ」の悪循環を断つために、認知(認識)行動療法を取り入れてみていいかもしれない。 広島県に住む40歳代の会社員Aさん。うつ病で1年以上休職し、昨年5月から広島大病院で、他の患者3人と一緒に「認知行動療法」のグループセミナーに参加した。患者は、はじめに日常生活での目標設定などの課題を医師や心理士から与えられる。 Aさんは、毎日の目標を「1時間以上集中して読書する」などと設定。目標が達成できた時とできなかった時の「気分」と「考え」を専用の用紙に毎日記録した。セミナーの日には、4人がそれぞれの結果を報告する。すると、共通する特徴があった。 目標を達成し、気分が良い時は「時間を決めることで達成しやすくなった」などと、具体的に記録している。しかし、目標を達成できず、つらい気分の時は「自分はダメな人間だ」「このまま社会から離れていくのでは」と、漠然とした無能力感を記していた。 悲観的な考えに陥るのは、心の病気になった人に多い考え方のクセ。それが改まるよう、患者自身が考え、行動するよう働きかけるのがこの治療の特徴だ。 Aさんは復職のリハビリとして、目標のレベルを、「朝から夕方まで図書館での読書」へと上げた。ある日の昼食後、本に集中できなくなった。この時、「半日しか持たないなんて、何というざまだ」という考えが浮かび、憂うつな気分になった。 「見逃している良い点はなにかありませんか」。医師や心理士から質問されたのを思い出した。 「半日は集中できた。次にもっと頑張ればいい」と、別の考え方を見つけた。そして、気分を変えるため帰宅し、家で改めて1時間読書をした。「認知」を修正し、適切な「行動」が取れたわけだ。 こうした練習を重ねるうち、嫌な気分に襲われた時には、何も考えず少し体を動かせば、その気分が消えることにも気づいた。 全10回、3か月のセミナーが終わる8月には自信を取り戻し、10月から復職。考えが後ろ向きになった時には、すぐに別の階のトイレまで歩くようにした。仕事の能率はほぼ戻り、家族との会話も増えた。 「パターン化された考え方にはまり、悪循環に陥っていたことがよく分かった」とAさん。グループについては「同じ悩みを抱える仲間がいる安心感があり、他の人の考え方や行動も参考になった」と振り返る。 認知行動療法は、うつ病の再発予防に有効とされている。広島大精神科講師の岡本泰昌さんは「うつの症状が重い時には効果がない場合もあるので、症状がやや軽くなって受けた方がいい」と話している。 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月26日 05時42分48秒
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