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カテゴリ:疾病
「医食同源」の言葉のごとく、病気の養生には食事内容の工夫が欠かせない。 潰瘍性大腸炎の場合は、脂肪を控え食物繊維摂取に努めるなどそれぞれの病気により適切な食事法は違う。 身体的疾患は言うに及ばず精神的疾患を含め、自分の体質をよく知り、食事内容に工夫を凝らすことが重要である。 手作りの弁当を食べるB子さん。食物繊維を多くするなど工夫している 煮豚、魚肉ソーセージとニンジンのサラダ、アボカドサラダ、十五穀米......。 昨年9月に潰瘍(かいよう)性大腸炎と診断された川崎市のB子さん(21)のある日の弁当だ。 「豚肉は煮て脂を落とし、ハムやベーコンの代わりに魚肉ソーセージを使って脂肪を抑えました。十五穀米は、食物繊維を多く含んでいると聞き、使いました」と話す。 潰瘍性大腸炎は、食べてはいけないものはないが、食事によって症状が悪化することがある。 社会保険中央総合病院(東京都新宿区)の管理栄養士、斎藤恵子さんは「脂肪は、大腸を刺激します。逆に穀類や芋類などの食物繊維やヨーグルト、納豆などの発酵食品は、便の状態を良くし、腸の調子を整えます」と説明する。 B子さんは昨年9月初めに突然、おなかが痛くなって血便が出た。便に混じる血の量はだんだん増えていき、ご飯を食べるとすぐにトイレに駆け込まなければならなくなった。 翌月から同病院に約2か月入院したが、約1か月間は何も食べられず、トイレまで間に合わないため、ベッド脇の簡易トイレを1日20~30回も使った時期もあった。下血がひどくて輸血も4回行った。ステロイド剤の服用などでようやく症状が落ち着き、約1か月かけて、重湯から始め、三分がゆ、五分がゆと、普通食にならしていった。 今のところ症状は落ち着いていて、外食することもある。B子さんは「和食を中心に選びます。お酒は少ししか飲みませんが、友人と居酒屋に行くこともあります」と話す。 斎藤さんは、「肉料理にする時は脂身が少ない部分を選びます。油を使わずに調理できるフッ素樹脂加工のフライパンを使うことで、脂質は減らせます」などとアドバイスする。 ただ、好きなものを食べられないと、それがストレスになって、腸の調子が悪くなることもある。「揚げ物などでも、量を加減すればいいのです」と斎藤さん。食事の仕方に特別な決まりはない。 B子さんも、控えた方がいいとされているアイスクリームを食べることがある。「コーヒーを試したら、おなかが張ってしまって、まだ無理だったけど、今度は、シュークリームにも挑戦してみようと思っています」 斎藤さんは「カレーライスはだめでもラーメンなら大丈夫という人もいます。個人差があるので、自分なりの基準を作ってみることが大事です」と話す。 【食事療法のポイント】 ・症状が落ち着いている時は、バランスのよい食事を心がけ、暴飲暴食、脂っこいもの、刺激の強いものは避け、食物繊維と発酵食品を取る ・下痢・腹痛・発熱などの症状がある時は、ご飯やパンなどの炭水化物をしっかり取る。きのこや海藻、こんにゃくなど消化の悪いものは控える ・外食や市販の弁当などでは、脂肪、刺激物を控え、適量を心がける。レストランなどで、店の人に脂肪を少なく調理してもらうよう頼んでみるのもいい(管理栄養士、斎藤恵子さんによる) [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月11日 04時33分20秒
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